「事件・事故」カテゴリーアーカイブ

沖縄、在日米軍軍属(元米兵)による20歳女性の殺害事件:米軍関係者の犯罪の処遇と日米関係への影響

米軍関係者は無条件で日本の司法権で裁けないの誤解があるが『公務外での刑事犯罪』は日米地位協定でも日本側の刑事訴追を受け入れると規定されている。米側の裁判権は公務中の犯罪に関するもの。

遺棄容疑の元米兵、殺害ほのめかす供述 沖縄の女性不明

公務中の犯罪であっても、被害者の死亡、生命を脅かす傷害又は永続的な障害を引き起こした場合、日本側の刑事訴追したいという当該要請に米国は好意的考慮を払う事も規定されている。平成23年、公務中の交通死亡事故に対し、米側は刑事訴追を断念、日本側の要請で日本の司法権に従う回答をした事が見直しの契機となった。

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東大生5人に強制わいせつの容疑,学歴・知性とモテの乖離とか:食事後に部屋に入れた女子大生の身体に触れた疑い

酔った勢いやその場の雰囲気に呑まれて、『相手の合意・感情』をまともに確認せず体に触れるのは、性犯罪として告発される一定のリスクはある。女性関係の成否・洗練の領域では、大学名や偏差値は関係ないからな。

女子大生の体触った疑い、東大生5人を逮捕 3人は否認

男性の高学歴・高所得の志向性には、『好みの女性からモテたい』という下心も少なからず含まれるし、結婚の条件面においては東大卒・大手勤務は相当に有利になるが、それ以前の学生時代にはむちゃくちゃ頭が良い男であっても、それほど可愛い女の子にモテるとかいう話でもない。

逆に学力・知性・教養はそこそこか大したことがなくても、ルックスの見栄えがして、女性をもてなして楽しませるコミュニケーションスキルや遊び方のセンスがあれば、働き出すまではそれだけでもかなりモテたりする。

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現代日本の格差拡大と貧困家庭の増加:再び生まれた親・家庭で格差が開く階級社会化の兆候か

現代は『健康な身体一つで凡人が稼げる手段』がかなり限定され、女性の風俗・男性の土木も大金は稼げない。再び『生まれた家庭・親』によって人生の枠組みや制約が強まる階層化の弊害が出てきた。

「お金貸して」母の無心断れず 生活費稼ぐため風俗店へ

格差社会が階層化社会に進む実感が強まっても、『自助努力でどうとでもなる・環境のせいにするなという自己責任論』が幅を効かせる。だが大学進学・就職・結婚式・持ち家・子育てまで応援してくれ遺産まで残す優しい裕福な親に恵まれた人が、貧者を怠惰・無能と決めつけ自己責任論を説くのは傲慢である。

昔、知人女性の結婚式で格差社会の現実を感じたが、明るくて美人で皆に好かれる花嫁、稼ぎがあり家柄の良いイケメンな花婿、二人には立派な肩書きと経済力を持つ親が控えている。出席者の多くも貧困・格差とは無縁そうな顔ぶれ、現代の社会問題の多くを二人が殆ど意識しなくても良いお膳立てが常にある。

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タレント女医が、診療報酬不正請求事件で詐欺を認める

医師でタレントになるだけでも自己顕示欲は強そうだが、愛情不足やトラウマ、コンプレックスなど何らかの要因で『男関連の承認欲求・支配欲求』が異常に強まって愛情飢餓の泥沼に嵌った印象を受けた。

タレント女医、詐欺認める=診療報酬不正請求―東京地裁

数百万円を散財したホストクラブの関係者から、『あの人を好きだった人なんて誰もいませんよ。お金になるから合わせてただけです』みたいに露骨に嫌悪感・軽蔑感を出されて性格・振る舞いの悪さ(内面などどうでもいいからさっさとイケメンつれてこい等)を語られるのは、飲み屋に入れ込んだ中年おじさんでもそうないだろう。

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中学2年生の女子2人が遺書のメモを残して自殺:現代を生き抜く力と楽観主義の大切さ

現代の少子化対策の難しさは『生きる希望や力を持つ子供の育成』も併せて考えなければならないことで、10~20代の自殺者数が微増傾向にある。まず模範を示すべき大人が人生をエンジョイできていないばかりか、自殺念慮・心中願望を抱いて自殺してしまう事件も少なからず見られる。

「死にたい」通学カバンにメモ複数 中2女子2人死亡

『生きていれば良いことがある』の建前では絶望した子供を救うことはできないが、『いじめ・家族不和・虐待・学業不振・進学就職の不安など具体的な問題』がある方がまだ対策や援助はしやすいかも。生きていれば良いことがあるかは分からないが、自分にとっての意味・価値・関係を作り出す試みの繰り返しを楽しむしかない。

生きていても意味がないとかつらくて死にたいとか言うのが、10?20代の若い人なら『生きていれば良いことがある』は、気持ちの持ち方や長い人生における確率論として正しい面がある。現代の生きづらさは自由・喜びと表裏の関係にある『個人間の差異の拡大』と『所与の居場所がない市場性(コミュニティ喪失)』にある。

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大阪の小学6年生女児の焼死事件の再審:証拠不十分、推定無罪の原則採用で、実質無罪となる見通し

母の青木恵子さん(52)と内縁の夫の朴龍晧(ぼくたつひろ)さん(50)が生命保険金を目当てに小6の娘を放火し殺害したとされていた事件だが、証拠不十分と車庫の燃焼再現実験で実質的な無罪判決となる見通しである。

検察側、母への有罪主張も撤回 大阪・小6焼死再審

この事件はマスメディアでも取り上げられていたが、近代刑法における『推定無罪(疑わしきは罰せず)の原則』が最大限に適用された判例になる。検察側も各種の状況証拠から有罪を確信し起訴したが、決定的な物証を得られず弁護側の出した『車庫内の放火不可能性の再現実験』によって、不本意ながらも有罪主張を取り下げた。

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