男女は究極的な思想・生き方は合わない事も多い。「協調・真面目・適応・規範・仕事好き・自分が折れる・孤独回避の優先」が結婚向きな男の特徴ではある。男と女は言葉の用い方が違うだけ。
「男は言葉が不自由で近視ぎみ」と思えばいい。“男女の戦争”の終え方(http://mixi.at/aeTOh8R)
男は感情を言葉にする力が女性に比べて低いというより、男女の性選択の進化プロセスで、男性は感情を言語化して女性に要求するメリットがなかった事が大きい。女性は年代や関係性によっては、感情を言語化して要求・警告したりする事によって、近しい男性の行動を変化させてメリットを得られる歴史が長かった違いがある。
現代でも男性は感情を言語化して「こう感じているからこうしてくれ」などあれこれ訴えるよりも、実際に行動したり適応したりで稼いだり影響力を持つ役割の履行に重きが置かれる。「男も泣いていい」のジェンダーフリーはあるが、年齢のいった男性に泣き喚かれて助けや癒しを求められても、大半の人は困るのが現実だろう。
続きを読む 男女の喧嘩・戦争について,男性と女性は究極的には価値観・生き方が合わないことも多い →
○どんな親でも子は孝行すべきの儒教道徳の時代ならばともかく、現代は「親を尊敬か軽蔑か・親に感謝か憎悪かの成育歴の違い」でその人が想定する親子のイメージが180度違い、相互理解もかなり難しい。
75歳父を数十回蹴って殺した疑い、同居の42歳逮捕 (http://mixi.at/aeVDMvS)
子に責任を多く求める人もいれば、親に責任を多く求める人もいるが、「数十年以上に及ぶ親子関係の内容」や「親の子に対する育て方や干渉の仕方・子の親に対する接し方や価値観」などが分からないと、殺人自体は犯罪の悪事であるが、責任配分や善悪の程度を含めて一方だけを責めても実態と食い違っていることは多いだろう。
そもそも、男同士は親子であれ兄弟であれ親友であれ、「密着的な同居(生活空間の共有)をするとトラブルが多い傾向」を理解しておいたほうがいいかもしれない。男の同居のストレスは、遺伝的・進化的な原因もある。ゲイの人など個人差はあるが、単純に「縄張り意識・主導権争い・力での抑圧」になりやすいのだろう。
中年以上の兄弟の同居も、収入の格差や就労状況などによって、お互いのプライドを傷つけ合う非常に激しい喧嘩は珍しくないようだが、男同士が嫌々ながらも同居する状況というのは、端的に「お金がなくて同居せざるを得ない・仕方なしに一緒にいる」が多いので余計にちょっとした生活態度の不快感などでトラブルを誘発する。
殺人まで発展したこの父子関係でも、ここに温和な調停役のお母さんなりお姉さんなりがいて、介護的な役割を代理していたならば、この40代の息子も「まあまあ、ここは私たちに任せて」とでも言われて、殺人に至るまで蹴り続けなかったかもしれない。男所帯は貧困になって追い詰められれば、暴力の支配が前面にでやすい。
続きを読む 75歳父親を蹴り殺した42歳息子。現代で仲の悪い老親と同居する難しさ, 若者の“中二病離れ”について雑感 →
○シモーヌ・ヴェイユは神・真理につながる美(美への服従)として『美しいものに対する支配・所有』でない『美しいものへの憧れによる自己否定(無力・醜さ自覚)』を説いた。俗な男女の美学に転換すると多義的なアイロニーの面白さもある。屈服するほどの対象の美の知覚ができるのは、自分に華ある若者より中高年かも。
美はただ一つの究極的なものであって、人間の果たすあらゆる努力の中に存在すると説明されるようなシモーヌ・ヴェイユの美とは享楽的な異性愛の美とかではなく、神の全知全能の顕現としての美を無条件で礼賛するようなものである。世界で唯一、手段ではなく目的としてあるものが美とするヴェイユの感性は面白い。
続きを読む シモーヌ・ヴェイユの美学について雑感、 安室奈美恵の40歳引退について考える →
一方的な借金や労力の要求なら断るのは簡単だが、「相手の好意・善意」があって自分の気持ち・都合だけで断る時は何らかの精神的抵抗や申し訳なさは生じる。OKしたり断ったりなら関係は崩れないが、食事の誘いもずっと延々断るなら崩れる。
相手を不快にさせない!上手な断り方3つのポイント
いくら毎日忙しいといっても、近場にいて行こうとする気持ちがあれば、食事やコンサート、映画などに、半年以上も絶対いけない(1日も半日程度の自由がない)理由は殆どないはずだから、「自分の気持ち・都合以外の理由づけ」は難しくなる。相手を不快にさせないというより、早く断るは心理的負荷を下げる断り方だろう。
続きを読む 相手を不快にさせずに断ることの難しさ:特に男女関係ありきの誘いは断れば相手は傷つくか不快になりやすい →
部活動の顧問による指導と称した犯罪的暴力によって命を奪われた高校生…昨夜ニュース特番で少し見たが、『部活と企業+犠牲になる人』には一定の共通点はある。近代の規律訓練と集団適応が『上下関係・秩序への絶対服従』となって現れやすいハードな部活・企業で、真面目・責任感・根性のある非個人主義の子ほど危ない。
文化部・帰宅部を選び部室・家で好きなことをしようとかいうタイトな上下関係を嫌う個人主義者、規範や秩序、強制から距離を置いて全体俯瞰で頭を使うタイプは、組織適応はいまいちな人も確かに多いが、一面では『部活・企業で殺されない人(理不尽な上下関係・暴力に堪えない、場所やルールを上手く変える)』かもしれない。
真面目・責任感・根性があっても、根の部分で『私は私、あなたはあなた(究極的にあなたとの間で上下関係はなく一定以上の暴力・侮辱を容認しない)』の不遜な個人主義者というのは、殴られっぱなしにならないというのもあるが、固定された上下関係や同調圧力・身分区別のある集団を居心地が悪いと感じて、するりと距離を置くのかも。
続きを読む 部活動の顧問による暴力的指導による死亡事件:なぜ真面目で協調的な人ほど『部活・会社』が危ないのか? →
心理職は真面目に相談者を思いやる人ほどストレスが強くなる仕事だが、行政の心理職は『共感的理解のレベル・相談者への寄り添い』を敢えて落として数をこなす適当さがないと疲弊して務まらない。
「もう動けん」自殺の娘、眼鏡に涙の跡 嘱託職員の遺族
自殺された非常勤職員の心理職の女性は、おそらく『家に持ち帰ってでもクライエントの悩み・生活を心配して考え続けるタイプ』だった可能性があるが、そういったセンシティブな共感と寄り添いは確かに大きなニーズを生むが、皮肉なことに行政の無料相談では上司は個別の質・対話の深みより数・無難な処遇を評価するだろう。
非正規差別と心理職の雇用・権限・収入の乏しさの問題があるが、現実問題として専門性のある心理一本でまっとうな収入を稼ぐことは大学の教授職でなければ、中堅以上の病院の心理スタッフ(テスターに近い)の正規雇用か非常勤講師掛け持ち以外は、公務員系しかない。営業力とカリスマ性があれば開業もあるが安定はない。
続きを読む 北九州市で心理職・嘱託職員の女性が自殺:臨床心理士でも正規雇用のキャリア・収入増加が難しい心理職の仕事の問題 →
政治経済・社会・思想の少し固めの考察から、日常の気楽な話題まで!mixiの日記・つぶやきのログも兼ねてます。