「家族」カテゴリーアーカイブ

妻と母親のどちらの味方になるのかという昔ながらの嫁姑問題:息子にどこまで干渉するかは母の性格・家柄や財力などに拠る。

姑の性格・生き方の個人差も大きく、姑と息子の関係も色々だと思うが、一般的傾向として『家柄・学歴・職業・財産等の自負心・競争心が強い女性』ほど干渉・見栄も強く、援助もあるが押し付けも増えそう。

【嫁姑問題】あなたと義母、旦那さんはどっちの味方?

わが子の人生や結婚への干渉度、子に対する発言力・影響力は千差万別だが、男親も自分の地位・名誉・財産・家柄などがしっかりした人のほうが、一般に子に対する善意での『このようにすべきという援助的押し付け』は増える。経済的支援や仕事上のつながり(親が経営する会社の幹部等)があると特に子は逆らいにくい。

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旦那に死んで欲しい妻が書き込む『旦那デスノート』:自立困難な状況で嫌いになった相手(夫)に中途半端に依存しないと生活できない苦しみ・恨みの問題か

今でこそ結婚の理想として『一緒に苦労しても良い・幸せにしたい』が語られるが、日本の結婚の現実は常識・扶養・子供・性別役割で規定されてきた為、不満・憎悪はでやすい。

「今すぐ死んで欲しい」 旦那の死を望む妻たちのSNS「旦那デスノート」が話題に

旦那の死を願うなら、妻は離婚するか自分が自立できる経済力を身につければ良いという意見、夫に死んでくれといいながら夫の給料で生活しているのは厚かましくてわがままという意見は多いが、逆説的だが『嫌悪する相手から扶養されなければならない自分の弱者性』があるからここまで苛烈な憎悪・殺意が芽生えるともいえる。

男性側にATMになりたくないの被害者意識を持つ人もいるが、よほど高所得で気前よく財布を預けて任せてくれる男ならともかく、生活費ギリギリか足りないくらいのお金を恩着せがましく出す男なら、女性側も別に嬉しくはなく精神的な負い目・拘束感のほうが強くなる。関係悪化すれば人格批判のモラハラも受けやすくなる。

結婚・夫婦の生活共同体では『相手の人格・存在・能力・魅力を否定して嫌い合う関係』や『自分ばかり負担が大きくて損している・相手は何の役にも立っていないという気持ち』になれば、一緒に暮らし続けることは非常な苦痛や虚しさを伴い基本的には無理なのだが、どちらかの自立性が不十分なら簡単に離婚はできない。

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親の学歴が高いと子の虫歯罹患率が低いという東北大学の研究結果:子供の虫歯予防の大切さの理解と知識が広がった

親の学歴と子の虫歯治療率の統計的な相関に因果関係があるか分からないが、『乳幼児期の口移し・箸共用による虫歯菌感染の予防』を3歳まできっちりしたかで口内細菌環境と虫歯率は変わるようだ。

子の虫歯、親の学歴で格差 成長につれ差が拡大 東北大

親の唾液からの乳幼児期の虫歯菌感染を予防できたかと併せて、高学歴者の方が『規則正しい生活・歯の健康に良い食事内容(砂糖・菓子・炭酸飲料の摂取制限)・歯磨き習慣の徹底』を実践している率が高いといった要因が関係している可能性はあるかもしれない。子供の健康維持に必要な情報・知識を広く集め、正しく理解して実践した高学歴の親が多いというような原因もあるのだろうか。

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娑婆(自由な社会)よりも刑務所(管理された施設)のほうがマシだと思う累犯者:自己責任の現代社会における居場所・関係性・能力活用

高齢で社会に居場所(働く場所)がなく承認される人間関係もないという人たちは、数十年以上にわたり社会参加していない60代以上の高齢のひきこもり・無職の人が急増しているニュースとも重なる。

■前科12犯のホームレス 出所しても「うれしくない」

前科・累犯も含めて『広義の社会不適応・無収入(無資産)』の状態が長期化して、自力での立ち直りがほぼ不可能になると、家・親族に蓄え(自分の過去の蓄え)がなければ、生活保護になるか犯罪で糊口をしのぐか飢え・病気(福祉・医療からの排除)で死ぬかというところに追い詰められやすい。

