298人を乗せたマレーシア機17便(ボーイング777)が突如撃墜されて、親ロシア派武装勢力が展開するウクライナ東部に墜落した。オランダ人193人をはじめとする欧州人が多かったとされる乗員・乗客は全員死亡したが、マレーシアのクアラルンプールに向かう途中でウクライナ領空近くを飛行したため、『敵機』と誤認されて地対空ミサイルで撃墜されたと見られている。
マレーシア機撃墜、「親ロ派が誤射」の可能性高まる=米当局者
撃墜事件が起こった当初は、ミサイルを発射したのがウクライナ軍か親ロシア派の軍事勢力かで責任の擦り付け合い(いわゆる報道・ネットのメディアを活用する情報戦)も見られたが、現時点では親ロシア派の軍隊が発射したロシア製の地対空ミサイルBUK(ブーク)でマレーシア機が撃墜されたという結論に近づいている。
ロシアや親ロシア派は自分たちの放ったミサイルによって、民間機が撃墜されたことを公式には認めていないが、現地の政府調査団の事故調査に対して一部の親ロシア派が妨害工作を講じた(墜落機体の証拠部分の切断・隠蔽をした)という報道も為されている。
ロシアが親ロシア派にミサイルをはじめとする武器を供与していることは明らかであるため、オランダ人を多数殺害したマレーシア機撃墜が親ロシア派武装勢力によるものであると確定した場合には、『EU(欧州連合)によるロシアの非難・制裁要求』はより過激なものになる可能性が高い。
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小沢一郎は野党を大同団結させて与党を切り崩す『政局の名手』で、自民党と社会党の擬似二大政党制(イデオロギー対立図式)の『55年体制』を崩壊させた功績はあるが、結局、91年のソ連崩壊という『米ソ冷戦構造の終結』の余波を受けてのものでもあった。
小沢一郎氏、埋没回避に躍起―野党結集に意欲
現代でも右翼や左翼といった分類は無いわけではないが、安倍晋三首相率いる自民党のような“復古主義(改憲)・国家主義(安保と軍事重視)・自由競争原理・人権制約”の立場を『右翼』とし、それに反対する“進歩主義(護憲)・個人主義(自由と対話重視)・市場原理抑制・人権尊重”の立場を『左翼』としているに過ぎない。
自民党的な政策・価値観・思想性の対立軸として機能する政党が殆どなくなり、議席を大幅に減らした民主党もまた、自民党に近接する価値観や政治思想を持っている議員は少なくなく、政治が一つの流れに収斂しようとする『一強多弱のフレームワーク』はかなり強固である。
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岡山県倉敷市で11歳の小学校5年生が車で連れ去られて行方不明となっていた事件は、近所の住民が『偽装ナンバーの付け替え』をする不審な容疑者の様子を見ていて、偽装ナンバーの下にある登録ナンバーを記憶していたことで無事に解決に至った。
岡山女児監禁:スーパーの防犯カメラ、容疑者複数回映る
女子生徒が怪我もなく無事に帰宅できた事は本当に良かったが、容疑者の供述から伺われる『幼稚で自己中心的な支配欲・中年男が小学生を自分の妻だという小児性愛(あからさまな嘘をつき、幼い子供としか関係の釣り合いが取れない精神発達の停滞)』の不気味さには震撼させられた。
逮捕された藤原武容疑者(49)は、去年に自宅の一区画を監禁用に改装して『窓がまったくない防音仕様+外側からしか鍵が開けられない人を閉じ込められる部屋』を作っており、数ヶ月前からこの被害児童を逮捕監禁の対象として目をつけ、ストーカーのように自宅周辺を張り込んでいたという。
しかし、何回も女子生徒の自宅周辺をシルバーの車でうろついたり、長い時間にわたって停車していたりしたため、女児の母親および近隣住民から『不審人物・不審車両』として目をつけられていた。そのことが、今回の容疑者特定と逮捕・被害児童の保護につながったのだが、仮にゆきずりの一回限りの犯行であれば容疑者・車の特定は相当に困難だった恐れがある。
この事件の特異性は、半年以上も前から『女子児童の長期監禁計画』に具体的に着手していたことであり、女子児童を自分好みの女性に洗脳して育て上げていくという不気味な妄想・構想だけであれば、実際の犯行計画よりも相当に前から考えられていた可能性があることである。
50歳になろうとする容疑者が『心身共に未熟で自己決定できない女子児童を恋愛や結婚の対象にしていたこと』も常識から外れ過ぎているが、密室に閉じ込めて10年以上も長期監禁するという事件は、2000年に発覚した『新潟少女監禁事件(10年以上の監禁)』を思い起こさせる。
