「ニュース」カテゴリーアーカイブ

自虐的自慢(JJ)の受け取り方と気の置けない友達関係のあり方

自虐風自慢=JJは初めて聞くが女性雑誌みたいな略語。自慢の敬遠は『比較の優越感+劣等感を刺激する当てつけ』にあるわけで『話すべき相手(相手の境遇・気分)』を選べば記事のJJの類は嫌味な性質でもない。

地味にウザッ!! “自虐的になんか自慢(略してJJ)”の華麗なかわし方を考えてみた

不快感を刺激する嫌われる自慢というのは、『相手の不遇・悩み・コンプレックス』などを間接的に指摘するような自慢、あるいは相手のステータスへの皮肉な言及を伴う自慢だろう。自虐風自慢は自分に言及して盛り上げてツッコミを入れているようなもので愛嬌のある自慢の類、相手の触れられたくない要素への言及はない。

続きを読む 自虐的自慢(JJ)の受け取り方と気の置けない友達関係のあり方

神戸市長田区のマンションで起こったネコの猟奇的な死骸の遺棄事件:酒鬼薔薇聖徒事件と行為障害・共感性欠如

児童期の動物虐待は良心・共感性で残酷行為を制御できない行為障害(反社会性人格)の前兆と見なされる事もある。猟奇的な遺体損壊は『自己顕示欲・生命尊重の常識や倫理への挑発』の現れにも取れるが。

マンションに目くりぬかれたネコの死骸 神戸・長田

神戸市での動物虐待・殺害事件と聞くと、1997年に神戸市須磨区で発生した『神戸児童連続殺傷事件』という異常な猟奇殺人を連想した。『酒鬼薔薇聖斗』を名乗る14歳少年が、2人の小学生を殺害し警察を挑発する文書を送りつけた事件だが、この少年も事件前に多数の猫・鳥の猟奇的殺害をしていたと報じられていた。

続きを読む 神戸市長田区のマンションで起こったネコの猟奇的な死骸の遺棄事件:酒鬼薔薇聖徒事件と行為障害・共感性欠如

教師の体罰禁止を逆手にとる『生徒の挑発行為』にどう対応するか?

学校教育の現場以外でも、自分から因縁をつけて距離を詰めて凄んでくるチンピラが、少し肩がぶつかったり手を掴まれたりしただけで、『あ~痛い痛い、お前、暴力を振るったな。腕が上がらなくなった、骨が折れたかもしれない、どうしてくれるんだよ(間接的に慰謝料・治療費を請求する)』と自分が極端な弱者(被害者)であるかのように大げさな反応をして、『常識人の側の加害者性(違法性)』を強調しようとする古典的な絡み方がある。

体罰逆手に挑発する生徒続出、どう対応すべき?

どういった状況において生徒が教師を挑発しているかにも拠るが、教師が初めに激しい体罰(暴力)を振るっていないのであれば、『体罰をするつもりはないが、注意・指導している内容について理解できたかだけを教えて欲しい』と興奮せずに普通の口調でまず聞いてみれば良い。

生徒が『理解できない・聞くつもりがない・うるせえ』というのであれば、本人だけに関わる問題なら『俺は力づくで無理矢理にでもお前にそれをさせるほど親切でも暇でもないが、○○の内申書の評価が下がったりして自分が損することにはなる。それでもいいなら仕方ないが、そんなに難しいことでもないんだから最低限の学校のルールは守ってくれ』と通告して、後は本人の判断に任せればいい。

他の生徒や授業の進行の妨害になる問題なら『他の生徒や授業の進行を妨害する行為は許されないので、邪魔になる行為をするならそれをやめるまで教室の外に出ておいてくれ、嫌なら授業中は騒がずに静かにしておくように(話し続けたいことがあれば授業が終わってからなら聞く)』と指導すれば良いかもしれない。

『やれるものならやってみろよ』『体罰で訴えるぞ』という生徒側の挑発は、『教師側が体罰・暴力を振るってくるかもしれないシチュエーション』において為されると推測されるが、正当な指導・注意をする時には『体罰をするつもりはない旨』を伝えて、言葉・対話・説得による注意(注意や指導に対する生徒の理解・納得がどれくらい進んでいるか)に徹するようにすれば良い。

続きを読む 教師の体罰禁止を逆手にとる『生徒の挑発行為』にどう対応するか?

学歴の効用(心理作用)と限界と歴史

■「学歴は関係ない」は暴論? 公平を謳う企業の採用に潜む、隠れた学歴差別の罠

昭和中期までの学歴は、大学進学率が低くて家柄・経済力と最終学歴の相関が強く、大半の庶民が経済的理由(親の教育意欲の低さ・家計の支援要請)によって中卒・高卒で就職していった。

そのため、学歴は『擬似的・近代的な身分制度(大卒=無条件のエリート候補)』に近いものとして捉えられていたと同時に、庶民の所得上昇に従って『学歴=社会・職業階層の流動性を高める制度』として親の子に対する勉強熱(学力競争の一点集中化)が急速に高まった。

