「人生哲学・自己啓発」カテゴリーアーカイブ

男女のカップルの極端な年齢差に生理的嫌悪感を感じる人の心理:若さ・美・財力・能力の市場的な釣り合い

ある女性が、男女の恋愛の年齢差について『極端に年下の女性』を好むのは生理的嫌悪感と年齢差別を感じる話を書いていたが、女性の過半数はそう思うだろうし、10歳以上離れると『純粋な恋愛』という感じにはならない。今まで女性から『男は所詮若くて可愛くてまっさらな女が好きだからね』という言葉は幾度となく聞いた記憶もある。

男性心理というか生殖適応の観点からは、男性は若い女性を視覚的・反射的に好む傾向はあるが、若い女性が苦手な男もいるし、会話は同世代以上のほうが内容はある。僕は年齢の上下にはこだわらないが一般に年を取ると、自分が若い頃よりも距離を詰めてくれる『若い女性(女性なら若い男性)』はキラキラして見えやすいのかもしれない。

男性が極端に若い女性を好む時には『容姿の好み・若々しい肉体や仕草・性的な欲求』だけで『精神のつながり・無償の愛・存在の受容』を蔑ろにしているのではないかという批判は概ね妥当だ。おじさんが若い女性に求めるのは真剣な交際・性愛そのものよりは、一時的な癒し・人生の重石がない人の笑顔の軽みみたいなものだ。

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大卒者の経済価値の変化と奨学金を返済する負担の影響:日本は学歴と潜在能力のみでは食えない雇用構造である

○大卒者の経済価値(見込み賃金)は大学進学率が低い社会ほど高く、学歴のみで官僚的な昇進システムに組み込まれる資格になる。現状は大学・学生の格差が開き、出世払いできる人の率が下がっている。

大学無償化で「出世払い」検討=豪州型参考に―人づくり革命

先進国は教育インフラ整備の政策として大学無償化に舵を切るが、その為には『無償化される価値(将来の支払い能力の確度)がある大学・学生』の選別がなければ、コスト対効果が低くなって大学支援金の返済率も低くなるだろう。1980年代以前のように大卒というだけでエリート候補で優遇される時代ならば良かったが。

日本の学歴社会の特殊性として『形式的な最終学歴』が重視され、『新卒採用・長期雇用のパスポート』のためだけに大学進学を目指す人が多いことがある。どんな大学でも大卒であれば高卒・専門卒よりも知的に優秀で企業で優遇されるべきという慣習的な価値観が根強かった。今後は大学教育の内容と専門性がより重要になる。

先進国では高学歴化・大学進学率上昇があるが、過半数が大学に行く社会になると、近代初期にあった『大卒=学歴で食える社会・企業のエリート候補』の見方は成り立たなくなるわけで『大卒者間の実力評価・待遇の格差』がより大きくなるのは必然だった。かつて高卒が当たり前だったのが大卒が当たり前に近づいた結果でもある。

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職務質問は『任意』の建前だが実際に拒否するのは難しい:拒否しすぎると余計に怪しまれる悪循環

職務質問は任意だが半強制に近い実態があり、拒否すればするほど怪しまれ警察が引き下がる事はない、よほど反警察の信念や時間の余裕がない限りは応じたほうが無難である。

「公妨だ!」警官10人に取り囲まれ、執拗な所持品検査…エンジニア男性が国賠提訴

職務質問を拒否することは国民の権利ではあるが、一定の嫌疑を感じた人に対するあらゆる職務質問をあっさり拒否できることが慣例化すると、『所持品を見せても問題ない素直な善人』にしか職務質問が有効でなくなり、『所持品を見せると犯罪が露見する悪人』は職務質問をにやにやと拒否できるおかしな事態にはなる。

違法薬物の使用者・販売者などが、職務質問を受けた場合には、相当に強いプレッシャーをかけたり大勢の警官を集めてもなお『職務質問・所持品検査の拒否姿勢』や『車内への閉じこもり』を続ける傾向があり、職務質問を拒否した人に『はい分かりましたの対応』だと一定の確度で疑いがある相手も調べることが不可能になる。

