「恋愛・結婚」カテゴリーアーカイブ

クラウドワークスの規約変更とライティングの仕事の本質的価値について、暴力的なしつけによるPTSDのリスク

○「1000文字1円」という実際に殆どない案件を例に出しても意味がない。普通は誰も書かない。その単価で受けて180日で数万円にも達しないのは小遣い稼ぎ以下でまともに稼ぐ気がない。

「180日以内に引き出さないと報酬没収」の規約変更に利用者から猛反発 クラウドワークスに改定の理由を聞いた(http://mixi.at/agtSVAg、10月22日)

クラウドソーシングはクライアントもフリーランス(ライターやプログラマーなど)も玉石混交なので、確かに1文字0.1円など馬鹿げた搾取的単価で募集するクライアントもいるが、「まともな文章を書けて納期を守る(不義理をしない)ライター」が誰も提案しないので、最低水準以上の読ませる記事が納品されないだけである。

ライターもデザイナーも、まともな成果物を提案し完成させられる人は、気軽に参加できるバラのタスクを除けば、「自分にとっての最低単価(1文字1~3円程度,1デザイン数万円以上)」と「記事のクオリティを求める継続案件のクライアント」を持つので、1000文字100円以下などの案件の中身を見る事がない。

ライターは、アーティスティックな文章や創作的な物語を求められる作家・文学者ではないので、基本的には『文章力・国語力・リサーチ力』があれば(平均的大卒の言語運用能力で)誰でもできる仕事だろう。そこに『専門性+企画・取材+実績と指名』が加わることで単価が跳ね上がる事があり、プロとアマの収入差が開く。

本当に最低限のリテラシーや語彙の広さ、必要事項の連絡がなくて、文章の文法・構成そのものが支離滅裂な人、クライアントのニーズから外れすぎた文章を書く人もいるとは思うので、異常な単価の文章で構成される「とにかく何か書いていればいいメディア」もあるのだろうが…「時間コスト対収入」の発想は重要だ。

○今60代の老後でも万全の備えや良い関係がある人は少ない、況やその下の世代をや。公的年金の支給減と貯蓄率低下・家族減、万策・寿命尽きれば自ずと生命の火も消える、行ける所まで行こう。

生き地獄だ。老後に3000万円残せない人を待ち受ける残酷な未来 (http://mixi.at/aidopE3)

続きを読む クラウドワークスの規約変更とライティングの仕事の本質的価値について、暴力的なしつけによるPTSDのリスク

現代人の「大人の結婚・婚活」はメリット抜きには語りにくくなった、日産・スバルの「無資格検査問題」は制度形骸化の現れか?

○現代は劇的な技術革新と雇用構造の変化で中流層から貧困層への移動が増える。中流の再生産を望む女性が年収500万台を求めるが、再生産率はどうしても落ちる。

女性が結婚相手の男性に望む年収は546万円 ダメだと思うプロポーズに「フラッシュモブ」がランクイン (http://mixi.at/aicrTLB)

現代人は「結婚後が現状より貧しくなること・楽しくなくなること」を殆どの人が求めない。結果として今より大変になる可能性はあっても、「新婚旅行・結婚式・婚約指輪・平均前後の年収水準などハレの要素」を揃えることで、未来に希望や明るさを感じられないと結婚しても意味がないと感じる人が多いのも分かるが。

好きな人であればお金がなくてもいいという価値観も分かるが、人それぞれに生まれ育った環境や文化・娯楽・思想の内容など「受忍可能な最低限度の生活水準のライン」が異なっている。お金がなくても十分に相手を魅了して心を満たせる外見・性格・サービス精神を持っていればいいだろうが。

そもそも論からすれば、村上龍のエッセイではないが生物学的には雄(男)の多くは、子孫存続のための消耗品的な労働力としての位置づけになりやすく、「職業・お金・社会適応がなくても人間的・性的な魅力だけで女性が惚れる男」の絶対数が少ない。男ならキャリアやお金のない女性でも、外見・性格で惚れる可能性は上がる。

続きを読む 現代人の「大人の結婚・婚活」はメリット抜きには語りにくくなった、日産・スバルの「無資格検査問題」は制度形骸化の現れか?

