南米人関与の犯罪では、広島県女児殺害のホセ・トーレス・ヤギ(ペルー)と青森県の公務員が横領で11億貢いだアニータ・アルバラード(チリ)が記憶に残るが、この埼玉の事件の残虐性・異常性は際立つ。
女児ら4人死亡、殺害か ペルー人の身柄確保 熊谷
子供二人を含む合計6人を短期間のうちに殺した連続殺人事件だが、金銭目的だけであれば『殺さなければならなかった必然性』がなく、ある種の快楽殺人・拡大自殺の可能性もある。動機不明の異常性・理不尽さを感じる。警察に追い詰められ、腕を切る自傷をして頭から転落し重体となったが、殺人直後の自殺は卑劣極まりない。
『移民(外国人労働者)・難民の受け入れ』に反対の世論を喚起する事件だが、『移民全体の否定(外国人は犯罪予備軍と見なす)』は過剰反応であり、『移民の入国審査の厳格化・犯罪検挙(収監)後の即時の強制送還措置』を徹底することが重要だと思う。このまま容疑者のペルー人が死亡して終われば、被害者も報われない。
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18歳の成人年齢は『高卒と同時に法的に大人扱いされる分かりやすさ』はある。賭博はともかく酒・タバコの18歳(大学1年)容認は『法と現状の乖離是正』になるが、高校在籍時までは紛らわしいので禁止が妥当だろう。
酒・たばこ18歳解禁提言は撤回 自民チーム
現実問題として大学入学時に開催される新入生歓迎コンパ等では酒が飲まれてきたし、キャンパス内ではタバコを吸っていても19歳か20歳かの区別は誰も気にしない、法律と現状の乖離が著しい。高校在籍の段階で酒・タバコを常習的にする層は相当限定的だが、就職や大学に進学する高卒後の18歳では認めてもおかしくない。
今の社会や若者の中心的価値観・清潔や節約志向では、法律で18歳から酒・タバコを認めたとしても飲酒率・喫煙率が高まるとは思えない。法律で禁じられているからしないという感覚ではなくなり、『健康面に悪い・清潔感がない・無駄金がかかる・良いイメージがない・飲酒運転リスク』等で自発的に遠ざかる層が増えている。
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○Netflixが日本上陸
定額動画サービスの最大手“Netflix”が上陸した。現状は日テレ経営で邦画の強い“Hulu”、月額500円で安い“dTV”より特別に魅力があるほどではないかもしれない。Huluはデスノート等の『テレビドラマの見逃し視聴』が魅力であるように感じる。
Netflixは自社制作のオリジナル作品と4K画質に強みがあるようで、Huluと比較すると海外ドラマのタイトルも結構違っていたりして、それぞれのユーザーの好みによってどちらの動画サービスが良いのかは変わってくるのだろう。
個人的にはストリーミング再生のスムーズさで、回線速度が遅くても『画面のカクつき・時間指定時の停止・前回停止時の狂い』が殆ど発生しないHulu(の動画プレイヤー)が使いやすいと感じる。
Netflixはこれからの作品タイトルの増加・充実に伸び代があり、資金力があるのでオリジナルコンテンツ作成では優位に立っていると思うが、既にHuluなりを契約している層に乗り換えを促すほどのインパクトがあるかどうか…。
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安倍政権を代弁する菅義偉長官は『戦前・戦後の沖縄県の位置づけ』についての認識が、県民意識から離れすぎている。『戦後の占領統治及び米軍基地の為の強制土地収容』を引いて沖縄の本土との落差を訴える翁長知事に対し『戦後は全国で皆が苦労した(沖縄県民だけ苦労したわけではない)』という返答は論旨をずらしている。
沖縄県の近代は1872年の琉球藩、1879年の沖縄県の設置による『琉球処分』から始まり、薩摩藩と清に両属していた半独立国の琉球王国を日本に組み入れる過程は広義の併合でもある。沖縄県民の皇民化はウチナンチュの日本人化でもあり、『大和民族との自己同一化』は大日本帝国の中央‐周縁‐忠誠の問題でもあった。
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イスラム国(IS)は欧米の進歩主義的歴史観に由来する『近代の個人主義的なヒューマニズム(人権・自由・民主)+資本主義(市場・産業の競争)』を否定することで、復古主義の自集団をアイデンティファイしている。
「イスラム国」が新たな火あぶり処刑動画。イラク兵捕虜4名が生きたまま…。
なぜイスラム国(IS)は人の生命・人権や男女の平等、平和主義、世界遺産(文化的歴史的価値)を尊重せず、日米欧のヒューマンな近代国家の価値全般を野蛮に見える方法・思想で蹂躙するのか。『反欧米勢力』でありながら経済・文明・人道の水準で劣る立場を、それを目指さない思想的宣言で逆転させる作為的演出でもある。
イスラム国(IS)は『経済がどれだけ豊かか・技術がどれだけ進んでいるか・人権がどれだけ守られているか・男女がどれだけ平等か・個人がどれくらい幸福か』という、欧米諸国にはじめから及ばないと分かっている『近代的なヒューマニズムの価値基準』を頭から否定し『勝てない近代的進歩主義の土俵』から下りているのだ。
『物質文明・人権思想・技術主義の近代化』を競う土俵(フィールド)で戦う限り、ISは欧米諸国よりも『人権・男女平等が守られていない貧しい後進国』であるという欧米が作った価値基準から指弾され欧米を追いかけたり支援を受けたりする立ち位置に立たされる。反欧米を徹底すれば進歩より昔が良かったの復古主義が勝る。
『イスラームの原点の教えや聖典にどれだけ忠実な国・社会であるか(IS指導層が考える原理主義・復古主義への接近度)』という欧米とは異なる価値基準を敢えて打ち出す事で、ISは『背教・物質主義(堕落)の欧米諸国』より優位な位置に自己をアイデンティファイできる。中世的な火あぶりの処刑も『応報の正義』となる。
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女子限定の『学問不要論』なら男尊女卑の現れだが『三角関数以外の社会・植物の知識』を代替案にしてるので、自分の『数学コンプレックス』の吐露か。博物学・社会学を勧めていて実学志向でもない。
女子教育「コサイン教えて何になる」 鹿児島知事、撤回
男女差別意識の現れの可能性もあるが、『女性は家事育児に専念すべきで余計な学問・知識は要らない』というテンプレートな伝統的ジェンダー押し付けの主張ではなく、この発言の趣旨は場面・文脈からすると『この知事がイメージする何か実際に役に立ちそうな学問・知識』のカテゴリーの中に、ただ数学が入っていないだけかもしれない。
記事だけでははっきり分からないが、『女子生徒に(女子高で)コサイン教えて何になる』といったなら女性差別的だが、『高校でコサイン教えて何になる』であれば、この知事の『学問体系の理解・応用の浅さ+職業人の生活経験の限定性』から数学を役に立たない学問と決め付けているだけ。日本的な文系脳のテンプレではあるが、東大卒の知事がその見識に留まっているというのは情けない。
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