「医学・医療」カテゴリーアーカイブ

熊本地震の被災地のインフラ復旧が進む:車中泊によるエコノミークラス症候群の問題

ライフラインの要の電気が復旧して良かったが、被災地では『ストレス・不便の多い避難所生活』が当面続く。ガス・水道は管の損傷具合によって復旧が難しそうだが、清潔な水が出るだけで生活はかなり改善する。

熊本全域で電気復旧 ガス・水道は一部停止続く

飲料水、生活用水を全てペットボトルや給水タンクに頼らなければならない生活は相当に不便。水の残量を常に気にしておかなければならず必要なだけの水を思い切って使えない。下水道・水洗トイレが使用できないストレスも大きい。汲取りではない一般トイレで水が流せないと臭気に弱い人は使いづらく体調悪化の原因にもなる。

水が流せないトイレ施設は実質的にトイレとしての使用価値がすぐなくなるが、携帯トイレも慣れてないと使いづらく『人目を避ける場所・廃棄の場所』も必要だ。男性なら少し離れた屋外で用足しもできるが、汚物と距離を置く文明生活に慣れた現代人にとってトイレ外での排泄そのものがストレス、トイレの機能化は優先度が高い。

電気・水道・ガス・トイレは、現代の文明生活にとっては24時間いつでも使えて当たり前の公共インフラでありライフラインであるが、それが数日でも完全に遮断されると心身の調子を崩す人が出やすくなる。当たり前の日常生活の背後に、止まることのないインフラがあるが、震災や避難所はその必須性を改めて浮き彫りにする。

震災被害の急性ストレス反応(自律神経系から循環器・呼吸器の異常)、車中泊のエコノミークラス症候群は致命的疾患になる危険がある。避難所生活のストレスの影響や持病悪化、遅れて発症するPTSDも懸念される。

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認知症・要介護者の同居家族に対する家族の監督責任・賠償責任はどこまで認められるべきか:認知症の在宅介護の限界

愛知県で認知症の91歳男性が電車にはねられた死亡事故で『家族の賠償責任』は認められないとする妥当な最高裁判決がでた。注意すべきは『認知症者の事件事故に対する家族の賠償責任を無条件に免除するわけではない』ということ。仮に介護者の年齢が若く十分に監護できる生活実態があれば事故の賠償責任が生じる恐れがある。

岡部喜代子裁判長は、認知症の人や精神障害がある人の家族などが負う監督義務について『同居しているかどうかや介護の実態、それに財産の管理など日常的な関わりがどの程度かなど総合的に考慮すべき』という判断を示したが、認知症者の面倒を見れないと判断した家族の『同居・介護の回避』を促進する恐れもある。

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辰吉丈一郎が何歳になっても現役ボクサーとしての鍛錬・生活を続けるのはなぜなのだろう?

プロスポーツ選手は『金銭・名声』の為に腕を磨く動機づけも強く引退後に不摂生・贅沢・女等で身を持ち崩す者も多いが、辰吉丈一郎はボクシングを利益・期間不問の『道』とした感じがある。

辰吉丈一郎が無収入でも引退勧告されても「ボクシングをやめない理由」

薬物逮捕で騒動を起こした清原和博は高級車を買い集める車道楽が銀座遊びと併せ『経済難』の一因になったとされるが、薬師寺保栄(辰吉が挑発して敗れたが)も車好きで知られる。辰吉は大金を得た後も『車や豪邸・女・夜遊び・外見』等での享楽・虚勢に関心を奪われた形跡が薄く、ボクサーとしての鍛錬の日課を乱さないストイックさは際立つ。

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『夫源病(妻源病)』と人間関係の悪化による対人ストレス

夫源病(妻源病)というのは現代的な新しい概念であるが、家族や親しい相手であっても『最低限度の配慮・礼儀・距離感』がなければ、持続的にストレスの小さな良い人間関係を続けることはできない。

