特定秘密保護法の問題点も重なるが、『吉田調書』は原発事故の真相究明や再発防止のための『日本国民・世界の公共財』としての側面がある。政府・故人の意向だけで非公開にできる種類のものではない。
福島第一原発事故に際して発足した政府事故調査・検証委員会は、東電社員をはじめとする民間関係者に『責任追及』をせず『真相究明』に努める目的で聞き取り調査を行った。当時の真相と現時点の福島第一原発の状況を照らし合わせて、歴史的に多角的な検証を続ける必要があり、情報公開は再発防止のためでもある。
特定秘密保護法の問題点も重なるが、『吉田調書』は原発事故の真相究明や再発防止のための『日本国民・世界の公共財』としての側面がある。政府・故人の意向だけで非公開にできる種類のものではない。
福島第一原発事故に際して発足した政府事故調査・検証委員会は、東電社員をはじめとする民間関係者に『責任追及』をせず『真相究明』に努める目的で聞き取り調査を行った。当時の真相と現時点の福島第一原発の状況を照らし合わせて、歴史的に多角的な検証を続ける必要があり、情報公開は再発防止のためでもある。
自分の子供よりも男・女との色恋沙汰を優先して虐待や殺人が起こってしまう事件はあるが『育児ノイローゼ(育児のストレス・疲労の限界と一時的な精神異常)』による虐待・殺害より無責任さは際立つ。
記事には、妻と子供(男児)と暮らしていたアパートを2005年頃に出たとあるが、アパートを出る以前に『妻との夫婦関係の破綻・妻が家から出てしまっている(別居・離婚した)状態』があったのか。妻がアパートに残っていれば、男児は死亡しないだろうから、既に夫婦揃っての養育環境は壊れていたのだろう。
一度交通事故を起こして精神的な動揺・興奮が収まらないのに運転を再開すれば、正常な精神状態とは言い難いテンションの為に次の事故を誘発しやすい。事故処理を曖昧にして急いだのも事故の原因。
新潟県田上町長選で当選した佐藤邦義町長は、72歳という高齢による認知力・集中力の低下も交通事故の一因だと推測することもできるが、間に合いそうにない時でも『危険運転・注意力散漫・速度超過』をして良いわけではない。急いでいたからは言い訳にならず、状況によっては他人を死亡させたり障害を負わせる恐れもある。
先進国でさえ男女平等、女性の権利・自由の歴史は短く不完全だが、パキスタンやアフガン等の一部地域の『名誉殺人』は女性を家・男の所有物と見なす慣習や男権社会の抑圧、原理主義の狂信が関係か。
イスラームだけでなくキリスト教やユダヤ教も『男権主義・父性原理の宗教』であり、リベラルな男女平等思想や女性の性的な意思決定とは相性が悪いところがあるが、イスラームはキリスト教のように世俗化してないので、『政教一致・生活規範の拘束力(敬虔さ・保守性)』が『不服従な女性への暴力』に転換する危険性は高い。
女性を『家・男の所有物(財物)のように見なす』というと、現代では女性個人の思想信条・行動の自由を認めない奴隷制度を彷彿させるような暗鬱な観念だが、見方を変えれば『所有する代わりの保護・庇護』が強い家父長制の家族システムの事である。前近代には自由な個人の意識そのものが希薄ではあった。
続きを読む 恋愛結婚を罪悪視して“石打ち刑”を科す事件。パキスタンやアフガニスタンなどイスラーム圏の一部における女性に対する過度の抑圧
梅田悟容疑者(24)が岩手県で開催されていたAKB48の握手会で、川栄李奈さん(19)と入山杏奈さん(18)をノコギリで切りつけて襲撃した事件は、被害者がアイドルグループAKB48のメンバーであったこともあり、当初は『狂気的・妄想的なファンによる凶行』の可能性が疑われていた。
名前知らず「AKBなら誰でも」=握手会襲撃で逮捕の男-岩手県警
梅田容疑者が『CD添付の握手券を所持していたこと・他県の握手会の開催日時や場所を知っていたこと・青森県から約100キロもの長距離を自転車で来ていること』から、AKB48に全く興味関心がない人物だとは思いにくいが、本人の自供ではとりあえず『AKB48のメンバーなら誰でも良かった・日常の不満からとにかく誰かを殺したかった(傷つけたかった)・誰かの特別なファンだったり恋愛感情云々という事はない』という話になっているようだ。
AKB48を襲撃する事件の計画や動機については、『AKB48やそのメンバーに対する仮想的な恋愛感情や特別な思い(歪んだ独占欲・嫉妬心・執着心・逆恨み)』だけではなく『注目度・人気度の高いAKBを襲撃すればその人気に便乗して自分も目立つことができる(一般人を殺傷するよりも世間を騒がせやすく自分の存在をアピールしやすい)』という動機を想定することはできる。
あるいは、AKB48が好きだとか独占したいとかというポジティブな感情のねじれだけではなく、自分は惨めでパッとしない人生なのに、あんな奴らが何でこんなに人気があってみんなにちやほや大切にされるんだといった(普通は女性アイドルが相手だと男性には起こりにくい心理だと思われるが)『人気者に対する一方的な嫉妬・怨恨』といった感情が影響している可能性もある。
例えば、漫画『黒子のバスケ』の作者に対する陰湿な脅迫事件の被告は、自分と同世代の成功している人気漫画家に対して、『一方的かつ妄想的な嫉妬感情』をこじらせて執拗な脅迫・威力業務妨害を繰り返していた。
道徳感情が麻痺した先天的なサイコパス(精神病質)というよりは『コンプレックス・疎外感から来た自己顕示・虚言癖・操作願望の現れ』としての劇場型犯罪のように見える。
「サイコパスは自分」 有罪なら送信タイマーでメールを送るつもりだった 河川敷では見られていないと思っていた
妄想的な自我肥大による『警察・検察への対抗心や愉快犯の頭脳ゲーム』だけならまだしも、無関係な4人の他人を誤認逮捕させて少なからず人生を狂わせた『遠隔操作ウイルス拡散』の犯罪は極めて悪質であり許されないものである。自分を信じてくれた母親・弁護士を欺き続けた道義的な人間性の問題もある。
続きを読む PC遠隔操作事件の片山祐輔被告、別の真犯人を装ったスマホでの自作自演がばれる:『サイコパスは自分』と自らの虚言癖を供述。