「経済」カテゴリーアーカイブ

仕事と趣味の比率:ワークライフ・バランスが困難な会社・職種もあるという話か。

『大人になったらまず趣味を無くそう』という呼びかけは、プライベート重視の思いが強い現代では、一般的な働き方の原理原則としては賛同が得られにくいものだが、『仕事の現実』としては趣味が持てないくらいに時間・精神の拘束度が強い職場・仕事・人間関係も多くある。

■「大人になったらまず趣味をなくそう」 謎の仕事論にネット震撼「一体なんのために仕事しているんだ!?」

新入社員の約3割が就職後3年以内に脱落するのはなぜか、正社員をいくつか経験した後にフリーターとして漂流する人(いわゆる正社員として定着できずに職を転々とする人)が増えてくるのはなぜかという問いとも、『趣味(個人の自由時間)を切り捨てなければサラリーマンは勤まらないというアドバイス』はつながっている部分がないわけでもない。

端的に言ってしまえば、一日を仕事と趣味に綺麗に区切って、5時か6時まで仕事をしたら後は帰って、やりたい趣味や遊びを楽しむぞ~という考え方は、プロフェッショナルな雇用期間の長いサラリーマンからすれば『学生気分』と呼ばれるものなのである。

翻って、長時間労働や休日作業(帰ってからの残務整理)も厭わないハードワーカーは、近年は会社に軛をはめられた『社畜』と若者から揶揄されたりもしているが、残念ながら日本のホワイトカラーや顧客対応型の専門職は、ある程度以上は社畜的メンタリティー(自分の個人的な楽しみや遊びの大部分を捨てて一日のほぼすべてを仕事に打ち込みくたくたになって帰って寝るだけ)がないと長く勤まらない仕組みになっていたりする。

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宝くじに当選したら何に使うか?「孤独死」を身近に感じる人が4割を超す。

ドストエフスキーは「貨幣とは鋳造された自由である」と語ったが「貨幣でしか享楽・安心できない人」と「貨幣で時間(行動の自由度)を買いたい人」では自ずから使途は変わる。老後の為の貯蓄の多さが目に付くのは、いくらお金があっても安心できない「現代の悲観・将来不安の象徴」のようにも思える。

宝くじに当選したら? 大金の使いみち

宝くじに当選しても「1億円以下の当選金」なら、ディフェンシブな貯金が大半を占めることになるだろうし、物欲が強い人なら高級車・家・家電・衣服などを買ってそれで半分くらいは使ってしまいそうである。子供や親族に分配する人も多いだろうが、独身者あるいは異性が好きな人だと、女(男)で逆に身を滅ぼすタイプも出てきやすい。

ロト7とかビッグとかの5億円、7億円などの高額当選だと、生涯賃金相当のお金を貯金した上で、更に自由に投資・消費に回せる余裕があるので、人生の自由度は格段に高まるが、「寄付・公益事業(慈善事業)・社会的投資に回すほどの社会的意志・思想性」がある人はそう多くはなさそうではある。

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“就活の後ろ倒し”と“学校と仕事の連続性+学業と仕事の切断性”

学生の本文である『学業』に専念する時間を確保するためという名目で、就活の会社説明会が3ヶ月、採用選考が4ヶ月後ろ倒しされて、就活シーズンが春から夏にずれ込んだ。

最近は、大学機関を国際的・専門的なエリートや総合的な教養文化人を育成するための『G型大学』と実務的な職業訓練・資格取得をメインにして即戦力の人材を育成するための『L型大学』とに分離すべきという大学教員の識者の意見が出されたりもして、『大学生の学業』というものの本質や目的が見えづらくなっている。

大学進学率が上昇して大学教育がコモディティ化するにつれて、大学は『高等教育の府』から『学校階層的な就職予備校』へとその性質を変えていったが、L型大学構想は一部のエリート養成大学を除いて、かなりの部分を資格取得や実務経験を重視した専門学校に近いよりニーズのある職業訓練学校に鞍替えさせていく構想でもある。

