「恋愛・結婚」カテゴリーアーカイブ

嫌いじゃないけど好きでもない彼氏と別れるべきか?:恋愛と結婚の区別の心理

異性としての好き嫌いや感情の強さに厳密にこだわると、長期の男女関係は成り立たない。「人間としての評価の安定期」に入り、好き嫌いにこだわれば別腹の不倫もあるが、長期の関係は生活と結合していく。

嫌いじゃないけど好きでもない彼氏……別れるべき? 続けるべき?(http://mixi.at/aeYoTwh)

どんな男女関係も「異性として惚れ込んで、容姿・恋愛・性にのめり込む感情」は数年で失われ、「人間としての評価の安定期・パートナーシップの維持期」に入る。何をされても言われても「もの凄く嫌いにはならない関係性・生活や子育ての上で必要で安心できる存在(今の状態を失う不安の大きさ)」になってからの方が長い。

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男女の喧嘩・戦争について,男性と女性は究極的には価値観・生き方が合わないことも多い

男女は究極的な思想・生き方は合わない事も多い。「協調・真面目・適応・規範・仕事好き・自分が折れる・孤独回避の優先」が結婚向きな男の特徴ではある。男と女は言葉の用い方が違うだけ。

「男は言葉が不自由で近視ぎみ」と思えばいい。“男女の戦争”の終え方(http://mixi.at/aeTOh8R)

男は感情を言葉にする力が女性に比べて低いというより、男女の性選択の進化プロセスで、男性は感情を言語化して女性に要求するメリットがなかった事が大きい。女性は年代や関係性によっては、感情を言語化して要求・警告したりする事によって、近しい男性の行動を変化させてメリットを得られる歴史が長かった違いがある。

現代でも男性は感情を言語化して「こう感じているからこうしてくれ」などあれこれ訴えるよりも、実際に行動したり適応したりで稼いだり影響力を持つ役割の履行に重きが置かれる。「男も泣いていい」のジェンダーフリーはあるが、年齢のいった男性に泣き喚かれて助けや癒しを求められても、大半の人は困るのが現実だろう。

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75歳父親を蹴り殺した42歳息子。現代で仲の悪い老親と同居する難しさ, 若者の“中二病離れ”について雑感

○どんな親でも子は孝行すべきの儒教道徳の時代ならばともかく、現代は「親を尊敬か軽蔑か・親に感謝か憎悪かの成育歴の違い」でその人が想定する親子のイメージが180度違い、相互理解もかなり難しい。

75歳父を数十回蹴って殺した疑い、同居の42歳逮捕 (http://mixi.at/aeVDMvS)

子に責任を多く求める人もいれば、親に責任を多く求める人もいるが、「数十年以上に及ぶ親子関係の内容」や「親の子に対する育て方や干渉の仕方・子の親に対する接し方や価値観」などが分からないと、殺人自体は犯罪の悪事であるが、責任配分や善悪の程度を含めて一方だけを責めても実態と食い違っていることは多いだろう。

そもそも、男同士は親子であれ兄弟であれ親友であれ、「密着的な同居(生活空間の共有)をするとトラブルが多い傾向」を理解しておいたほうがいいかもしれない。男の同居のストレスは、遺伝的・進化的な原因もある。ゲイの人など個人差はあるが、単純に「縄張り意識・主導権争い・力での抑圧」になりやすいのだろう。

中年以上の兄弟の同居も、収入の格差や就労状況などによって、お互いのプライドを傷つけ合う非常に激しい喧嘩は珍しくないようだが、男同士が嫌々ながらも同居する状況というのは、端的に「お金がなくて同居せざるを得ない・仕方なしに一緒にいる」が多いので余計にちょっとした生活態度の不快感などでトラブルを誘発する。

