「心理」カテゴリーアーカイブ

若さの価値と老いの自覚:若いというのはどういうことか?老いを受け入れられなければ苦しい

若さとは『説明・解釈・蓄積を必要としないストレートな力と健康』である。成熟とは他者との関わりや蓄積・運命・限界によって解釈される『自己存在の納得と赦し』だろう。

年をとって分かったこと 「40過ぎたら毎日どこかが痛い」「季節のものが愛おしい」

若いということは、客観的な年齢もあるが、『今の自分を大きく向上させ環境・関係を変えられる自信や体力』があるということでもあり、『過去の蓄積・しがらみ』を振りほどく力を潜在的に持つ。年齢を重ねると役割や関係、責任が良くも悪くも積み重なり、自分と他者にとっての『自己像の固定化』で保守的になりやすい。

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『性暴力は死ぬ気で抵抗すれば防げる』という間違った認識で抑圧される女性:性暴力は物理的暴力・死の恐怖も含んでいる。

性暴力はどこまでエスカレートするか分からない物理的暴力でもある。現代人の大半は本気で殴られ脅される暴力に耐性はなく女性なら尚更である。

「性暴力は死ぬ気で抵抗すれば防げる」にジョン・カビラ猛反論 「自分の娘が被害に遭ったとして同じ言葉を言えますか?」

60~70代の男性が『性暴力は死ぬ気で抵抗すれば防げる』と勇ましい事を言うが、裏返せば『(レイプされた妻・娘の落ち度を責める型の)男権主義的な女性の性的な独占願望の変形』に過ぎない。女性の生命・貞節を守ろうとしての抵抗論ではなく、女性を夫・父の所有物と擬制しての抵抗強制(性犯罪被害=恥・穢れ)に近い。

女性を夫・父の所有物と擬制する抵抗強制は、あからさまに賛成する男は現代では少ないが、妻・恋人などがレイプ被害にあった時に『被害を受けた妻・恋人を責めたり避けたりする男』は少なからずいるのも現実だろう。被害を受けた女性が自分自身を責めたり穢れを感じて自己否定するセカンドレイプやモラハラとも関係する。

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旦那に死んで欲しい妻が書き込む『旦那デスノート』:自立困難な状況で嫌いになった相手(夫)に中途半端に依存しないと生活できない苦しみ・恨みの問題か

今でこそ結婚の理想として『一緒に苦労しても良い・幸せにしたい』が語られるが、日本の結婚の現実は常識・扶養・子供・性別役割で規定されてきた為、不満・憎悪はでやすい。

「今すぐ死んで欲しい」 旦那の死を望む妻たちのSNS「旦那デスノート」が話題に

旦那の死を願うなら、妻は離婚するか自分が自立できる経済力を身につければ良いという意見、夫に死んでくれといいながら夫の給料で生活しているのは厚かましくてわがままという意見は多いが、逆説的だが『嫌悪する相手から扶養されなければならない自分の弱者性』があるからここまで苛烈な憎悪・殺意が芽生えるともいえる。

男性側にATMになりたくないの被害者意識を持つ人もいるが、よほど高所得で気前よく財布を預けて任せてくれる男ならともかく、生活費ギリギリか足りないくらいのお金を恩着せがましく出す男なら、女性側も別に嬉しくはなく精神的な負い目・拘束感のほうが強くなる。関係悪化すれば人格批判のモラハラも受けやすくなる。

結婚・夫婦の生活共同体では『相手の人格・存在・能力・魅力を否定して嫌い合う関係』や『自分ばかり負担が大きくて損している・相手は何の役にも立っていないという気持ち』になれば、一緒に暮らし続けることは非常な苦痛や虚しさを伴い基本的には無理なのだが、どちらかの自立性が不十分なら簡単に離婚はできない。

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『話しかけやすい人』と『話しかけづらい人』は何が違うのか?:ちょっとした顔見知りの相手との距離感や断る事の難しさ

初対面での話しかけづらさ(その場限り)はよほど無愛想・拒絶的な雰囲気の相手でもない限り感じないが、『二回目・三回目以降の話しかけやすさ』を維持しながら人間関係の距離も調整できる人は少ない。少し顔見知りの相手の扱いは難しい。
「話しかけづらい人」が無意識にしている5つの行動

一回目に話しかけられた時は、常識のある大半の人は愛想よく丁寧に応対するものだが、二~三回目以降は『その相手との持続的な付き合い・距離感の近さ』も関わるので、仕事上の必要性などがなければ、相手と視線があって近寄ってきた時などにどう返そうか迷う人は多い。気づいていない振りをした場合、大抵は相手にばれている。

顧客に専従する営業職などでは、ちょっと面倒だと感じて仕事外の場で見かけて避けるような素振りをしたために、担当を外されたり契約を変更されたり苦情がくるケースもある。顔を見かけたら必ず挨拶を交わすような関係は、親しくなりたい相手でなければ正直言って面倒だが、気づいていてさりげなく避けるは印象は悪化する。

『話しかけやすい人』というのは、第一印象(初対面)では表情や姿勢、雰囲気もあるが、端的には『この人は必ず好意的なレスポンスを返してくれそうという安心感・受容感を感じさせる人(感じさせる安定した対応を繰り返してきた人)』であり、向こうから近寄ってきて笑顔で挨拶するような人は基本的に話しかけやすい。

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ストレスを感じにくくするための認知療法的な工夫と対人関係の割り切り

認知療法の基本を説明した記事だが、『客観的な出来事』をどのような方向にも意味づけできるというフラットな心理状態が準備できていないと効果は薄い。他者の内面に執着できず問題の本質を抽出すると良い。

ストレスに感じる人と感じない人の大きな違いとは?

大部分がコントロール不能な他者の人格・内面に執着してあれこれ悩むのは、問題解決にも自己肯定にも役に立たないという意味で『考えても仕方がないこと』である。それが十分に納得できた時に人間関係の悩みから来るストレスの半分くらいは軽減するが、頭で分かっていても腑に落ちて自他を分離できるかの個人差は大きい。

上司から同僚の面前で叱責された時に、恥をかかされたとか自分はダメとか思い込む事は多いだろうが『上司の人格・内面に関わる人間関係(人の好き嫌い)の問題』と『仕事の遂行・水準に関わる自分自身の能力の問題』を切り離すだけでも気持ちは変わる。単なる不注意や忘却のミスなら、深刻に長く落ち込む必要もない。

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日本の若い世代の死因の1位は『自殺』:日本ではなぜ30代以下の若年層が自殺に追い込まれるのか

日本の若い世代の死因で『自殺』が1位というニュース。海外との比較で自殺数の多さもあるが、他者に危害を加えられて死んでしまう『事故・事件の件数』が少ないのもある。15歳から39歳までの年齢区分全てで自殺が一位は暗鬱な結果だが、日本は画一的システム化で規律訓練され、生き方の多様性に乏しいことも影響する。

最近は中学生・高校生の自殺も目立つが、学校でも会社でも社会でも『中程度の適応のためのハードルの上昇』があり『人間関係のトラブルやストレスへの対処能力(人に好かれて場に溶けこむ資質・スキル等)』がないと、自分の居場所がないように感じて過度に悲観する若者も増えたか。超高齢化社会のマクロ要因もある。

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