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『政治的な愛国心』にはどうしても『外部(仮想敵)との戦い・排他的な結束』を前提としやすいリスクがあるが…

政府主導+大衆迎合の『愛国心の強制』がなぜ危険なのかというと、ただ自分の国や風土、歴史が好きだからという『自然で素朴な愛国心』、個人の人権やプライベートを相互に尊重して争いを無くしていこうというような『リベラルな共生・住み分けを目指す愛国心』は、古今東西において殆ど成立したことがないからである。

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逆に、『自然で素朴な愛国心』や『リベラルな共生・住み分けを目指す愛国心』であれば、自分以外の他人にその愛国心を持つように(国のために自己犠牲を払うように)強制したり、持たないからといって道徳的・政治的に非難したりする必要がない。そもそも『自然発生的な愛国心』であれば、それを何が何でも持つようにすべきだとか持たないのが悪いとかいうような議論そのものが成り立たず、誰もが強制されたり仲間外しの不安がなくても自然に身につけていくだけの話である。

国家特にネーション・ステイト(民族国家)に対する愛国心というのは、近代の国民国家・国民教育に付随して生まれた『人工的な帰属感情・団結意識・自尊心』であり、『戦争・民族憎悪(大集団レベルの排他的な敵対感情)』にまで発展することがない自然発生的な家族愛や郷土愛、同胞愛と同列に並べるのは間違いではないだろうか。

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『現代のベートーベン』という佐村河内守のキャッチフレーズや聴力の喪失が、

虚偽に基づくものであっても、その作品自体のクオリティや人間性の評価は別であると思うが、近親者である妻の母からここまで完全に信用されず非難(否定)だけをされる人柄・生き方というのもまた問題が大きいことの現れではあるのだろう。

16年間も母にまったく会いに行かないというのも異常ではあるが、佐村河内氏との結婚の影響と合わせ、妻とその母親の親子関係自体が初めから余り良くなかった可能性もある。

端的には、享楽的な仕事嫌いの遊び人としてのキャリアが長く、佐村河内氏が結婚してから7年間で20万円しか稼がなかったというのは、ほぼヒモとしての生活を成り立たせていたということだろう(記事になっている範囲では専業主夫としての仕事をこなしていたというようなこともなさそうではあり)。

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小学校教員の男子児童に対する事件に限らず、

子供を狙った性犯罪や未成年者略取・逮捕監禁などの事件が、ここ数ヶ月で何件か連続して続いた。神奈川県相模原市で、犬の散歩をしていた小学5年生の女子児童が行方不明になった事件も発見当初は『何も覚えていない・何があったか分からない』と本人が語っていたが、その後に略取・逮捕監禁事件であったということが伝えられた。

ピザの宅配記録や東京町田市の地域で夕方に流される音楽などの手がかりから、容疑者の30歳の男が浮上して逮捕されたというが、保護された当初は事件のショックやトラウマから何も話せない心理状態に追い込まれていた可能性が高く、事後的な心理ケアやカウンセリングの環境整備が求められる。

少し前にも北海道札幌市で似たような事件が起こって、小学校3年生の女子児童の行方が分からなくなり心配されていたが、26歳の男に監禁されていた部屋に警察が乗り込んで無事に保護されることになった。少女漫画や食料品の買い込み、監視カメラの画像解析などが手がかりになったというが、それだけで犯人だとしぼり込むのは難しいだろうから、以前からその周辺地域において何らかの関連する犯罪歴か目立つ行為があった可能性もあるだろう。

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思いがけない雪の日の歩き方や滑りやすい凍結道路。

東京が16年ぶりとなる大雪・強風に襲われているようですが、近年は夏の猛暑・台風と冬の厳寒・暴風雪といった極端な天候の変化が気になります。北海道・札幌・北陸・山陰のような毎冬の降雪がある地域や山岳地帯なら、雪の日の歩行や運転には慣れていると思いますが、そうでない滅多に雪が降らない地域に住んでいると『不意の降雪・凍結』はやはり怖いものです。

天気:東京都心でも積雪 16年ぶりの大雪の恐れ

九州では冬季でもスタッドレスタイヤ(スノータイヤ)を装着している人はまずいないし、都市部・住宅地しか走らない人はチェーン装着の経験もない人のほうが多いので、いざ山・峠のチェーン規制などの警告文を見てから、初体験でチェーンをつけようとしてもなかなか大変です。

