「経済」カテゴリーアーカイブ

LINEが年内の株式上場(IPO)を見送る。アメリカのシリア空爆などもあり、日本市場は低調。

LINEのIPOがIT関連株に与える影響は大きい。上場見送りのニュースとアメリカのシリア空爆、ダウ平均株価の下落が重なった事で、今日の日本市場は軒並み下落傾向を示した。メールを代替する勢いのLINEの潜在成長力が注目される。

LINEの年内上場見送り、さらなる成長狙い=ネイバー幹部

LINEとアリババは同じITでも業種が全く違うために単純比較できないが、アリババとの競合性がある企業は『楽天・アマゾン』などのネットを介した物販サイトになるだろう。10億人以上のネットユーザーが誕生する可能性を秘める中国には、まだまだ広大な『ネット通販の潜在顧客のフロンティア』が眠っていると見ることもできるし、アリババが推し進めてきた『B2B(企業間取引)のネット仲介事業』も順調に成長している市場である。

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イオンがダイエーを完全子会社化。昭和の小売業の代表だったダイエーの屋号は消えるのか?

中内功のダイエー崩壊の最終段階、ダイエーの店名まで無くなると淋しいが、いわゆる昭和の経済成長と核家族消費の象徴的企業だった。イオン株との交換を見据え、ダイエー株は最後の上げ相場を形成して150円台にまで上げてきている。

イオン、ダイエーを完全子会社化へ グループ再編も検討

福岡県はダイエーの本拠地であり、1980年代までは『福岡ドーム・ダイエー球団・リゾートホテル・大規模商業施設』という福岡市の不動産資本・球団をシンボルとして、ダイエー帝国の栄光を見せたが、『拡大路線の失敗+不良債権処理問題』の荒波を乗り越えられず沈没…固定資産売却で経営体力喪失、資金繰りも急速に悪化して破綻した。

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スターバックスの『パナマ アウロマール ゲイシャ』とブランド戦略・プライシング(価格設定)

スターバックスが、首都圏や大阪、名古屋など国内48店限定で、コーヒー1杯1998円(一部店舗では1782円)で販売するという。豆売りは1袋250グラムで1万800円という価格の高さだが、1600袋しか仕入れをしないのであれば、売上1000億円(営業利益100億円)を超えるスタバにとって『直接儲けるための商品』ではないと言えるだろう。

スタバはテレビや新聞・雑誌に大口CMを打たない企業で、その広告戦略について書かれた書籍も販売されているが、逆にマスメディアのほうから擦り寄ってきて代わりに宣伝・広告(新商品の紹介)をしてくれるという『最強のマーケティング(記事にしてもらえる新商品づくり・話題づくり)』を循環させている。

スタバ史上最も高いコーヒー 1杯1998円

なぜスタバが他のカフェチェーンと比較して抜きん出た人気があるのか、行列ができるような店舗が少なからずあるのかの理由は、『客観的なコーヒーやドリンクの味の質』だけでは説明ができず、『ライフスタイル提唱や流行喚起の店舗設計・スタバのブランディングと利用客増加の口コミ(誘いかけ)・アメリカのシアトルコーヒー文化(商品+時間・空間を売る文化)』などの複合的効果が働いている。

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スターバックスが1杯1850円の『パナマ アウロマール ゲイシャ』というコーヒーを発売

日本のスペシャルティコーヒー・ブームの嚆矢となったのが『ロブスタ種』ではない『アラビカ種』の普及だったが、これによって『苦くて渋い』のコーヒーのイメージが『果実のような酸味+花のような甘い香り』のイメージへとシフトすることになった。

1杯1850円!スタバからパナマ産“ゲイシャ種”のリッチなコーヒーが登場

カフェで飲むコーヒーの大半は、どの銘柄・産地でもアラビカ種で高級な部類に入るものを使っているようだ。ショートで400円近い価格は高いが、コーヒーの味の品質は10年前と比べれば(苦味・渋みの好みで個人差はあるが)上がって飲みやすくなった。1杯1850円はブランド・希少性のプレミア価格で極端に高いが…。

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“mixi株”の復活・大化け、いつまで続くか?話題先行の株は暴落、日経平均株価は足踏み。

昨日は後場の市場をリアルタイムで概観してみた。アベノミクスの金融緩和・企業優遇策の恩恵を受けて、日経平均株価は15600円台まで上げてきたが、25日に話題性のある株(仕手筋の絡む異常な値動きの株)がストップ高を連発し過ぎた反動もあり、26日は利益確定と調整局面、地政学的リスク、欧州経済の弱さなどもあり、92円も大きく下げて地合いは急に悪化した。

日経225をはじめ、大半の株も終値は下げたはずだが、マネーゲームに参加する機関投資家が出来高の多い話題株の『空売り』を連発、前日まで一直線に10日以上にわたって終わらないストップ高を繰り返していたディジタルメディアプロフェッショナル(DMP)が高値9180円をマークした後、一気に6180円のストップ安まで暴落した。似たような値下がりを知らなかった投機株のモルフォも、7210円から6180円まで初めて大きく下げた。

数十分で単位株(100株)で10万円が儲かる株、何回もストップ高で回転させられるプラチナチケット株として、DMPは投機対象になって異常に楽観視されていたが、赤字企業であるため実際の買い材料は『新商品(世界最薄とされるチップ)が世界的に普及する可能性』だけである。売上5億もない利益がない会社が、時価総額200億円近いというのは過大評価に過ぎると思うが、『DMPの新商品がソニーやGoogleの商品に採用されるか買収される可能性』が高値を支えている。

個人投資家で数百万円以上を投資して、数千万円の含み益を得ていた人は昨日までは多かったはずである。正常な神経の人はこんな仕手株を上がりだしてから買おうとは思わないものだが、株価が数百円で誰も見向きもしなかった時に仕込んでいた人であれば凄い含み益になっているだろう。

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『ラブライブ スクールアイドルフェスティバル』のKLabの株価が2000円以上まで上昇。ソーシャルゲーム業界のバブルめいた景気。

先週の株式市場は、ソーシャルゲーム関連株の急騰が凄かった。異常な過熱感のあるKLabだが、『ラブライブ スクールアイドルフェスティバル』のユーザー数が予想を上回っている為、来週も株価を上げそうな勢いが感じられる。

『モンスターストライク』のmixiや『白猫プロジェクト』のコロプラもだが、サブカルやソーシャルゲームは個人投資家率が高くて、話題作1本のヒットだけで株価が急騰する傾向が強く見られる。

PER(株価収益率)もPBR(株価純資産倍率)も通用しない銘柄で、ゲームの流行が終わって天井を打てば急降下する恐れもある。

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