リベラルアーツ(教養人の知的基盤を構築する自由技芸)を必修化した本来の大学教育には、『政治・経済・社会のシステムを俯瞰して批判的に分析して再設計できる知識と思考の基礎づくり』の目的があった。

そういった知識・考察力と人間性の裏付けを持った上で『高度な専門性と実務的な職業能力の段階的な修得(官吏・研究者・専門家・企業人などキャリアのベースは分離するにせよ)』が目指されるべきとされていた。

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店員の接客対応に対する客の満足度:“店員の接客スキル・やる気”と“客の態度・受け取り方”

えー、そりゃないでしょ! ガッカリした店員さんの態度・4つ

商品価格が安い店や店員の給与が低い店だとそれなりの接客対応しか期待できないとか期待すべきでないとかいう意見もあるが、一概に『高級店の接客』と『大衆店・チェーン店の接客』のどちらが上でどちらが下かというのを断定することは難しい。

結局、価格を指標とする店の格は『フォーマルで丁寧さを極めた接客+客のニーズを先取りするコンフォータブルな接遇のスキルの高さ』をある程度まで保障してくれるだけとも言えるからである。

客の価値観やニーズによっては『あまりに気取った店の雰囲気を好まない・絶対に崩れないフォーマルな態度・過剰に丁寧な言葉遣いに心理的な距離感を感じる(自分がその場ににつかわしくないとかハートフルな接客に欠けるとか感じる)』というカウンターの不満感も生まれる可能性がある。

ミシュランガイドに三ツ星評価で載るようなお店やホテルの接客の良さというのは、『非日常的・演出的な過剰サービスの満足感や特別扱い』に近く、仮に毎日のようにこういった接客サービスを受けられるとしたら、いずれは『居心地の良さのレベル』は落ちて『形式的・演技的な取り繕いの空虚さ』のほうが目立つ恐れもある。

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安倍政権の安保法制改革について,チョコレートの値上げと嗜好品需要の増加など

“日本の防衛・米国の世界戦略・国際平和支援・緊急事態”が混同された法案群であり、時の政権の判断のみによってやろうと思えば何でもできる(世界のどこにでも様々な理由をつけて自衛隊を派遣可能となり自国の国防以外のミッションでの犠牲者が増える)というのが最大の問題なのだろう。

安倍政権の安保法制改革は『中国脅威論』を根拠にするが、『米中接近・世界経済の相互補完性・中国の中流階層の増大(共産党一党体制の軍事偏重から意識が離れていく層の増加)』がある為、米の日本に対する安保法制関連の要請の本質は、『中東とアフリカの軍事的管理・対テロ戦争への協力・軍需産業の維持(新兵器開発の必要性の訴え)』にある。

「戦争する国」にせず=安保法制Q&A作成―自民

コーヒーやバター、乳製品などに続いてチョコも値上げになるようだ。庶民の生活必需品の物価高騰が続く状態なのに、日本の労働者の平均賃金は微減のトレンドを見せているので生活が厳しい。

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決算月である5月の株価下落(材料出尽くし)の傾向とシャープの巨額赤字の要因

株式市場の5月は決算の魔境。シャープのように本業悪化で死に体に陥る企業もあるが、カシオやセブン&アイのような史上最高益の好決算でも材料出尽くし(来期懸念)でじりじり下がる。外食企業は強い、プレナス・すかいらーく・吉野家・ロイヤル等は逆に上昇、吉野家は値上げ不安があったが野菜入り牛丼で巻き返しそう……。

テクニカル投資のチャートでは、長期で見ても4?6月は決算(材料出尽くし)による調整期間で大きく株価が下がるリスクが高い時期に当たるが、インデックスでは秋口に入った頃くらいに上がりやすい。ただ金融緩和と公的資金投入の官製相場が終わったり、外国人旅行客のインバウンド消費が落ち込み、国内消費力低迷が顕著になると暴落を懸念してしまう。

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