総合評価 87点/100点
絵の上手い真城最高(佐藤健)とストーリーを考えるのが得意な高木秋人(神木隆之介)がコンビを組んで『少年ジャンプ』で漫画家を目指す。
高校二年生の真城最高は、叔父の川口たろう(宮藤官九郎)が漫画家で、漫画を描くための画力や基礎知識は持っていたが、叔父が漫画執筆・打ち切りで苦悩した揚げ句に早逝したトラウマもあり、自分自身が漫画家になるという夢は意識していなかった。
最高は中学生の頃から好きだった亜豆美保(小松菜奈)の姿を、何気なくスケッチで描き続けていたが、その抜群の画力に目をつけた高木秋人が最高に、自分が原作のストーリーを考えるから一緒に漫画家になろうと強く迫ってくる。
初めは乗り気でなかった最高だったが、高木から自分の描いていたスケッチを亜豆にばらされて、亜豆と両思いだったことが分かり、声優を目指している亜豆から『作品がアニメ化されたら自分に声優をさせてほしい』と持ちかけられ、突然やる気を漲らせる。
10年に1人の天才漫画家と評される新妻エイジ(染谷将太)とのライバル関係、亜豆美保との恋愛ストーリー、漫画家同士の友情と協力、少年ジャンプの中での順位争いのデッドヒートなどいくつかの見所があるが、血の滲むような漫画の作成過程、魂を磨り減らすかのような一筆一筆のペン入れのスピーディーかつ精緻な描写に引き付けられる。
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ベラルーシのジャーナリスト作家・スベトラーナ・アレクシエービッチの作品は未読だが、『第二次世界大戦の女性・ソ連占領下のアフガン・チェルノブイリ原発事故』など歴史的な重要事件を題材にした骨太なノンフィクション作品を描く。
ノーベル文学賞、ベラルーシのS・アレクシエービッチ氏に
フィクションで個人の心象風景を精細に描写する作品が好きな村上春樹、ノンフィクションで社会的・歴史的な大事件を分析し世に訴えるアレクシエービッチは、良くも悪くも完全に対照的な作家だと感じる。小説の面白さを抜きにして、より社会的インパクトがある作品という意味では、アレクシエービッチに軍配が上がるか。
しかし日本人で、スベトラーナ・アレクシエービッチの作品を読んだ人は殆どいないのではないかと思う。Amazonで検索すると日本語で読めるのは『チェルノブイリの祈り』『戦争は女の顔をしていない』『ボタン穴から見た戦争』『死に魅入られた人びと―ソ連崩壊と自殺者の記録』だが在庫がないものが多い。
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栗城史多氏は2008年までは世界の高峰に順調に登頂したが、09年のエベレスト敗退から登頂率低下、12年に凍傷で指9本を喪失した。記録挑戦の登山家というより、ウェブを介した高峰登山の共有化の先駆者だと思う。
<エベレスト>栗城さん、登頂に再挑戦するも下山
栗城氏に対する批判は過去の冒険的な登山家と比較した時に『ストイックさ・フィジカルな体力・テクニカルな技術・公称記録の正確さ(単独無酸素・アルパインスタイル等)』で劣るというものだが、エベレストの単独無酸素も七大陸最高峰登頂も既に前人未到の記録ではなく、栗城氏は困難なバリエーション開拓の登山家でもない。
それでも一般の登山者から見れば、かなり危険で困難な世界の高峰の登山に挑戦しているプロ登山家ではある。
続きを読む 栗城史多氏がエベレスト再挑戦で登頂を断念:プロ登山家にも色々なチャレンジやスタンスがある。 →
『原付バイク』は内燃機関を積んだ乗り物としては性能が中途半端で、制限速度30キロというのも逆に危険性を感じやすく、大きな車の横を走る時の不安にもつながりやすい。走行時に車に巻き込まれればかなりの確率で死亡するリスクがあるので。
排気量150cc位まで、各種税金や車検免除などを原付同等の保有コストにして、速度規制も標識通りなら使い勝手は上がると思うが、現在の原付バイクだと安全性・制限速度の面から敢えて乗りたいと思う魅力には欠けている。
原付バイク離れ 電動チャリに奪われた市場復権のポイントは
僕は10代の頃はバイクが好きで、中型二輪免許(400ccまで)をすぐに取得して、スズキのインパルスとかホンダのフォアとか幾つか乗ったけれど、ビッグモーターサイクルに憧れたものの、1000ccオーバーのバイクは高すぎるので断念したままである。
原チャリは操作は簡単だが、速度が出ない、音がうるさい、ブレーキが弱い、事故すると死にやすい(まぁ大型バイクも死亡事故率は高いけれど)というのがネックで、ただ本体価格も含めて非常に安く乗れるというメリットはあるなと思う。
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アップデートでスマホのGoogle検索のロゴが「新しいロゴ」に変わった。シンプルなゴシック体のロゴなのに、ポップなインテリジェンスを表象する存在感がある。シンプルな「デザインの力」か。久々に音声検索を試してみたら、1年前と比較して格段に精度が上がっている。単一の検索ワードなら殆ど聞き間違えがない。
スマホ検索の便利さは位置情報をGPSで提供できて、タクシーやホテル、レストラン・カフェなどと検索するだけで、『現在地近くの情報』が地図・電話番号つきで瞬時に検索できる事。天気アプリ・時刻表は現在地に合わせ自動で切り替わり、映画館も一回の検索で近場の公開時間が全て表示…10年前の情報環境とは懸隔の感がある。
チリ地震死者11人に、岩手で70センチの津波観測
地球規模で地殻変動と火山の活動期に入っているようで、立て続けに地震・火山噴火が起こっている。現生人類以外のホモ属が絶滅した原因の一つは、成層圏の太陽光を遮断した噴火だったが、大規模な地震・噴火はグローバルな生態系の危機にもなる。
続きを読む Googleのロゴのデザイン変更,チリの大地震,“an・an電子版”の佐々木希グラビアの省略など →
mixiの四半期決算はパズドラ超えの『モンスターストライクの快進撃』を裏づけるものとなった。SNSのmixiは今やモンスト頼みのゲームの会社か。売上高3.9倍の500億円、営業利益5.2倍の243億円、純利益5.5倍の159億円という驚異的好決算だがゲームの不安定さの懸念で株価はかなり抑えられ気味(逆に下落傾向を示したりする時も多い)である。
モンストはソーシャルゲーム市場で宝くじを引いたようなものだが、スマホのタッチパネル特性を活用した『引っ張って敵・味方にぶつけるというアイデア』はありそうでなかった。『4人協力の共闘プレイ+ぶつかって跳ね返る角度・止まる場所の一定の予見可能性+ダメージバリア・地雷等の属性』で飽きにくい仕組みを作った。
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