amazonのオーディオブックのアプリ“audible”は契約してないが、スマホの有料サービス(機種変時に契約したもの)で、又吉直樹『火花』のオーディオブックが聴けたので少し聴いてみた。俳優・堤真一が読んでいるが、上手く声の調子を使い分けてスピーディーに読んでいる。話題になった原作小説は未読だが声だけをながらで聞いても話の概略は掴める感じ。
しかし、オーディオブックは制作時間がかなりかかるのと、読んでもらう人に著名人を複数使えばそれだけ人件費もかさんでくるだろう。一冊聴き終えるまでかなり時間がかかるので、ただ内容を知りたいなら自分で読むほうが早い。長編より短編小説・詩文・古典・英文などを好きな声質で聴くような使い方が現実的かも。
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常識的には大沢樹生が被害者だが、DNA鑑定で何をしたかったのかは判然としない。離婚後に関係が悪くなった障害のある息子との親子関係を解消したかった見方もできるが、息子は母親になつき渡米したので結果はお互いが納得いくものなのか……。
松本人志、喜多嶋舞は共演NG「笑いにできない」
『喜多嶋舞が不倫をしていた+血のつながった子ではない』ことで親子関係を継続しがたい感情になった影響もあるだろうが、鑑定以前に『息子が自分になつかない・意思疎通が上手くいかない・自分に遺伝的問題があるのか』等の報道がある。父子の折り合いの悪さの原因を血縁関係がないからではと思うのは一般には不自然だが。
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高齢男性の孤独につけ込む結婚詐欺が連続殺人まで発展した。婚活していた高齢者男性からいくらお金を奪っても足りず、機械的に毒殺を重ねた筧千佐子被告の貪欲と冷淡が印象に残る事件だった。
類似の結婚詐欺殺人で木嶋佳苗の事件もあったが、筧千佐子の青酸化合物による毒殺事件をきっかけにして、警察庁はすべての遺体に毒物検査の検視を実施することを決めている。
追送検の4件不起訴=連続不審死、筧千佐子被告―大阪地検
筧千佐子や木嶋佳苗の結婚詐欺・殺人事件は、個人レベルを超えた時代的解釈としては『男性中心社会・恋愛格差社会への復讐』といった面があるかもしれない。
この金銭目的の婚活殺人を犯した二人は、男にカネ以外の用はないと悟った感じの冷淡さを露わにしている。若い頃には必ずしも女性の魅力で優れた『モテる女』ではなかったことが共通しており、『男女関係において優位に立てそうな男(自分でも十分に魅了できるようなタイプの男)』を選ぶ計算高さも似ている。
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思い通りにならぬものの代表が“他者・お金”だが、結婚は『配偶者という他者・生活と人生設計のカネ(仕事)』とリアルに向き合う日常とその変化である。『相互の期待・依存と価値観・行為のバランス』が崩れれば苦悩が生じる。
しくじり婚が3割も!? 30代女子の5割が1年目で結婚を後悔って…
結婚を選択と捉え自己責任を感じるなら、約3割が『しくじり婚』だと思っても不思議ではない。『別の相手も選べたはず・相手が強く押してきたからOKしただけ』等の選択肢のあった過去に意識が逆行できるからだが、反対に結婚を義務・人生を運命と捉える人は『その道以外はなくこうなるべくしてなった』と考え後悔もない。
30代女子で結婚を後悔したという人の多くは、『受動的に選択しただけの結婚』というある種の精神的な逃げ場、夫側の責任の相対的重さを準備していたとも言える。『相手のせいで自分の人生・結婚が狂った』と言える為には、『相手の圧倒的な落ち度・ウソ』か『自分の大幅な受身・譲歩』かの前提が要るからである。
結婚生活とは修行だという益体もないフレーズもあるが『変わらず愛され続ける人生』や『結婚前よりも面白くて楽しい生活や育児』を結婚に期待しても、よほどの幸運(あるいは婚前の極度の悪条件)に恵まれた人か、二人の生き方の相性抜群で楽観的に物事に対処できる人(苦労を苦労と思わない生活向き)でないと無理なのだ。
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高齢で身体障害の姉を、『自宅・財産・仕事』を失った自分がホームレスで放浪している弟が面倒を見る事はできないが、ギリギリの家族内介護は加齢・病気・失業・災害で脆くも崩壊してしまう。
歩行障害の姉、山林に遺棄=震災直後、容疑で63歳男逮捕―千葉県警
中年期までは家族内に社会的弱者が寄り集まっていても、何とか喧嘩・衝突はあっても相互扶助で乗り切っていくことができるが、60?70代以上で経済面だけではなく健康・体力面で衰えて日常生活も億劫になると、家族内だけで弱ってきた人の介護をし面倒を見るのは非常にシビアだ。困窮と疲労で精神的にも折れやすくなる。
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キラキラネームは名前が子の特別な運命を規定すると思う言霊思想の現れ。だが人生とはその子が自分の能力・資質・努力を発揮する現実的なプロセスで、名前だけ立派・個性的でも仕方ない。おじさん・おばさんになった時にも違和感なく名乗れる名前が望ましい。
「キラキラネームの終焉」歓迎の声
漢字の音訓読みの範囲ならキラキラネームでも良いと思うが、『光宙(ぴかちゅう)・世歩玲(せふれ)・皇帝(しいざあ)・黄熊(ぷう)・泡姫(ありえる)』など、意味や語感が不適切な名前をつけると子の不利益になりかねない。
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