家の事情で進学が許されなかった人の割合が高い50~60代以上の世代は、自分の学歴や職業的威信に対する劣等感だけではなく、『学力競争の機会の格差(家が裕福でなかったから中卒高卒に甘んじただけ)』に対する未練も強い傾向がある。

また、この世代は『年功序列賃金と終身雇用・学歴不問の採用環境(金の卵・努力と実績の人事評価)』によって、真面目に同じ会社で働き続けてさえいれば学歴が高くなくてもそれなりの地位・所得に辿り付けた層(高卒の現場叩き上げで上場企業の経営陣に入ったような人もいる)であり、『子供の教育に対する投資の余力』を持っていた。

端的には、現在30~40代の人たちの親の世代は『学歴の階層的な権威主義・俗物主義』にかなりの程度影響されている人が多く、新卒時(20代前半での卒業時)の学歴を生涯にわたって変えられない『知性・選良・権威のスティグマ(烙印)』のように捉えて、その入試難易度の高低によって相手に対する態度があからさまに変わったりしやすい。

この権威主義は、『現時点の能力・知性教養の高低』以上に『過去にどの大学を卒業したか』を重視するという意味において、擬似的な身分制度として機能していた。この世代は、経済的事情や早くにほとんどが結婚して子供を持っているという環境からしても、社会人になってからもう一度大学入試を受け直すといった選択肢自体が想定されていない世代(稀に高齢者になってから大学入試を受けてみるといったメリットを考えない課題へのチャレンジをする方もいるけれど)でもある。

続きを読む 学歴の効用(心理作用)と限界と歴史

集団的自衛権・抑止力と徴兵制の懸念にまつわる議論

同盟国(密接な関係にある国)が攻撃を受けた時に、日本も一緒になって防衛・護衛(応援)のための戦闘に参加できるという集団的自衛権には、『日米同盟の深化(米国の世界戦略との共同歩調)』と『国連の平和維持活動(国際協力活動)に対するコミットメント』という二つの側面がある。

集団的自衛権は徴兵制につながるのか?

前者の『日米同盟重視』は、20世紀の連合国軍の中軸を占め、『米ソ冷戦』にも勝ち残った勝ち組のアングロサクソン国家アメリカ(自由主義を推進する世界最強の軍事国家)に追随してさえいれば、双務的な日米同盟が万全の国家安全保障として機能するだけでなく、自由・人権を擁護する価値観闘争においても優位なポジションを保てるという信念に支えられている。

後者の『国連中心主義』は、国際機関である国連と普遍的理念を示唆する国連憲章の権威を日本が積極的に認めて、国連が行うPKOや災害復興支援などの役割を日本が自律的に果たすために、共同で任務に従事する友軍が攻撃を受けた場合に『駆けつけ警護』を可能にするものとされている。将来的には、国連の安保理・常任理事国の決議を得た『侵略国家・虐殺国家に対する集団安全保障体制(国連軍による軍事制裁)』に、日本も自衛隊の犠牲を覚悟して参加するといったレベルの集団的自衛権も想定される可能性がある。

集団的自衛権の行使をしなくても自国を侵略から守るという意味では、自国が攻撃されたり攻撃される恐れが十分に急迫している時に武力行使できるとする『個別的自衛権』でも対応が可能である。

そのため、集団的自衛権を行使するということは、『軍事同盟・友好関係による仮想敵の設定(仮想敵を攻撃することによる敵対関係の形成)』を意味することになり、集団的自衛権は武力による威嚇を含んだ『抑止力』として『仮想敵国の危機感・軍事緊張(軍拡競争)』を煽る恐れも強くどっちに転ぶかは分からない。

軍事力で仮想敵国を間接的に威圧・脅迫する『抑止力』は、将来の戦争を先延ばしする効果はあるかもしれないが、勢力均衡の米ソ冷戦下でキューバ危機や複数の代理戦争が起こったように『抑止力による威嚇・圧力』が強まれば強まるほど、潜在的な反発心(相手の真意を疑ってやられる前にやったほうが良いの先制攻撃の誘惑)も高まりやすい。

続きを読む 集団的自衛権・抑止力と徴兵制の懸念にまつわる議論

政務調査費の不正疑惑追及に応えきれず号泣、兵庫県の野々村竜太郎県議

号泣県議 奇異な言動は昔から

兵庫県の野々村竜太郎県議の市職員(地方公務員)からのキャリアを見ると、市長選・地方議員選に繰り返し出馬するなど、とにかく政治家になりたいという願いが非常に強かった人物であることは分かるが、『政治権力の使い道・政治とカネの認識』と『政治家としての資質・適性』の上で問題を抱えていたようだ。

話題になっている記者会見での号泣の場面は、インターネットの動画サイトやニュースサイトを瞬時に駆け巡り、国際社会の晒し者になるような形で醜態が広まった。

日本の政治家のレベルの低さを今までとは異なる角度で知らしめたが、『会計管理の杜撰さ(公金の私物化)・ストレス耐性の低さ・情緒不安定で衝動的な性格・逃避的(泣き落とし的)な問題解決の模索』など、地方議員としての職責を果たすには不適切な点が多すぎる。

続きを読む 政務調査費の不正疑惑追及に応えきれず号泣、兵庫県の野々村竜太郎県議