留める部分の多い昔ながらの金属製チェーンとかは結構綺麗にはめるのは面倒くさいですし(今はワンタッチ装着のプラスチック製の簡単にはめられる商品も色々でているみたいですが)、作業用の厚手の手袋などがないと雪が降りしきる真冬だと指がかなり痛くなります。

レンタカーでも福岡県は初めからスタッドレスのオプション自体が用意されていない所が殆どですが、九州全域でも山岳地帯のちょっと奥深い所に入ると冬場は凍結していてノーマルでは危険ですね。大分県の九重だとか熊本県の阿蘇だとかも今の季節はかなり降雪があって早朝・深夜はつるつるの氷に覆われていたりしますが、少し山がちな峠に入るとこの季節は日本全国どこでも雪・氷があって慎重な運転が必要になります。

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労働者派遣法の改正:新卒キャリア以外で非正規の働き方が当たり前化する雇用トレンドをどう見るか。

正規雇用と非正規雇用の待遇格差が問題視され始めてから10年以上の歳月が流れたが、全雇用に占める非正規雇用の比率は上昇を続けており、『非正規(短時間労働)を希望する人・学生や主婦のアルバイト(パート)』なども含めてではあるが、非正規率が30%以上を占めるようになってきた。

3人に1人が非正規雇用と言われる中、『同一価値労働・同一賃金の原則』が通用しない雇用待遇に関する不満がでたり、『全力就活(一度の就活で生涯のキャリアや職業的地位が決まるといった階層社会的な考え方)』を意識して、就職が決まらないだけで人生・仕事がダメになると思い込み、精神的に追い詰められる学生(その極端な事例としての就活自殺・精神病の発症など)が増えたとも言われる。

かつて学生のアルバイトというと『生活費・学費以外の自分の自由にできるお小遣い』を稼ぐための短時間の仕事というイメージが強かったが、現在では授業料・生活費(家賃・食費など)のすべてを親が出せるような裕福な家計が激減し、学生であっても『学校に通うため・生活するため』の絶対にしなければならないバイトに従事する人が増えている。

主婦のパートも学生のアルバイトも、以前のように『してもしなくても良い仕事』の位置づけから外れつつあり、『必要な生活費・学費などを稼ぐための仕事』になっている現状がある。このことが『試験前でも休めないバイト・バイトなのにフルタイム並みに長く拘束される仕事(責任やノルマを厳しく課される仕事)』などを生み出し、学業・通学とバイトの比重が逆転してしまう『ブラックバイト』といった言葉もでてきた。

厚生労働省の労働政策審議会が『労働者派遣法』の改正を検討しているが、この改正では通訳・秘書・貿易事務などの『原則無期契約の専門26業務の区分』が廃止されて、すべての職業分野において派遣で雇われる人は、派遣会社との間で『有期契約か無期契約かの契約』をすることになる。

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『人からどう思われるか(他人の目線)』にこだわりがちな日本人らしさ

を完全に無くすのはなかなか難しいかもしれない。

『人からどう思われるか(他人の目線)』を気にせずに、自分の主体性や思想信条を確立して臆せずに率直な意見・感情の表現をしながら、自己と他者の異なる意見をぶつけ合って統合・納得するという『近代的自我(脱亜入欧の自律的な人間像)』は長く日本人の憧れであった。

恋愛関係をダメにしがちな3つの悪いクセ「問題解決」「悪者探し」

だが、実際には他者(自分を取り巻く人)のまなざしや共同体の同調圧力から自由になれた『近代的自我を発現できた日本人』はかなり少なかったのではないかと思うし、日本の地域社会・企業社会の中枢に近づけば近づくほどそういった近代的自我は抑圧されやすい。

対人恐怖症(社交不安障害)がかつて日本に特有な文化結合症候群と呼ばれたように、日本人は『世間体・体裁といった他者の評価のまなざし』を強く意識したムラ社会的な調和の人生設計や無難な自己呈示を是とする社会を古代から作り上げてきたということもある。

恋愛のノウハウの話から少し逸れるが、『視線恐怖(まなざしてくる他者から自分をなにか評価される恐怖)』も平安王朝以前の貴族社会からあったと言われたりもするが、身分が高貴な人間は下位の人間の目線(値踏みのまなざし)を直接浴びなくて済むように御簾・衝立(みす・ついたて)などを置いて遮った。

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