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総合評価 88点/100点
『眠れる森の美女(眠り姫)』をディズニー映画がアレンジして作成したファンタジー映画。自然の美が溢れる妖精界と中世風の人間界を舞台にしているが、妖精王・マレフィセントの飛翔と魔法、人間と妖精の軍隊の激しい戦闘、オーロラに掛けられた呪いの具現化など映像と音楽の調和したクオリティは素晴らしい。
“愛・共感”を覆い尽くす“強欲・支配”という人間の原罪に直面したマレフィセント(アンジェリーナ・ジョリー)は、強烈な憎悪・呪詛の感情に身を焦がし、かつて愛した男(ステファン)に最大の不幸を与えるための呪いを掛ける。
マレフィセントは妖精の森で知り合った青年のステファン(シャールト・コプリー)と親密になりやがて恋に落ちるが、ステファンは成長するに従って権力と富裕に強い執着心を見せるようになり、次第にマレフィセントと疎遠になっていった。人間の王は妖精界の自主独立を認めず、執拗に侵略のための軍勢を差し向けてくる。
だが、妖精王マレフィセントは翼による飛行能力と自然を操作できる魔法によって、人間の軍勢をことごとく打ち破り妖精界への侵攻を許さない。人間にとって『妖精界の守護者』であるマレフィセントは厄介な邪魔者であった。人間の王は、マレフィセントを討ち取った者を、次代の王にすると約束した。
国王の後継ぎになりたい野心を高ぶらせるステファンは、昔からの親愛の感情が変わっていないように見せかけてマレフィセントに接近し暗殺しようとするが、良心の呵責から殺すことまではできず、安心して自分の隣で眠り込んだマレフィセントの翼をナイフで切り取ってしまった。
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総合評価 86点/100点
人類は宇宙からの不気味な侵略者“ギタイ(触手を持つエイリアン)”の猛烈な攻撃を受けて絶滅の危機に晒され、ドーバー海峡を渡ってヨーロッパ全土を破壊しようとするギタイの侵攻を食い止められるか否かの重要な戦局を迎えていた。人類の兵士は、筋力を増強させてマシンガンなどが装備されている最新兵器“パワースーツ”を身につけて戦うようになっている。
米軍のメディア担当の少佐ウィリアム・ケイジ(トム・クルーズ)は実戦経験がまったくない臆病な兵士で、はじめから戦わないつもりで軍隊にメディア・広報の担当官として入隊していた。ケイジは『自分は血を見ただけでも卒倒するタイプなので戦いは絶対に無理だ』と将軍にごねるが、人類全体の存続に関わる状況の中、無理矢理に戦闘の最前線に送り込まれることになった。
怒鳴りつけられながら前線基地に向かったケイジだったが、空輸中にギタイの攻撃を受けて移送ヘリが炎上、何とか戦場には着地したが、案の定、短時間で動きの速いギタイに殺されて戦死してしまった。しかし戦死したはずなのに、ケイジは再び目覚める。そこでは出撃の前日と全く同じ場面が繰り返されていた。ケイジは何度戦死しても、出撃の前日に戻って戦うというタイムループを繰り返す。
戦場でジャンヌ・ダルクになぞらえられる最強の女兵士、フルメタル・ビッチと呼ばれるリタ・ヴラタスキ軍曹(エミリー・ブラント)と出会うが、ギタイを一人で数百体も葬ったリタもまたケイジと同じ『タイムループの経験者』であった。
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飢えた女性をパロディにした不謹慎さはあるが鳥取市のキャラではなく鳥取城跡のキャラだと考えれば、『鳥取城のイメージ』が羽柴秀吉の兵糧攻め以外、一般に余り思い浮かばない影響もあるのではないか。 今回のニュースは一時的に公開を中止するだけで、かつ江さんのイラストそのものは採用を続けて、名前を変更するということのようだ。
<鳥取城>飢餓キャラ「かつ江さん」 市民の批判で公開中止
名前が『かつ江』というのは『渇え(かつえ)』のアナロジーだが、存命の女性に同じ名前の方が多くいるので望ましくない。『鳥取城の戦国時代における歴史の悲劇を学ぶ目的』を掲げていれば、テーマ外れのキャラとまでは言えないが、渇え殺しは播磨三木城の兵糧攻めと並び豊臣秀吉の攻城戦の徹底的な無情さの事例かも。
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