人に好印象を与え好かれるのは一般に長所で喜び・自信につながるが、『(モノでなく)自分自身に対する不特定多数の好意・応援』で成り立つアイドル業はどんな人を惹きつけるか分からず怖いな。
28歳男、起訴内容認める=音楽活動の女子学生刺傷―東京地裁支部
ビジュアルを活かしアイドル・モデルなど有名人(芸能人)になりたい人は大勢いるが、『自分の顔・名前を不特定多数に知られ熱狂的に欲望される対象』になることは、客観的には(ファンは選べない為)粘着・妄想のストーカーやサイコパスを寄せるリスクもある。公演の仕事を続ける限り、拒絶・回避の術も限られる。
この凄惨な事件は、『意図的にストーカーになるためにアイドルの追っかけをしているような妄想性・自己愛性・反社会性パーソナリティー障害の疑いが濃い異常な加害者』に目をつけられ、被害者がなまじ性格が良くて初期の段階できっぱり断れず、流れで時計のプレゼントを受け取ってストーカー事件に巻き込まれたケースだった。
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○N分N乗方式は子育て支援策として悪い案ではないが、実質『年収600万以上のミドルアッパー層の減税策』に近い。独身者・低所得層の税負担は据置きで増税ではないが、高額の所得税を納める人は元々少ない。
<自民有志議員>子多いほど税軽減…「世帯方式」検討へ
年収1000万の単身者と2人子供ありを比較するモデルケースは『N分N乗方式の効果』の分かりやすさを強調しすぎた例だが、社保・経費を引いた課税所得が1000万を超える20?40代の高所得者(特にサラリーパーソン)は人数が少なくて大半の人に関係ない。単身で課税所得1000万なら330万負担には耐えられる。
反対に年収100~200万台の所得の少ない人、200~400万台の最もボリュームがある所得層では、元々課税所得が小さく所得税負担よりも社会保険負担(年金・健康保険)のほうが大きいくらいになる。N分N乗方式は中流サラリーマンの減税策だがこの層は既に子供がいる人が多い、追加の少子化対策効果は限定的だろう。
一人っ子の中流サラリーマン世帯が二人子供を持つようになる可能性、あるいは月数万単位の消費を増やす消費刺激効果は期待できる。ただ低所得者対策とか追加的な結婚・出産の増加という面では、元々の所得税負担が薄いので『減税政策』は効果が弱い。どちらかというと社会保険減額や消費税据え置きのほうが効果があるだろう。
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総合評価 86点/100点
『ハリー・ポッター』シリーズのダニエル・ラドクリフが主演を務める異色の怪奇ファンタジーだが、ラドクリフの恋人が殺害された事件の謎解きミステリーとして面白い映画だった。
見ると人間の本音・欲望・秘密を引き出してしまう不思議な『角(ホーン)』が生えてくるというアイデアは突飛だが、この角の効果の映像化によって、『隠し事ができない我慢ができない人間の動物性・愚劣さ・秩序崩壊』のシュールな場面を楽しむことができる。
角の切断をイグ(ダニエル・ラドクリフ)に依頼された外科医が懇意の看護師とファックをし始めたり、傷心のイグと寝たグレンナが突然異常な食欲を見せてねじこむようにドーナツを次々に口に詰め込み始めたり、以前から恋心を抱いていて相棒になれたことを喜んでいた男性警官二人が自己抑制できずに同性愛の行為を始めたりする。社会的・倫理的・常識的に抑制すべき行動や欲求、発言(暴言)をイグの『角』を前にすると抑制することが不可能になってしまうのである。
幼馴染みの恋人メリンにプロポーズする予定だった夜、イグは何も理由を告げられないまま別れを切り出される。納得できないイグは激昂して、レストランを飛び出し独りで車を走らせる。車中で浴びるように酒を飲み酔いつぶれてそのまま寝てしまうが、翌朝目を覚ますとメリンが何者かに殺されていたことを知る。
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○紛争国における非戦闘地帯が言葉遊びであるように、『法的な戦闘行為』か『違憲でない武力衝突』かも自衛隊の安全・生死とは関係がなく政府のPKO維持の為の建前の合憲解釈に過ぎない。
