「ビジネス」カテゴリーアーカイブ

ユニクロが『原材料の高騰・輸送費の上昇・人件費の増加』受けて、商品の値上げに踏み切る。

ユニクロがデフレ・安売りの象徴だったのはかなり前の話で、現在では他のファストファッションと比較して特別に安いブランドのイメージはないかも。昔は1000円程度の安い商品も多かったが、今は2000円前後の商品が主力化した。

ユニクロ値上げ、その理由と背景は?

シャツ一枚が1万円以上するようなハイブランド(セレクトショップ)の商品を普段買うような人にとっては、ユニクロは安いと思うが大半の人はシャツなら数千円程度の価格帯で買っている。付加価値には『素材・デザイン・コンセプト・ブランド・希少性』があるが、ユニクロはベーシックなデザインだから売れている面もある。

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『一蘭』のラーメンがインスタントラーメンになる。

『一蘭』は暫く行ってないが、豚骨ラーメンとしてはあっさりしたシンプルな味わいで食べやすい。『一蘭』はラーメン専門店というか、餃子・炒飯等の『ラーメン以外のサイドメニュー』が殆どないのが物足りない所ではあるが。

「一蘭」のラーメンが袋めんに、インスタント麺の常識覆すこだわり。

全店舗が24時間営業なのかは知らないが、真夜中でも食べられるラーメン屋ということで、昔は夜中にお腹が空いた時に立ち寄っていたな。意外にラーメン屋は営業時間が短いところが多く、『スープ売り切れで閉店』などの人気店では午後3~4時くらいでも閉まっている……。

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ホリエモンとの食事券10万円は高いか安いか?成功経験や知見・アイデアを持つ著名人と会うメリットとは何か。

ホリエモンとのランチとAKB48の握手会では、同じ会いたいでも『会いたい目的・会う事による主観的満足(メリット)』が全く異なるが、本人に質問したい項目がある人なら安いとも言える。

ホリエモンとの食事券10万円は高い? ネット時代に高まる「人と会う」価値

オマハの賢人ウォーレン・バフェットは、米国の長者番付で確実にベスト5に食い込む投資家。最も成功した長期投資機関バークシャー・ハサウェイを率い、独自の投資哲学・情報判断・人脈で『複数の大不況・バブル崩壊』を最小限の損失で逃げ切ってきた。大金を運用する人ならバフェットの市場・経済の話には1億の価値はある。

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“モンスターストライク”のヒットでmixi株が8000円を越えて上昇したが。

mixi株がモンスターストライクのスマッシュヒットで8000円台につけたが、ヒットの初期から株価上昇を知っていても買ってない人が大半…ホールドしない短期投資はフットワークが軽く、小刻みな売却益への執念がある人でないと無理。儲かると分かってても飽きずに経済情報とチャートに向き合える人は少ないものだな。

mixiに限らないが、死に体に見えても一つのヒットで不死鳥のように蘇るIT株は乱高下する魔物でギャンブル性が強いと忌避される。だがSNSやゲームアプリは参加者視点で見れば『人気沸騰中の空気感』は必然に分かる。ガンホー、コロプラも『成長中の熱狂』の中でゲームをせず株を買ったという人は少ないけれど。

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NTT東の社員の収賄事件と公共性の高い倒産のない企業・組織や人材の腐敗の問題

NTT社員の収賄事件に限らず、歴史的な大資本や暗黙の政府保証(国営・国策企業の出自)を背景にして『仕事を発注するサイド(その発注の金額設定や可否の権限を持つポジション)』に立つ人材は、“組織の影響力”を“自分個人の権力”であるかのように勘違いすることも多いといえば多いわけで、そういった権限・職位の私物化によって『贈収賄の効果及び動機づけ』は生み出されている。

NTT東社員、数千万円収賄の疑い 契約発注の見返りで

間接的な贈収賄と見られても仕方がないような過剰な接待営業(決裁者へのご機嫌取り)の歴史が、『正当な競争入札(不正のない価格競争)・サービスや商品の本来の魅力(契約の合理的理由づけ)』を阻害して、人的なコネクション(義理)や見返りとしての個人レベルでの便益の供与(贈賄)を『営業の本道』であるように錯誤させてきた負の影響は大きい。

数千万円程度を供与して数十億円の仕事が代わりに取れるのであれば、それくらいの贈賄は投資対効果では全く惜しくもないが、商品・サービス・価格・技術・プレゼンで競い合うべき市場原理が歪ませられて、『既得権益者間のみの契約による経済活動の固定化』が起こってしまう。

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ヨゼフ・シュンペーターの『経済発展の理論』とイノベーション

経済活動や社会生活、インターネット(IT)の分野で、『イノベーション(innovation)』という言葉が頻繁に使われだして10年以上の歳月が流れたが、現在でも企業や技術者、研究者はイノベーションを巡って鎬を削る競争を繰り返し続ける。

イノベーションという概念を提起したのは、オーストリア出身のヨゼフ・シュンペーターという経済学者で、J.シュンペーターは『経済発展の理論(1912年)』において経済成長の主要原因がイノベーションなのだと定義した。

シュンペーターのいうイノベーションは『技術革新』という風に一義的に翻訳できるものではなく、以下の5つの類型にまたがる『既存の知識・技術・組織の組み合わせの変化による新結合・便益増加・新たな生活文化様式』のすべてを包摂するものだった。

1.消費者にまだ知られていなかった新しい財貨(商品・サービス)の生産と提供。

2.効率的・科学的な競争力のある新しい生産方法の導入。

3.新しい販売先・顧客層の開拓。

4.新しい原料や組立の仕入れ先(委託先)の獲得。

5.新しい機能的な組織の創設(組織の硬直性・官僚主義・守備性の打破による突出)。

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