前科(賞罰)のハンディキャップと合わせ、年齢が高くなるほど再チャレンジが難しい社会・雇用の仕組みもあるが、日本人の多くはサラリーマンとして一つの会社・勤め先に帰属して『やるべきとされる与えられた仕事』をこなして給料を貰っているので、『(会社の看板・役割を抜きにして)自分単独で仕事を作ったり自分の能力や制作物を売り込んだりする能力』というのは基本的に低いか全く持っていない。お金も特別な能力も人脈もなく、経済社会に身一つで投げ出されれば、平均的な人材のサバイバル能力は低いのが普通である。

『会社がどこも雇ってくれない状態(誰も仕事を与えてくれない状態)』になると、自力で最低限の衣食住を賄う程度の金額を稼げる能力や意欲、アイデアの実行力(仕事を取ってくる力)がある人は思われている以上に少なく、会社(給料を支給してくれる事業体)に勤めていなければあっという間に貧窮・孤立状態へと転落しやすい。

雇われずにフリーランスや自営業でそれなりに食っていける人はごく一部であり、そういった人も若い時期には会社員などを経験してスキルや人脈、ノウハウ、顧客リストを作っている。仕事内容にもよるが前科があることが露見すれば、取引先からの信用を失って仕事を断られる恐れもある。

雇われずに食えている人も、何もないゼロから独立したわけではなく『一定以上の下積み・自分の能力や技術の積み上げ』が効いている。高齢で刑務所から出所して手持ちの資金も特別な能力もない人(極めて雇われにくい条件が揃っている人)が、数日間のうちに取り掛かれて、すぐにお金になる仕事というのはほとんどないだろう。

政治や社会制度、社会通念の多くは、50代くらいまでは年齢が高くなるほど所得が増えたり職位が昇格したり、結婚して家庭が充実したりで、人生設計・社会的地位が安定してくる(自分のことを大切に思ってくれていざという時に支えてくれる家族も増える)という新卒採用からのキャリアの積み上げを前提にしているが、実際は今の高齢者でさえも貧困層・低年金層・無退職金層の割合が高くなっているように、『政治・制度がモデルとする中途での瑕疵がない(約40年以上の正社員・公務員の勤務で退職金・相応の年金額があり家庭も上手くいっている)平均的なサラリーマン』からこぼれ落ちた人というのは昔から多かったのである。

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福岡県小郡市で起きた警察官の夫による『母子殺害事件』について:家族が加害者になり隠蔽工作をする悲しみ

福岡県小郡市の母子殺害事件は、警察官である容疑者の『事件否認・母子心中に見せかける隠蔽工作』によって、父・夫でもある容疑者の『家族殺害の罪悪感の乏しさ』が際立ち後味の悪いものになった。衝動的に殺して申し訳なさがあれば隠蔽工作や虚偽の証言はしないと思うが、殺害後に普通に出勤して妻に電話など隠蔽が姑息だ。

警察の杜撰な初動捜査で、初めは母親が子供二人を育児ノイローゼで殺害みたいな報道になり名誉毀損が甚だしかった。『死因の特定』がされたら練炭自殺の偽装は余計に自分(家族)が犯人である証明になり、午前7時に小学生も母親も寝ていて異常に気がつかなかった(午前7時以降に殺害)というのも不自然だった。

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ダウン症の子供の自立性と自己承認を高める子育て:現代で子供を持つことは重いけれど。

ダウン症でも金沢翔子さんのように母親の指導・応援もあって、一芸に秀でる生き方が得られれば自己承認・一定の自立を培えるが、多くの親は現実の受容に悩み、子の成長後の人生を心配はするだろう。

<ダウン症>「自立した人生」伝える母子写真展 表参道駅で

親子関係はダウン症がなくても親にとっても子にとっても、『不可避な現実・完全には切りにくい縁』として機能するもので、真剣に考えれば考えるほど現代人にとって子(親)は仕事と並んで最大の安心になることもあれば不安になることもある。どちらかがどちらかを完全に疎ましく嫌だと思わない事が、切れない縁では大切だ。

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