「恋愛・結婚」カテゴリーアーカイブ

乙武洋匡さんが離婚も視野に入れて家族と別居:子育て・介助・不倫の絡む複雑な問題

女性の存在に薄々気づきながらも、三人の子育てと乙武さんの介助を両立する事が体力的・時間的に不可能な奥さんが、不倫に助けられた面があるの指摘は重い。見て見ぬ振りをしていたが、メディアが暴けば対世間で常識的対応をしないわけにはいかない。

乙武洋匡氏が家族と別居、離婚を視野に入れた話し合い

乙武洋匡さんは社会経済的には健常者以上の力を持つ凄い人だけれど、自宅のドアさえ自分で開けられない(深夜・早朝でも奥さんが開けてあげないと入れない)など、やはり誰かの介助を受けなければ通常の生活がままならないのだが、奥さんは『自分で何でもできると語る乙武氏のイメージ』を守ってあげたかったのもあるはず。

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結婚の不安としての『お金の問題』と現代における未婚化・晩婚化の原因となるもの

“相互扶助・子孫継続(現状維持・再生産)”の手段だった定常型社会の結婚が、近代化で“幸福実現・男女の魅力(上昇)”を目指す成長型社会にシフト、成長停滞・選り好み・宗教消滅で結婚も停滞した。

<結婚の不安>「お金」4割 未婚の一因、 英仏は「相性」 (毎日新聞 – 05月24日 12:16)

結婚の不安としてのお金の問題はやはり大きいのだろう。だが、非正規雇用でも結婚の優先度を上げて相手への要求を落とし、趣味・遊びを捨てて仕事を2~3個掛け持ちすれば、30万程度は稼げるので結婚生活自体は維持できるだろうが、そこまで苦労してでも結婚したい人が減ってしまっている。

逆説的に、非正規・短時労働では職場の婚姻圧力が弱く、周囲の婚姻率・保守的な人生設計率が高い大手ほど結婚を目的化しなくなることも多い。

朝日新聞で『正規雇用のメリット・デメリット』の特集が組まれているが、フルタイムで残業も多い正規雇用のキャリアに20代前半からがっちりコミットした人は、いずれにしても仕事外の時間は少なく将来路線も確定的なので、結婚した方が精神的安定や経済的な人生設計のメリットが大きく選択も迷わない。

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AV出演強要事件から考えるリスク・対応(自衛)・誘惑:どうしてこんな子がという若い女性が出る現代の心理欲望的・社会経済的な問題と構造の分析

『AV出演強要』の一般的な構造は、スカウト担当者がアダルトの勧誘である事実を隠して、容姿を売りにする仕事の中で、『芸能界・グラビア・モデルなど若者にステータスのある仕事のスカウト』であるように見せかけて“判断能力・社会経験・自己規定”が未熟な若い女性を勧誘することから始まる。

AV出演の義務や違約金を定めた契約内容の詳細を伝えずにわざとわかりにくくして、とりあえずサイン(署名・捺印)をさせて身分証(実名・住所・大学など個人情報)の控えを取ることで、そのサインを契約内容の合意の証拠として出演を強要したり脅す材料にしたりする構図がある。

不本意にAVに出演させられる被害を未然に防ぐためには、『簡単に契約書にサインしないこと・一回の出演という既成事実(親にばらすなどの脅される材料)を作ってしまわないこと・サインしても一般基準において公序良俗に反する仕事内容を必ず履行しなければならない義務があるわけではないこと(弁護士や法律専門家のいるNPOにまず相談してみること)』を意識しておくべきだろう。

脅し・甘言・交渉でパニックになってもその場で同意・出演をせず、紋切り型のフレーズとして『弁護士に相談してから返事をします』と答え、その場をまず何とか離れることだが、実際に強要・脅迫のプレッシャーを感じている場合でも弁護士同伴で現場に赴いて契約無効の交渉をしてもらえば、相手も後ろめたい部分があるだけに面倒事を恐れて契約書をその場で破棄してくれる可能性は高い。

同じ女優であってもその経路が、『自分自身で応募してくる人(経済的困窮・興味本位・成り上がり)・風俗業界などで知人から紹介される人(AVと知りつつ報酬に納得して参加してくる人)・借金返済などの理由から参加する人・思慮が浅くお小遣い稼ぎの感覚で参加する人』と『容姿が魅力的であるために業者側から勧誘される人(中途半端な説明で雇用契約などにサインをさせられその後は脅し・甘言・報酬・既成事実などで言いくるめられて流れに乗せられる人)』では事情が異なると思われるが、出演強要が問題視されるのは後者だろう。