殺人まで発展したこの父子関係でも、ここに温和な調停役のお母さんなりお姉さんなりがいて、介護的な役割を代理していたならば、この40代の息子も「まあまあ、ここは私たちに任せて」とでも言われて、殺人に至るまで蹴り続けなかったかもしれない。男所帯は貧困になって追い詰められれば、暴力の支配が前面にでやすい。

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日本で高学歴者同士の同類婚が増加して格差拡大、 積水ハウスが63億円を奪われた地面師の詐欺事件

○日本の大学進学率は約55%、東京では約65%あり、大卒は高学歴ではなく平均学歴に近づいた。学歴による同類婚増は「学校・職場・家庭環境の近似,話題・文化の相性」の影響だろう。

高学歴同士の「同類婚」増加 子育て世帯の約18%は両親ともに大学・大学院卒

日本の格差拡大要因の一つとして、ゼロ年代以降の「同類婚増加(高学歴高所得の夫婦増)」や「高所得男性と専業主婦女性のカップリング減少」があり、1990年代まで女性が高学歴でも結婚後に家庭に入る慣習が経済格差拡大を抑えていた面もある。かつて妻を働かせないことが男の甲斐性とされたが今やアナクロである。

学歴によって男女の性格・恋愛・結婚の相性が決まるわけではないが、大卒者と中卒者が高校・大学以降に「同一コミュニティに属する機会・コミュニケーションする機会」が極端に狭まる社会階層の分化の影響が大きい。学歴単体というより教育環境・交遊にも影響される「人間性・話し方・常識・話題と教養・雰囲気」の総和か。

単純に学校や会社、知人関係で出会う機会が多いか少ないか、教育機会による最低限度の文化・教養・情報・作法の共有があるかということで、自然に似たもの同士が集まりやすいとも言える。「温かい人柄・魅力的な外見・穏やかな話し方・学ぶ知性・常識と礼節」があれば学歴・知性の相対差はさほど意味はないが。

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とりあえず食事に誘う社交辞令:男性に食事に誘われて断りづらい女性の心理

男と女なら『たかが食事されど食事』。好意ありきで誘う側には『人間関係の距離を詰める・定期的に会いたい』など意図もあるので気軽に『一回だけ・食事だけ』で済まないケースもあるわけで。

「今度、ご飯行こう」の誘いは社交辞令? ウソを見破るポイントとは…

ご飯を一緒に食べて話す自体は大したことではないが、異性として好意のある場合、一回だけ無理に食事しても意味がないので断る人が多い。『もっと男女として近く・親しく』の背景の要求に対し、『自分が相手に全く異性として興味好意なし(いくら良くしてくれても応えられない)』だと居心地が悪い。口説かれる面倒も含む。

会社や学校などでいつも顔を合わせているような相手だったら、ご飯くらい食べても同じな気はするが、『義務・習慣として行っている会社(パブリック)』と『自分の意志で行く食事(プライベート)』を区別して考える人も多い。異性と1対1で長く話すことに特別な意味を感じる人もいてそういう人はたかが食事とは思わない。

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「二番目に好きな人と結婚した方が幸せになれるという意見」は多いがなぜか?

異性として好きなほう、心が魅了されるほうを選ぶ発想を続けるなら、結婚や家族はどこかで破綻しやすい。何番目に好きな相手かより、決めた相手と長期のパートナーシップを結び、現実生活に責任を持ち裏切らないというある種の決断・覚悟になる。

2番目に好きな人と結婚した方が幸せになれる?

何番目かはあまり重要ではなく、人生のパートナーとした場合、中長期的に望ましいと思える相手。結婚生活は現実生活の積み重ねであって、今の気持ちや考えが、未来永劫なんてことはまず、あり得ない。

異性として1番目の魅力を結婚相手がずっと持ち続けられるかといえば、残念ながら大半の人は本心では『ノー』になるが、実際に今の相手を捨て、別の相手に乗り換える人は今も少ない。それは異性としての魅力云々を超えた『自分の人生の意味・価値を支えてくれた存在と時間』の重みが唯一性・情緒的依存を形成しやすいから。

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