○学校も大人社会も擬似的カーストはあるし、その上下にこだわって競争する人もいるが、重要なのは「自分の影響力が通用する相手」と「好まざる影響力を及ぼす恐れのある他者」と「不都合のないレベルの社会適応度・稼ぐ力」くらいだろう。
過酷な現代の「スクールカースト」……その社会的背景は(http://mixi.at/agftM4Q)
スクールカースト的なものも「集団内で影響力や存在感の強い個人・集団と弱い個人・集団」の分離なら、国や時代を問わず多かれ少なかれある。「いじめ・暴力や恐喝・無視や嘲笑」があれば解決すべき問題だが、大人が学生を見た瞬間に勝手に格付けするのは、当事者のカースト・力関係ではなく別の問題・好みである。
結局、階層的(カースト的)な競争・格付けは大人になれば「好きな人達だけでやる優越感ゲーム」になる。擬似カースト問題で屈辱感や劣等感を感じる人は「無理してギリギリの最低ラインで階層間の競争ゲームに参加している気分の人」であって、実際に差別や迫害があるわけではなくいつでも場から降りられるケースも多い。
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○知人がDV関連の書籍を取り上げてたが、女性の立場だと、結婚は『知性・言語・自制心のない依存的な男』とすると、生き死にの問題になりかねない…。
<日立アパート火災>自宅に火、6人死亡 殺人容疑で男逮捕(http://mixi.at/ageg27X)
実際問題、この容疑者のようなガタイが良くて理性が弱く、話し合いができないタイプの仕事もしない男から、全面的に依存されて『俺と別れるなら死ぬ・殺す』とか言われたら、男のメンタルでもきつい。気が弱い人ならうつ病になってもおかしくないし、こんな男が怒鳴り散らして暴れたら男でも完全に制圧するのは骨が折れる。
女性に暴力を振るうタイプかもあるし、自分に非がある別れ話を素直に聞き入れるタイプかもあるが、『力で抵抗できない男と一緒に暮らすこと』を考えると、絶対に暴れない素直に言うことを聞いてくれる男でないと嫌な女性の意見も分からないではない。直情や粗暴、勤勉の第一印象はあるが、切れる人を見極める難しさもある。
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無理心中でもない殺人だが、4人の子を作って途中で全てを放棄するにしても、男は自分だけ失踪すべき。近隣との互助が弱まった今の時代に4人の子育てを、稼得力とメンタルの弱い人が行う困難はある。
アパート火災、5児と母親死亡 父親「火つけた」 茨城 (http://mixi.at/ageZ1UT)
大勢の子供を作って逃げるのも無責任だが、不意打ちで放火して家族全員を殺すよりもマシで、どこかに失踪し稼得力をつけてから、家庭の状況によってはお金を持って戻る選択もある。不倫などの問題でここまでの事件を起こすなら、その人のメンタルや生き方の問題だが、4人の幼児の子育て中にその可能性は薄い。
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「戦争の局地戦・テロ」でも一度でここまで大量の死傷者は出ない。銃社会で無防備なイベント会場を確信犯で狙われれば、防御手段は皆無に等しい。元会計士・カジノ常連・銃マニアのスティーブン・パドック容疑者(64)に何があったのか。
いくら合衆国憲法で市民の銃武装権が認められているといってもマンダリンベイというラスベガスの高級ホテルは、部屋に16個もの銃器を持ち込めるほど、持ち物に対してフリーパスなのか。分解して持ち込んだとしても、相当な荷物の量で重量も数十キロ以上にはなる。自宅には銃器・爆発物を50近くも保管してたようだ……。
スティーブン・パドック容疑者は、最近になって1日1万ドル以上をラスベガスのギャンブルに突っ込んで、負けがこんでいたと伝えられた。単純に考えれば「ギャンブルで大金を負けた腹いせでの無差別テロ(拡大自殺の巻き添え)」だが、ギャンブル依存症と反社会性パーソナリティー障害を重複していた可能性もありそうだ。
パドック容疑者が乱射事件に使用した銃器は、セミオートマのライフル銃をトリガークランクという装置で連射できるように改造していたというが、こんな自衛に不要な部品がネット通販で50ドルで買える米国の銃社会は異常だ。1万人以上の人が集まる夜の屋外ライブだと「32階からの射撃」は回避以前に発射場所を特定不能。
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○教師を蹴って挑発した生徒が悪い事は自明だが、「体罰ありの教育」なら調子に乗った生徒に舐められないかは疑問で、悪漢が絡むリスクは「教師(人間)の持つ雰囲気・日常からのイメージ形成」が関係する。
福岡・博多高校で授業中に生徒が教師を暴行 動画拡散について投稿者、学校を取材(http://mixi.at/aeZt4po)
人も動物の一種なのか、体罰や見た目、体格などそれほど関係なく、「ふざけて馬鹿にしたり手を出しづらい型の人間」にはからかいや攻撃は仕掛けにくい。この生徒が極端に粗暴で非適応的だった可能性もあるが、生徒集団をまとめる役割を担う教師が「完全に舐められる・暴力やからかいを受ける」は仕事にならない。
暴力や挑発の度合いからこの生徒の退学処分も有り得る。「不良・悪漢からの攻撃を受けるリスク」を減らして生徒集団をまとめ、まともな生徒が授業を受ける権利を保証することも、先生の仕事の一部だが「体罰・暴力の恐怖」だけが舐められない要素ではなく、この先生も一応は暴力制止の注意・反抗らしき態度は見せていた。
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昭和は64年の長さがあり、昭和20年までは戦争の時代、昭和30年までは貧困と混乱の時代、昭和30~50年は高度成長、昭和60年末期はバブル景気と崩壊、失われた経済成長の始まりだ。昭和と一括りにできない長さがあり、貧困からの上昇の価値で動いた。
今では信じられない!昭和の常識ランキング(http://mixi.at/aeVctcF)
昭和20年、戦争で東京と地方の主要都市、広島・長崎は焼け野原となり、大勢の男性が戦争で死んだが、「何もない所から始める」という平等なスタートラインと貧困前提の助け合いの意識が強かった。昭和20?50年代にかけての経済成長期、じわじわ世帯間の経済・資産の差が積み重なり、都市・社会インフラも整備された。
昭和50~60年代というのは、終身雇用制が担保した一億総中流意識が生き残っていた最後の時代、この辺りで庶民の間の緩やかな階層分化も進み、「社宅・寮・団地の文化による平等意識(会社員・公務員の勤続年数と所得が増えて持ち家購入数が急増したがそこから脱落する層も多く出た)」も失われやすくなった印象がある。
平成に入る頃には、戦前・戦中世代の政治経済・起業者の陣取りゲームは概ね終焉して、日本経済のボーナス期間も終わっていた。戦後日本経済の富の蓄積と社会インフラの高度な整備、小売・外食・娯楽のサービスの増加もあって、平成は失われた数十年とされるが、昭和以前も含め過去の日本で最も物質的に豊かな時代となった。
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