「法的な戦闘ではない」=南スーダン派遣部隊の日報めぐり―稲田防衛相
南スーダンの政治情勢は停戦合意後も安定しておらず、自衛隊がいつ稲田朋美防衛相の言ういわゆる『武力衝突』に巻き込まれ殉死者(戦死者)を出すかは分からないが、『憲法解釈(戦闘行為か武力衝突か)』以上に客観的事実を誤魔化される恐れのある『日報の廃棄(日報がもうないと嘘をつこうとした)』の方が問題だろう。
さすがに自衛隊の海外派遣で戦死者が出た場合に事故死・殉難死で煙に巻くはしないと信じたいが…『非戦闘地域・法的な戦闘行為』など言葉の合憲性確保の都合はあるにせよ、紛争・テロが頻発する地域の暫時的治安は自衛隊の安全を保障しない、国際貢献・同盟軍の為の戦闘も有り得るリスクと事実を踏まえての派遣となる。
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三鷹ストーカー殺人事件は陰湿なリベンジポルノも同時に行われた凶悪事件で、主観的な悪質性は高く応報の見地だと量刑は軽く思われるが、類似の殺人間で大きく量刑を調整すれば逆に裁判の公平性を揺るがす。
<三鷹ストーカー事件>「懲役22年は軽すぎる」両親が心境
裁判員裁判では『量刑分布表』が配られ参考にされるのが問題という両親の気持ちは分かるが、裁判員の『主観的・応報的なその場の思いつきの量刑の重さ』だと裁判員裁判はどんな思想信条の人が裁判員になるか(応報感情が強いか不遇な過去に同情するか)で大きな量刑の差が出てしまう。判例を踏まえた大まかな目安は必要だ。
殺人の量刑が『赤の他人・無差別』より『人間関係・男女関係』があったほうが軽くなりやすいのはおかしいの意見は、状況や立場、関係性で変わってくる話だが、一般論として人間関係のトラブルや過去の怨恨など何もない赤の他人から不意に襲撃され殺されるほうが悪質性が高いというのは、社会秩序維持の観点では合理的だろう。
ストーカー殺人事件は10~30代の女性の恋愛というか男性選択(男性の本当の性格・対象喪失におけるストレス耐性)の難しさを示すものであり、確かに自分がもし女性で池永チャールストーマス被告のような執着心・独占欲が異常に強くて言葉が通じず別れられない何するか分からない相手と知り合ったら厄介だろうなと思う…
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今の女性はメイクや服装に気を使い綺麗な感じの人は増えたが、半端な美貌ではちやほやはされても食えない、『人並み以上の自己評価+モデルなど華やかな仕事への憧れ』がうまい話に反応するスキを生む。
モデル勧誘、契約者の27%に性的要求 内閣府調査
社会経験や対人交渉の経験が少ない10代?20代前半の女性を言葉巧みに騙し、契約内容の詳細を説明せず署名させ、コワモテの男で囲んで性的な仕事を強制するのは犯罪行為だが、ほどほどの美人で『性的要素のない外見の撮影だけ』で報酬が貰えるモデルの仕事はまずない。芸能人は『見た目+αの売り・コネ』を持つ人たちだ。
確かに地方の事務所・出版社などで地場企業の広告モデルだったりちょっとした冊子の撮影モデルを募集していることはあり、イベントや撮影会の自己開催のモデルとかの仕事はあるだろうが、それは『華やかな世界、専業で豊かな生活ができるモデル・芸能の仕事』とは遠い地味な世界だ。うまい話は向こうから転がってはこない。
なぜこんな馬鹿げた話に騙されるのか。ビジュアルの職業化・実利化は現代では非学力コミュニティでかなり人気のようだ。『若さと相まったほどほどの美のアドバンテージ(周囲が甘くてちやほや)』は自己の過大評価を生むが、現実(地味なバイトや恋愛)と潜在的な野心のギャップに褒め殺しの誘惑でつけ込まれる。
続きを読む 現代における美貌の相対価値の下落とビジュアルで仕事したい女性の心の隙間:モデル勧誘で契約した人の27%に性的要求あり →
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