「恋愛・結婚」カテゴリーアーカイブ

現代で突然『草食系男子の増加』が起こったわけではなく、昔から大半は草食系である:半強制的な皆婚文化の終焉

常識的に考えて、バブル世代以前も『年齢制限のある皆婚の圧力』があっただけで、皆が積極的な色恋の口説き・誘い方・遊びに通じて謳歌する『皆恋愛の文化・意識』などなかっただろう。

「草食系男子の増加」という勘違い 実はバブル世代でも彼女ナシが7割!

40代以上の中高年男性が『昔は皆肉食系の女好きで何人も付き合いモテた』は多くは話を盛ってるが、今のその中高年の風貌・話術・雰囲気がダメなら、若い時もさほどではないはず。1980年代以前は皆婚の為、妙齢の若い女性なら今より格段にモテた(プロポーズされた=恋愛と結婚は同義に近い)はあるらしいが。

なぜ40代以上の男女で『昔は相当にモテた』と信憑の薄い武勇伝を恥じらいなく語る人がいるのかは端的には『何十年も前の事実確認の検証などできない・そこまで興味ないから』で、若い人だと『現在進行形で異性にどう思われているか・日頃の異性との交遊』が周囲の知人間ですぐ分かるので余り大風呂敷は広げられない。

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恋愛で相手の顔・目をお互いに見つめ合いたくなる心理,  バスの運転手が業務中にポケモンGOをする問題

○恋愛のプロセスや口説き云々もあるが、男女のエロスのα(新鮮)にしてΩ(充実)は、直接の性行為に短絡するものでなく、『見つめ合って微笑みたくなる感じ・飽きない視線の絡み合いからの相互の衝動の高まり』という知覚と感情の自然な融合にあったりする。冷めれば相手の目や顔をそんなに見たいとは思わなくなるものだ。

恋愛に付随する『目線・知覚・会話・スキンシップ・性行為』などの要素は、人間の心を退行(子供返り)させて脳神経系の本能的な喜びを揺さぶるため、ある種の依存性と破滅性、反社会性を内在しており、時に人生の大きな勇気づけとなり、時に人生の躓きの石となるだろう。中高年どころか老年期でもエロスの問題は残る。

『見つめ合って微笑みたくなる感じ』『飽きない視線と言葉の絡み合い(を経由した相互の衝動の高まり)』というのは、マイミクさんが男側が『一方的な妄想(女性も気持ちいいんでしょう)』を押し付け性犯罪になることがあると指摘したがその予防策にもなる。嫌な相手とずっと見つめ合い刺激し誘い合いたい女性はまずいない。

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日本の人口減少の少子化はなぜ止まらないのか?:中流階層になりづらくなった庶民の将来不安・結婚と出産の自制(あるいは生活・異性の高望み)

国・家族の人口が増加すれば豊かになる『農業・工業社会の前提』が成り立たない時代になり、多くが3K労働には従事したがらない。教育水準・コストは上がったが収入は減少傾向が続いている。

人口維持できない少子化なぜ起きた? 豊かになった日本が抱える4つの理由

日本・韓国の少子化が典型だが、義務教育を最終学歴にする人がほぼいなくなり、教育水準が上昇し学費もかかるが、安定雇用・中流階層が減って格差が拡大している。現代の低所得層は高学歴者も含み、かつての『無知・従順な慣性で動く層』ではなく、『合理的将来予測』に行動が左右されるので貧乏でも出産になりにくい。

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元恋人・元配偶者による『ストーカー事件』の危険をどう回避すれば良いのか?

元恋人・元配偶者によるストーカー事件は、異性と付き合う事と別れる事の難しさを伝えるが、別れ際にトラブルになる人はいても、愛憎で殺傷を企てる所までいく人と付き合ってしまった不運もある。

コンビニで助け求めた女性を殺害容疑 「元彼」の男逮捕

コンビニに助けを求めても、殺す気で刃物を振り回してくる闖入者を撃退できる店員がそうそういるとは思えない。可能性でいえば、加害者が来る前に事務所に匿って『ここには来てない・その女性を知らない』とシラを切れば良かったかもしれないが、被害者が必死に殺される恐れを訴えなければそこまでしてくれないだろう。

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年を重ねても仲の良い夫婦・カップルになるためにどうすべきか?:つがい幻想の維持と相手への尊敬・感謝

相手への尊敬・感謝を維持できるか否かは、本質探求の思索者よりミクロな生活者としての適応が問われる。対(つい)や番(つがい)の共同幻想を良い形で維持できるかどうかは相性もあるが、孤独を恐れる帰属・貢献の強度も相関する。

年取ってもイチャイチャ!? 男性が考える「いい夫婦」像6選

その時々の好意や言動に感謝することはできても、共同生活の必然性が弱まった現代で、本心から他者を尊敬するというのは『尊敬の本質』を考える人ほどなかなか難しいもので、採用面接などで『尊敬する人は誰か?』という質問も深く考えるほどに難問なのである。生身の人への持続的な尊敬が困難なればこそ離婚も別離もある。

実直なイワンの馬鹿の黄金律ではないが、誰々をリスペクトして、両親を尊敬している(両親のような家族を作りたい)というような『シニカルな視点のないストレートな情緒と社会観・明るい対幻想と親への尊敬、地道な生活に基づく家族主義』は良い夫婦関係の持続性に関係する。主観の共同性と情緒の親和性が絆を深める。

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生涯独身は不幸になりやすいのか?結婚すれば幸せになりやすいか?:一長一短な結婚制度

結婚は正社員にも似た『長期の関係性の固定化・義務化』の特徴を持ち、その相手・内容・目的共有・子の成長・帰結によって幸せにも不幸にもなる。独身は『相手・行動の流動性や選択』はあるが正社員に対する非正規と同じく自由度をどう活かせるかが問題になる。

生涯独身でも、不幸とは限らない

人間が精神的に追い込まれる最大の要因として『孤独+貧困+役割喪失(承認欠落)』があり、結婚は今までは大多数の平均的な人間にとって一定のセーフティーネット(話し相手がいる・相互扶助できる・仕事や子育ての役割がある等)として機能してきた。多くは結婚制度を使わずに長期の関係性や互助を維持しづらいのもある。

無論、結婚制度は半ば強制的に配偶者・子供との関係性・互助を義務づけるから、『大きな問題や危険が生じた相手からも簡単に離れられないデメリット』もある。相手の人間性や価値観、経済力、知性・対話力等の見極めは慎重に行う必要がある。関係の固定化が『安心・保証』か『束縛・負担』か各人の努力・相性次第だろう。

生涯独身は不幸ではないが、配偶者でなくても、結婚制度に依存しない異性関係や友人関係などを一人でも持てているか否かが『中年期以降のシビアな孤独』に関係してくる可能性はある。完全に一人でも誰とも深く対話できなくても死ぬまで何ら揺らがない悟った脱俗・達観の境地に到達できれば良いが、誰でもできる事でもない。

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