「社会」カテゴリーアーカイブ

通学路を車で暴走した映像をネットに投稿した男二人(19歳・20歳)が自首して逮捕:悪ふざけの法的な代償と人を傷つける危険性は大きい

無関係な通学途中の生徒を殺しかねない危険運転の暴走行為を行い、それを動画サイトに自ら投稿する動機は理解できないが、『他者に迷惑・危害を加える行為』でしか自己顕示できない生き方は虚しい。

通学路を車で暴走、車内から動画撮影し投稿か 大阪

ここまでの意図的・犯罪的な暴走行為は珍しいが、数年前にも通学路でフェアレディZをドリフトさせる危険運転を行って死傷者を出した事件があった。免許取立てで浮かれている人などに『歩行者の注目を集める・驚かせる運転』をわざとする人もいるが、歩行者のいる生活道路は徐行が基本でできないなら免許返上すべきだろう。

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恋人の母親に部屋まで案内させた21歳男の立てこもり事件、 80歳男が新幹線車内で放火未遂事件

○21歳の男の立てこもり事件、過去の交際相手にもストーカー問題で警察に相談された前歴もあったようである。プライドも恥も捨てて異性にしがみつくストーカー気質の相手との恋愛・結婚は命懸けだが、『執着心・支配欲』は若い頃の交際前のコミュニケーションでは分かりにくい。

しかし、自分を避けて避難している彼女の母親を脅して、彼女の住んでいる部屋にまで案内させるというのは前代未聞のストーカー事件というか、完全に元恋人としての一線を越えた何をするか分からない型の犯罪である。

マンション立てこもり、男を確保 元交際相手の母人質

恋愛の別離でも結婚の離婚でも『トラブル(別れたくない側のしがみつき)』はつきものだが、相手に暴力を振るったり脅迫行為をしてでも別れを拒絶するのは、相手が好きなのではなく『自己愛・支配欲・所有願望の変形』に過ぎない。嫌われて怖がられてまで無理に一緒にいても仕方ないが、孤独恐怖で正気を失う人もいる。

ストーカーになる人は、基本的に『相手の好きか嫌いか(付き合うか別れるか)の自己決定の選択権』を認めないので、まともな話し合いは難しい。『嫌い・恐怖・別れてほしい・危険人物と思われて避難』となれば、普通は苦しんでも別れを受け入れるが、ストーカーは懇願・激怒・脅し・不法侵入などへと過激化しやすい。

結婚は法的責任や子供の養育も関わってくるので恋愛よりは別れにくいが、それでも『暴力を振るった・完全に嫌われた・不安や恐怖を与えている』となれば、それ以上の付き合いは不可能だ。嫌われれば終わりというと冷たいようだが、嫌われるには何らかの理由があるもので、徹底的に嫌われたり怖がられたりしての復縁は無理であることを受け入れるしかない。

いったん付き合ったり結婚すると、『嫌いになる・一緒にいたくなくなるという感情の変化』をどうしても受け入れられない人はいるが、自分の側にDVや金・女(男)のだらしなさなどの問題があっても『別れ・避難』を受け入れず、更に暴れたり脅したりつきまとうのは論外である。初めに嫌われて見捨てられて当然の行為をしないこと、相手から自分を求められるほどの魅力的な人間に成長する努力を続けることだろう。

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17歳少女の交際相手による放火殺人事件、医学生が歯科医を刺した事件:恋愛・男女関係のトラブルが過激化する危うさ

放火殺人を犯した高3加害者が悪いのは前提だが『人の気質性格・環境によっては男女関係(恋愛・結婚)のトラブルは生死・暴力に関わるリスク』も孕む。人を見る目を培うにも、高校生では限界がある。

部屋に放火、17歳少女殺害=容疑で交際の高3逮捕―警視庁

思春期の恋愛は『恋愛感情・別離・浮気の重みづけの落差』が大きなトラブルになりやすい。学生は『付き合ったけど1週間で別れた・他に気になる人ができた』のライトな恋愛感もある一方、『いったん付き合ったからにはしがみついても別れない・どんな理由でも裏切る相手は許せない』など激しい執着に駆られるタイプもいる。

この男子高校生による放火殺人事件の動機は現状では不明であるが、周囲のクラスメイトの証言では『暴力を振るったりかっとくるようなタイプではない・女性には優しく接していた』などが多く、恋愛で何のトラブルもないのに(ささいな喧嘩くらいでは)放火殺人を意図的に引き起こすとは考えにくいようには思う。

男女関係が上手くいかなくなったり不本意に別れなければならない時には、誰しも心理的な苦痛・抑うつを感じたり将来を悲観したり相手を非難したりといった『ストレス反応』を示しやすいが、精神・人格が正常である限りは『相手への不満・怒り・未練』はあったとしても『物理的な暴力・殺傷』までエスカレートしない。