実質的に嫌いになったり無関心になったりした相手とでも、家族の形態(法的な互助・同居の義務)がある限りは一緒に暮らさなければならない悩み、全てが気に入らなくて関わりたくないと思うようになってしまった相手からあれこれ監視・干渉・指示されたりするストレスと考えれば、概念は新しいけれど古くからある問題(昔はどちらかが辛くても合わせて我慢したままで終わっていたケースや家族・夫婦とはそういうものだから仕方ないで体調を崩しながらも忍従していたケースが多そうな問題)でもあるのだろう。

最近体調悪いかも…原因は夫にあり?夫源病とは

夫源病(妻源病)を引き起こす人の顕著な特徴は『身内(家族)であればどんなわがままな言動をしても良い・妻(夫)であれば自分のわがままや甘えを察して受け容れたり満たしてくれるのが当たり前である・思い通りにならないと幼稚な醜態を晒すがそれが身内なら何も恥ずかしくない』といった価値観を持っていて、『最低限度の配慮・礼儀・距離感・自尊心』がまるでないということである。

『親しき仲にも礼儀あり・自分と相手の人格や時間は異なっている(自分と相手には固有の生き方や内面があり完全に一致することはありえない)・家族にも一定の配慮や遠慮が必要である(家の中での生活音や言動のあり方にも一定の注意が必要)』という感覚が欠如しているために、悪循環を繰り返す『共依存』に陥ったり、自分の欲求不満を叶えてくれない相手に怒り・不満を募らせて『DV・モラハラ』をしたりするのである。

なぜもっとも近しい間柄である家族との間で夫源病や妻源病が起こりやすいのか、特に男性側のモラハラ的な言動が原因となる夫源病のほうが妻源病よりも起こりやすいのか。

その理由は、『旧来的な男女の性別役割分担の過渡期』と『実質的に破綻した夫婦・家族の関係を継続せざるを得ない事情(女性が経済的理由によって人間的に好意や関心を持てる面がまったくなくなった夫にでも経済的に依存せざるを得ずなかなか離婚ができない等)』が関係していると考えることができるだろう。

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スキーバス転落事故、ギアがニュートラルに、 1日30分の歩行で糖尿病リスクが下がる

カメラ映像ではハンドル操作を辛うじてしていて居眠り運転ではなさそうだが、制御困難になったのはブレーキ・ギアの故障かベーパーロック現象か。速度超過・フットブレーキ多用の過熱も原因になる。

バスのエンジンブレーキ利かぬ状態 ギアがニュートラル

走行中にギアをニュートラルに入れたのか事故後に入ったかは分からない。速度超過でNに入れても、車重のあるバスは特に制動距離が長くなり危険なだけだが、N以外にギアが入らなくなった故障の可能性も。フットブレーキを必死にかけても速度が落ちてないので異常はあるが、自重だけの加速か初めに速度超過があったのか。

峠道・山道は普通車でも、直線部分だけ突っ込みそうなかなりの速度まで加速して、カーブ手前や途中でフットブレーキで急減速する人もいるが、仮にバスでこんな危険な運転方法をしていたら下り坂での自重の加速度を制御できなくなった(フットブレーキが加熱で効かなくなった)恐れがある。一定速度でゆっくりが一番安全だ。

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「紹介状なしの大病院の受診」は約5000円の負担増に:大病院信仰は強いが個人クリニックとの使い分けを。

検査設備の充実・専門医などから大病院信仰は根強い。実際、町医者の診療所では対症療法中心で、軽微な症状の訴えだけで精密検査・画像検査はやらないので見落としリスクはある。内部の異常・がんに神経質になるなら人間ドックでも定期的に受けるべきだろう。

「紹介状なしの受診」負担増に賛否

健康マニア(心気症傾向)・検査好きな人でもないと、待ち時間が異常に長い大病院に風邪のような軽微な症状でいきなり『紹介状なしの受診』をする人は少ないし、予約してなければ一日がかりの診療になり、MRI、生検等を希望すれば別の日に改めて検査になる、患者数も多いので余計な感染症を貰うリスクもある。

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