「理想の恋人・配偶者」でなくても恋愛や結婚には満足できるという話:人生における相互扶助と責任感

謙虚で満足を知り、地に足のついた家庭生活を続けられる人でないと理想の伴侶と理想の異性がズレる。家族・生活は日常と金銭、責任の範疇にあり、理想の異性は相手を特別視する非日常・情動、遊びの範疇にあるという明確な違いもある。

今の恋人・配偶者は「理想通り」? 恋愛は妥協しても…(http://mixi.at/agfQN1i)

理想の異性とは、現実の異性の魅力を、自分の幻想と陶酔によって割り増ししたイメージに過ぎないから、現実の相手を深く知り日常の一部になるにつれ、幻想は壊れ等身大の相手や現実生活に近づく。『顔を見るだけで幸せ・一緒にいるだけで何もしなくていい』という自分を下位に置く理想化や陶酔は長続きしない仕組みがある。

続きを読む 「理想の恋人・配偶者」でなくても恋愛や結婚には満足できるという話:人生における相互扶助と責任感

母子6人殺害の働かないDV夫の事件、 「500円玉貯金」についての雑感

○知人がDV関連の書籍を取り上げてたが、女性の立場だと、結婚は『知性・言語・自制心のない依存的な男』とすると、生き死にの問題になりかねない…。

<日立アパート火災>自宅に火、6人死亡 殺人容疑で男逮捕(http://mixi.at/ageg27X)

実際問題、この容疑者のようなガタイが良くて理性が弱く、話し合いができないタイプの仕事もしない男から、全面的に依存されて『俺と別れるなら死ぬ・殺す』とか言われたら、男のメンタルでもきつい。気が弱い人ならうつ病になってもおかしくないし、こんな男が怒鳴り散らして暴れたら男でも完全に制圧するのは骨が折れる。

女性に暴力を振るうタイプかもあるし、自分に非がある別れ話を素直に聞き入れるタイプかもあるが、『力で抵抗できない男と一緒に暮らすこと』を考えると、絶対に暴れない素直に言うことを聞いてくれる男でないと嫌な女性の意見も分からないではない。直情や粗暴、勤勉の第一印象はあるが、切れる人を見極める難しさもある。

続きを読む 母子6人殺害の働かないDV夫の事件、 「500円玉貯金」についての雑感

「愛さえあれば結婚できるか?」に4割の女性はそう思わない:お金や異性の魅力も必要ではあるが

安定した収入がなくてもいいのは大きな資産がある人で、「子供含む家族の衣食住を賄うコスト以下の不安定収入」なら結婚できても生きられない恐れ……

「愛さえあれば結婚できる」――女性は「そう思わない」4割、「安定した収入が必要」6割というシビアな結果に (http://mixi.at/agdjXGe)

年齢・実家や資産・生活状況・価値観によって違いはあるが、「愛さえあれば結婚できる」といっても「無職・無一文・向上心なしの人に対する愛情や接点」が生まれにくい。仕事・収入差のない学生時代なら「見た目・性格・会話の魅力だけの愛情」もあるが、大人になれば職業や収入、資産も魅力・自信になりよく見えやすい。

まぁ、完全にお金なんてどうでもいいとなると、「見た目・性格の相性だけの魅力を評価する人(イケメンや奉仕する男ならヒモでもいい)」になるが、そうなると逆に「金目当てならぬ顔目当て・使用人扱い」になってまた批判の原因にもなる。結局、恋愛・結婚にはその人にとってのメリットや将来性はつきまとうものだ。

続きを読む 「愛さえあれば結婚できるか?」に4割の女性はそう思わない:お金や異性の魅力も必要ではあるが

現代人の性や異性関係はどこに向かっていくのか?:性愛の物理的行為は近未来で消滅に近づく恐れもある

人間は近代化と避妊普及の過程で性的幻想で興奮するようになり、本能が壊れた動物としての特徴を強めたとされるが、現代人は『人間の動物性・私的領域の侵犯』を嫌う潔癖な傾向は強まった。

性欲は「子作り」以外には不必要? 「恋人に求められるのもつらい」との声も (http://mixi.at/agaQ4Gq)

こういった大人の行動を現代人が取らなくなっていること、年を取ることを嫌いアンチエイジングが流行っていること、いつまでも遊ぶ子供の精神を持っていることは、生物学ではネオテニー(幼形成熟)の概念で、長く成長できる高等動物の特徴として説明される。ヒトは心や行動が成熟で固まりにくい特殊な動物なのである。

人間含む霊長類の性欲は元々は意識的な生殖行動(妊活)のためのものではなく、自然界では雄の際限のない性欲と異性獲得競争の結果として、雌の妊娠出産という現象が起こってきた。女性の性の権利や同意が明確に意識され始めた歴史は人類の数十年しかなく、男性社会の権力と性欲が中心になって快楽幻想が構築されていた。

続きを読む 現代人の性や異性関係はどこに向かっていくのか?:性愛の物理的行為は近未来で消滅に近づく恐れもある