警察も執拗な職務質問や横柄・無礼な話し口調だったのかもしれないが、このエンジニア男性も出社で時間がないといいながら『職務質問の拒否の意思』が相当に強固だ。やましい事がなくても職質を拒否する法的な権利はあるのだが、意地でも絶対に見せない態度を怪しいと思ってしまうのも人の心理である。

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1人4万円の高額なコース料理にはどんな価値があるのか?:形の残らないものにお金を使いたくなる心理・相手

高額なコース料理の価値は高級料理や贅沢空間が好きな人でなければ低いが、『一緒に行く人・喜ばせたい人』で価値が変わる。

コース料理に1人4万円!形の残らないものにお金を使うのは無駄? 匿名ブログで議論「自分の偏狭な価値観に閉じこもるのはよくない」

1食1万円以上する高級料理、1泊2万円以上する高級な旅館やホテルなどは、元々『セレブな食事の時間・贅沢で快適な空間』を疑似体験したいような人でないと、それだけの価格の価値があるかは微妙だし、一人でもそういった高い料理やホテルを敢えて選ぶ人は少数派ではないかと思う。

男性と女性で高級コース料理の捉え方は違うが、女性でもそこまで外食の高級料理に興味がない、他に使いたいという人も多くいるわけで、経済的余裕とお互いの価値感次第だろう。男だと『これから親しくなりたい惚れた女性』には、見栄を張ったり女性の価値を高める喜びを得る為に敢えて高級店に行きたがるケースはある。

結婚していて十分長い付き合いがあるのに、奥さんの誕生日とかに『高級なコース料理がでる人気店』を自ら予約してまで一緒に食べたいという夫は、経済的余裕と伊達・風流な気質があり、奥さんを異性として見る感情がかなり残っている可能性が高いとは言えるかも。金持ちでも新鮮味を感じる浮気相手だけ高級店に連れていく家族軽視・妻軽視の良からぬ輩は多いわけで。

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牛乳石鹸のCMに集まった賛否の意見:元気のない夫に指示する妻、父権の喪失と状況に流される人生か。

牛乳石鹸のCMが話題になっていた事さえ知らなかった。『牛乳石鹸の販促CM』としては買いたくならないので効果が薄いと思うが、『現代で失われた父権・父の存在感・男の生きがい』みたいなジェンダーのノスタルジーを匂わせるCMの造りではある。

http://blogos.com/outline/241174/

父親の目がぼんやりうつろだからうつ病ではないかと引用記事にあるが、そういったアンニュイな焦点のぼけた目線が俳優の新井浩文氏の味みたいな所がある。しかし、家庭か会社かで何か悩みを引きずっていて覇気を失ったような目線にも確かに見える、このCMのメインキャストには余り向いていなかったのかも。

会社の行きがけにごみ捨てをして、子供の誕生日にケーキとプレゼントを買ってという父親の行動が、自発的なものではなく妻からの指示に従うどこか機械的・うつ的で不満げな行動である事に違和感が生じるのか。子の誕生日に帰ってこないので妻から電話があるが、急ぎの用事・会話もないのに、なぜ一言もなく完全無視なのか…

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『夫の悪口・切り捨て』に対して、なぜ『妻の悪口・切り捨て』は少ないのか?:男性そのものへの必要性や愛情の弱まりやすさ

『旦那を捨てたい人』だけでなく『嫁を捨てたい人』もいるはずの意見もあるが、男女の欲望の差異として『十分な金銭・生活保障+子供』だけで本心から満足できるのはやはり女性が多い。

「旦那捨てたい」に神回答 横浜市「イーオのごみ分別案内」、AIがまるで人生相談 「的確な答え」と話題

シングルマザーの女性が3億円の現金を持った時、大半は『結婚の選択』をせずに自分と子供の人生設計を男抜きですると推測されるが、離婚した男が3億円の現金を持った時、『より良い女性』を探そうとする者の割合は相当なものになるし、もう一度再婚する者も多い。中には美人に騙されてすっからかんになる者さえ出る。

旦那を捨てたいと思うような人は、旦那のDV・モラハラ・犯罪・借金・無職・浮気などの問題がないのであれば、初めから『家庭生活を維持するために稼いでくれる人』の部分に重きがあり、『人間・異性としての愛情や欲望の度合い』は低かったと思われる。その相手でなければならない唯一性や惚れた運命性が初期から弱い。

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