誰が一番人生・家庭にとって必要かは明確だが、誰と気が合うか(話して楽しいか)はセカパ云々の関係がなくても流動的かも。だが結婚は人・関係が変わるからこそ契約としてある。
友達以上、不倫未満? 既婚者同士の“セカパ”関係はなぜ続く…そのリアルな実態とは?
思考実験では、そのパートナーと結婚しておらず同居していなくても、『そのパートナーと毎日に近いくらい会うか・結婚してない関係でも今でも付き合っていたか』というと大半は会わないし別の相手と結婚していただろう。結婚・夫婦の理想である精神的・愛情的に求める心の維持は努力と相性、一人だけへの集中を要す。
一緒の家に居るのが当たり前になり、生活共有による嫌な部分ばかりが見えると、時間と労力のコストをかけてでも毎日会いたいと思える相手にはなりにくくなるが、セカパ云々もまた『いつも一緒にいない・生活や家計が別で生活態度やカネで揉めない』からこその魅力・幻想があるだけで一緒になれば同じ顛末の恐れが強い。
続きを読む 既婚者同士の『セカンドパートナー』は、住居・生活・家計を共有しない気楽さに支えられたものに過ぎない:結婚・恋愛・性は色々違うけれど欲張って相手を傷つけても仕方ない。 →
妊娠・育児中の侮辱や罵声、非難は『根本的性格の断片』がでやすく、その場だけの気分・感情では片付けにくい。DVのトラウマや弱っている時に責められた遺恨(人間性嫌悪)は完全に消えないことも多いが。
<妊娠中被害>心理的なDV、産後うつ5倍 東京医歯大調査
『熱があっても家事・ケアをしないと不機嫌になる』『病気や体調不良の姿を見せると怒り出す』などの(自分に注意・世話が向いてないとダメな)好ましくない性格傾向も重なるが、男女・夫婦関係の修復困難な末期症状では『弱っている時に相手と共にいたくない(老いて弱る時に傍にいてほしくない熟年離婚)』はあるという。
男女・夫婦に限らないが『相手が弱っている時・病気や妊娠含め体調が悪い時』に傍にいてほしいタイプ(回復や癒しをフォローできる人)と傍にいてほしくないタイプ(愚痴や不満、批判を漏らし余計負担が増えるだけの人)とは分かれるが、モラハラや心理的DVの言動矯正教育は本人が自覚しないと困難で相当な時間もかかる。
心理的DV・モラハラと関連する性格や人格構造は、異性として好きかどうか、楽しい時間やイベントで盛り上がれるかとは相関しないことも少なからずあるが、『どちらかが弱った時や困窮事態における相互の人間性の相性(片方が病気・不調で気配りやケアができなくなった状況下)』は若くて順調な時には盲点になることも。
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○学生時代、男は『生活音・日常生活の過ごし方の個人差』が非常に大きい事を実感した。静かな人は本当にいるかいないか分からない位で快適だが、うるさい型の人はいびきにせよ足音や炊事・洗濯の音にせよ何をしてもうるさい、我慢強い相手でないと無理だと思ったものだ……。
「今さら他人とは暮らせない」 寂しさよりも自由を選ぶ女性に称賛の声 (しらべぇ)
経済的に依拠する部分がなく子供がいらないのであれば、極端に自由が制限されることはないだろうが、他の異性とあんまり親しくできないとか一人で長期の遠出ができないとかいった一夫一婦制の最低限の縛りはゼロにはしづらい。『世話・面倒・構うや尽くす(メンタルケア)が必要な度合い』は男でも女でも個人差はある。
自分一人の収入や財産だけで妻子を扶養し老後まで経済保障しているような男性であれば、やはり経済力がない男性よりは『配偶者としてのサポートやケアの見返り』を間接的にでも期待・要求するかもしれない。カネがなくても要求する人はいるかもしれないが、貢献度が非対称的に感じられるほど精神的自由度は落ちやすい。
