○三菱自を格安で入手するためのカルロス・ゴーン社長の経営戦略の一環だった可能性もある。ルノー・日産・三菱自は世界の自動車産業では弱者連合の観もあるが、自動運転技術・EV等では将来性もある。
三菱自、日産の傘下入り発表「信頼回復へ重要な道筋」
日産はルノー傘下に入ってから、デザインを無難にグローバル化して、車種の個性・ブランド力が落ちたとも言われる。だがSUVの利益率の高いエクストレイルが中国市場でかなりシェアを伸ばし、燃費不正問題が発覚するまで軽自動車も順調に売れていた。
自動運転技術の分野ではトヨタと引けを取らない水準にあるとも言われるが、ノートなどコンパクトカーに対するオールアラウンドビューや自動ブレーキの標準搭載も他の企業よりかなり早かった。三菱自には軽開発のノウハウとPHVの技術があり、パジェロとエクストレイルで四駆分野のブランド力を二枚看板で強化できる。
株式市場では日産の迅速な三菱自への巨額出資によって三菱自の株価暴落を食い止めた。日産の株価も現状を維持できており、カルロス・ゴーンは特別価格で三菱自を手に入れ事業戦略の選択肢を広げた。ルノーは大した車種・ブランドを持っていないが、金融市場での戦術が日本の経営者より上手い、格上企業でも呑み込む。
不祥事や株価下落を待って、相手からの援助要請によって友好的に経営権を掌握するカルロス・ゴーンのやり方は、無理やりに資本の力でねじ伏せて現経営陣を追い出す敵対的買収よりも格段にスマートかつ怨恨を残しにくいやり方ではあるが、その後の経営合理化で従業員にしわ寄せが来る可能性は低くない。
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コモディティ(普及品)は『安定した売上』を持続できる強みがあるが、しょうゆ・砂糖・小麦粉などは年間消費量が概ね決まっていて成長余地は乏しい。食生活の変化に対応したパッケージ改善で再成長を目指せる。
食品各社が勝負!「注ぎ口」イノベーション 味や量だけじゃない
『世帯人数の減少・料理の頻度の減少・後片付けの簡単さの要請』によって、調味料でも生鮮食品でも使い切りサイズのパッケージ化が進み、必要な量だけを小出しにできる構造が好まれる。古くから日本の食生活に馴染んでいるしょうゆでも「生しょうゆの新市場」が作れたように「今までと異なる切り口」を提示できれば売れる。
現代人の味覚の変化は『定番商品・同じメニューを繰り返し習慣的に味わいたい』というニーズも依然あるものの、『新しい料理・味・香りなどを試してみたい・食生活をバリエーション豊かに楽しみたい』というニーズが増えて、少し価格が高くても『新味・工夫・アイデア・フェアネス』を感じるものを買いたい消費者が増えた。
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アウトバウンド(架電営業)とインバウンド(顧客対応)の電話業務を高レベルで安定してこなせるコールセンターの人はコミュニケーション力と学習意欲の高いスペシャリスト。しつこい等の問題もあるが電話で売れる能力の市場価値は高い。
離職率は9割! 知られざるコールセンターの実情とは
電話営業は一般に嫌われるが、「(一方的に切るのが悪いと思う)常識的な受け手の心理的・時間的なコスト」が大きくなりやすい。電話をかけてこられるのは、話したい者同士でない限り負担を感じやすいが、「人の用事・疑問・都合・不満等の丁寧な聞き役及び解決役」に徹して電話後の満足度を上げるのは大変な仕事ではある。
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SMAP解散騒動は『ジャニーズ事務所の匙加減』によって、タレントがどれだけ個人としての知名度・長年の実績があっても、芸能活動やテレビ露出から干されかねない陰湿な力関係を表に出した。SMAPレベルなら非テレビの舞台・営業は幾らでもあるだろうが、テレビに映らなければ世間一般での商品価値は低下していく。
一世を風靡していた俳優や歌手が、事務所からの独立などのトラブルによって、人気・売上が低下したわけでなくても、突然何の説明もなくテレビ露出が無くなり、新曲・新番組・ドラマなどの宣伝も為されなくなる前例は多く、ジャニーズ事務所も過去に『所属タレントの忠誠心』を試す見せしめ的な制裁を行使してきた。
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ユニクロが11~12月の売上減少を受け、通期の業績予想を下方修正した。暖冬による冬物衣料の売上不振を理由に上げるが、利益率を上げる価格引き上げ(GUとユニクロの格差路線)が顧客離れを招いたかも。アパレルの王者ユニクロの経営でも「永続的な右肩上がりの成長」は不可能で、当面の成長の天井に当たったと見る。
ユニクロの国内市場は成長の余地が見出し難いが、2016?2017年は『世界的な景気減速・南欧の財政・チャイナリスク・中東の政情』と『消費税増税の予定(景気条項はない)』が悪影響を及ぼす可能性がある。国内市場が飽和する中、ユニクロの成長持続の活路は海外店舗の増加だが、先進国以外での価格競争力は弱い。
ユニクロの主力商品は下着・シャツ・パンツ・靴下などの『カラフルなベーシック衣料品』だが、すでにこれらの商品はユニクロの購買層の大半に行き渡ってしまい、『前年度を越える需要』を喚起するほどの新商品・話題商品がない。『顧客の購買力』も漸減傾向にある状況だ。売上に貢献するアウターは毎年は買わない人が多い。
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月1~2GBの需要の小さい低料金プランを新設し、WiFi依存度の低い3~7GBの実用的なプランは据置きになりそうだ。新料金プランも7GBが5GBに減らされた改悪の面が強かった。
大手3社が今春にも低料金プラン…スマホなど携帯電話の料金 契約内容を把握、無駄見直そう
代表的なニュースアプリの「Yahoo!ニュース・スマートニュース・グノシー」などを毎日チェックする程度のライトな使い方でも、1?2GBだと容量をオーバーしてしまう。今はドコモでいう自動の容量追加オプション「スピードモード」が標準契約されていたりで、オーバーして1GBの1000円分は高くなる人が増えそう。
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