業界のスカウト担当者は若くて爽やかな清潔感のあるイケメン風の男であることも多い。悪意なさそうなイケメンがきちんとスーツを着こなして社会人としての礼節も守りながら、『容姿やスタイルがずば抜けて綺麗で目立っていたからちょっと声をかけさせて頂いたんですけど、芸能界やモデルのお仕事に興味はありませんか』と柔らかい物腰と爽やかな笑顔で声をかけてくる。

この時点ではコワモテな強要や威圧的な雰囲気などあるはずもなく、見た目さわやかで礼儀正しい感じの悪くない青年(あるいは自分もその事務所で仕事経験があるという眉目秀麗なスーツ姿の綺麗な女性かもしれない)が、『お時間がよろしければ、お仕事についてご説明だけでもさせていただきたいのですが、そちらのカフェでいかがでしょうか。説明はすぐに終わりますし、興味が湧かなければ断って頂いて全然構いませんから、気軽にお願いします』と来ると、押しに弱くて暇な女性やそれなりに容姿の自己評価が高くて芸能・モデルの業界に興味のある女性なら、お茶くらいいいかと思って話を聞いてしまう可能性はある。

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生殖補助医療で女性は『第三者からの卵子提供』に抵抗が強い:第三者の精子・卵子の提供を自由化(ビジネス化)することの倫理的問題

養子を貰うのではなく、不妊治療をしている夫婦の動機づけには通常『自分の遺伝子を継ぐ子が欲しい』がある。そこを考えれば、女性(妻)だけが第三者の卵子提供を受けるという事に抵抗(代理母的な不本意な思い)が出ることは当然想定される事だろう。

<生殖補助医療>第三者から卵子「望む」男性は女性の2倍 (毎日新聞 – 06月05日 23:15)

アメリカでは第三者からの精子・卵子の提供の自由化(ビジネス化)が進んでいるとも言われるが、突き詰めると好ましい外見・能力・履歴を持つ第三者の精子・卵子を組み合わせる(自らの配偶子と組み合わせる)『デザイナー・ベビー』の倫理的問題も生じ、『不妊治療と異なる優生思想的な目的・動機』が前面に出てくる。

デザイナーベビーや試験管ベビーとかが、生命倫理学的なテーマとして取り上げられる事があるが、その根底には『犠牲なき生命の選別とビジネス化・恋愛(性交渉)の同意なき生殖や育児など科学主義的・恣意的な優生思想』の問題がある。そこに不妊治療の正当性や代理母の要請が絡むと、倫理的是非の判断は複雑になる。

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北海道・「しつけ」で山林に置き去りにした小学生1年生が行方不明になっている事件

子供が大怪我をしたり死んだりする時に『親のしつけ』が関与している事は多いが、『苦痛・恐怖・屈辱を与えるしつけ』はその場の条件反射的な行動修正に役立つだけで、人格形成への副作用も心配だ。

「しつけ」で山林に置き去り、小学生が行方不明 北海道

そもそも過度の暴力・恐怖や危険性を伴うようなしつけの必要を強調し実行する親に『人格的な魅力・状況判断の高さ・倫理観や善悪の峻別・知識教養の練磨』があるか疑わしいことも多く、まずは親自身が正しい行為・考え方を子供に対し率先垂範できているか(悪い見本にならず子供に注意を納得させられるか)が重要と思うが。

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タレント女医が、診療報酬不正請求事件で詐欺を認める

医師でタレントになるだけでも自己顕示欲は強そうだが、愛情不足やトラウマ、コンプレックスなど何らかの要因で『男関連の承認欲求・支配欲求』が異常に強まって愛情飢餓の泥沼に嵌った印象を受けた。

タレント女医、詐欺認める=診療報酬不正請求―東京地裁

数百万円を散財したホストクラブの関係者から、『あの人を好きだった人なんて誰もいませんよ。お金になるから合わせてただけです』みたいに露骨に嫌悪感・軽蔑感を出されて性格・振る舞いの悪さ(内面などどうでもいいからさっさとイケメンつれてこい等)を語られるのは、飲み屋に入れ込んだ中年おじさんでもそうないだろう。

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