男性も色々な価値観やタイプの人はいるので、子育てや家計維持・老後設計などの必要な共同作業以外は『自分は自分・配偶者は配偶者の自由な人生があって然るべきの意識』がある人なら、一定の節度や配慮を持ち寄ってお互いをそこまでガチガチに縛ってあれしろこれしろとは言わないだろうが。
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2005年からの自殺減少要因は『統計的な自殺定義』『中流社会崩壊の慣れ・格差受容』『少子高齢化の進展』『一部の景気回復』が考えられるが、不審死・行方不明含む実質的な自殺の問題は依然深刻だろう。
自殺者、10年間で3割以上減らす目標 厚労省
自殺の心理は『耐えがたい主観的な苦痛と絶望の持続』と『社会的な孤立・対人的な孤独や排除(いじめ)・経済的な困窮・思想的な意味欠如・身体的な病気』が合わさることで危険な水域になってくるが、前者の苦痛・絶望は、後者の原因となる出来事をなくしたり支援して緩和することによって和らぐ可能性がある。
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婚活を通じて複数の男性を練炭などで殺害したとされる木嶋佳苗(きじまかなえ)死刑囚は、『女性の美』に執着した演技性パーソナリティーのパラノイアだと思われるが、『女性間の美の競争』から下り『自分が落とせる水準・属性の男』に照準を絞って搾取する閉鎖的戦略を取った。
「そもそも、女は外見でモテるわけではない」小谷野敦が「木嶋佳苗」を分析
木嶋佳苗という女性の特異性は、美で優越しそうな他の女や自分に批判的な男を一切寄せ付けず『自分を最高の美的存在とする妄想世界』を広げながらも、『見せかけの愛・奉仕・女性らしさで自分の妄想世界に引きずり込めるタイプ(心理・属性)の男』を篭絡する嗅覚と手管に非常に優れていた事だろう。
美人でもない木嶋佳苗がなぜモテるのかという問い自体が成立しないというか、女性は『自分の魅力が通用するタイプの男』に積極的にアプローチして愛と奉仕を示せば、必ずモテる相手を見つけることができる。木嶋並みに『お金・従順・純真』だけで男を篩にかけ自分の好みを脇におけばトリコにできる男は必ずどこかにいる。
記事にあるように『男性に振られたり馬鹿にされたりするリスク』もあるので、木嶋死刑囚は『自己洗脳(自分をいい女と完全に思い込む)によるメンタルタフネス』も相当にあったはずで、普通の女の人はいくらお金が欲しくてもそこまでガツガツと心を折らずに攻め続けることがまずできないものである。
続きを読む 木嶋佳苗死刑囚はなぜある種の男にモテて騙すことができたのか?:女性的な美への執着と妄想的な世界観・自己像の確立 →
紙の本を読む事だけを『読書』と定義すれば読書する人は減ったし、『小説的な活字・長文のフィクション』や『古典・名作の定番』を読む人は更に減ったが、『意味のある文章を読み書きする量』はネット時代で逆に増えたかもしれない。
読書離れ進行「なぜ読書をしなければいけないの?」への回答
同じ読書でもフィクションかノンフィクションかでかなり違うし、娯楽(創作された物語を読む楽しみ)か広義の勉強(情報・知識・話題のインプット)かの目的によっても全く違う。相当な冊数を読む読書人でも、小説を全く読まない新書・学術書の事実ベースの読書が好きな人と小説しか読まない人は、共通点は乏しいだろう。
今の時代は読書以外の娯楽も多く、『読書をしなければならない』わけではない。読書する人が幸せで得をするとか、読書しない人が不幸になり損をするという話でもなく、『読書をしないが故のシンプルな人格構造・現実即応の適応力』で楽しくやれる人も意外に多い。読書も思索も過ぎたるは猶及ばざるが如しもまた真な所はある。
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