家庭環境や成育過程で『親の愛情に恵まれなかった・ずっと孤独感を抱え続け恋人への依存と独占が強い(恋人だけが心の支え)・恋愛初期に既に結婚などずっと一緒の前提が固まる(他の選択は全く頭にない)』などの人は、『突然の別れ・拒絶に対するストレス耐性』が弱くなり興奮・激怒・暴力に逸脱するリスクは高まるが。

少年の男女関係のトラブルからの殺人は、『無差別殺人・猟奇的な快楽殺人』と同列の凶暴性・反社会性があるわけではないのが難しい所だ。根っからの悪人というよりは『自己中心的・幼稚なしがみつく恋愛観』を前提とした『依存性・愛情飢餓(見捨てられ不安)』が強く、心の支えが他にない近視眼的な人だろう。

少年に限らず大人の男女でもそういった人はいるし、実際、大人の男女・夫婦のトラブルで殺傷事件は少なからず起こるが、『自分の思い通りにならない異性との付き合い方・どうにもならない決定的な別離や拒絶の受け入れ方(諦め方)』を学べなければリスクが高まる。関係が良い時は純愛・熱意として受け取られたりもするが。

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日本の『学校生活+ブラック部活動』は近代の長時間労働に適応するための規律訓練でもあるが…:長く自宅外で活動する意思・体力

休みなく夜遅くまで部活に励む学校生活は『長時間労働・上下関係』の規律訓練で、少なくない企業では今もそういった人材は歓迎される。特別な能力のない多くの労働者にとって会社適応の手段でもあった。

やばい「ブラック部活動」 保護者「まともに休日がない」と悲鳴

近代の学校制度や国民教育の原点は『労働者・兵士の規律訓練』であり、戦前戦後までは『長時間労働・上意下達(理不尽な上下関係)』は否定すべき悪ではなく、何とか適応しないと貧窮する庶民の現実だった。無論今もそういった側面は完全に解消されてはおらず、就活面接で『残業・転勤を嫌う発言,反抗的態度』はマイナスだ。

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『読売新聞を熟読して』という安倍首相の改憲提案の問題、 高齢夫婦間の殺人と安心な老後の難しさ

〇公人として国民生活にも影響力を持つ総理大臣が、特定の新聞社の単独インタビュー要請に応える事自体がおかしく、『読売新聞を熟読しての答弁』は御用新聞販促の利益供与とも受け取られかねない。

読売新聞「憲法改正報道は使命」 首相インタビュー記事

総理大臣が自ら主張する改憲の必要性とその内容は極めて公共性が高いものであるにも関わらず、『読売新聞のインタビュー』だけで詳細に答えて、議会ではまともに説明もせずに『読売新聞を熟読して(熟読している人前提でしかやり取りしない)』と言い捨てるのは国会軽視が甚だしいし、特定新聞との癒着を疑わせる事になる。

読売新聞の『安倍首相インタビューに基づく改憲記事の全文』はそもそも誰でも読める無料記事ではなく(大まかな概要はネット配信されるが)、基本的には定期購読者だけしか全文を読むことができない。安倍首相の政権運営の悲願ともされる『改憲の意図・内容』は、広範な国民に誤解なく周知できる形で伝えるべきだろう。

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Windows XPを狙ったランサムウェアの被害が拡大、 アニメの『ベルセルク』をhuluで見た感想

〇ランサムウェアの大元は米国の公的研究機関から盗み出されたものという報道もあったが、メールの添付ファイルに仕掛ける古典的手段でもこれだけの規模のサイバーテロを引き起こせるのは脅威である。

「ウィンドウズ」狙ったサイバー攻撃 被害100カ国に

1995年にはWindowsによるPCの職場・家庭(個人)への急速な普及があったが、現在はその時代とは比較にならないほど社会インフラや企業システムの基幹情報の多くが、インターネットにも接続したコンピューターネットワークのデータベースによって管理されている。サイバー攻撃の混乱と損失が巨大化しやすい。

ランサムウェアで身代金を要求する目的が明確なサイバー攻撃で、国家・民族レベルの国家・社会の機能麻痺を目的にしたものではないが、場合によっては生命に関わる『医療機関の受診予約システム』も無差別的に破壊するようなやり方は卑劣だろう。イングランドとスコットランドの医療機関はシステム回復できたのだろうか。

身代金目的というが、医療機関や公共機関、営利企業などで『短時間でシステムダウンの回復』をしなければ大きな実害や損失が生まれる場合、数万円程度なら要求に応じてテロ集団に不本意ながらも資金を援助してしまう恐れもある。しかしお金を払ったとしてもサイバーテロ集団が即時にウイルス解除してくれる保障はない。

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