米国と英国、フランスが中心の自由民主主義圏の有志連合としては、自由も人権も認めずテロ・侵略・虐殺で勢力拡大するイスラム国を放置することはできないが、日本にとっても未来の集団的自衛権の運用に関わる問題になりかねない。
米軍のシリア空爆「始まりに過ぎず」、別の過激派拠点も攻撃
イスラム国の侵略活動やテロ行為、民間人・異教徒の殺害に対して、日米欧は『国際社会に対する挑戦』と強く非難するが、イスラム国の過激派勢力や狂信者からすれば『現代の欧米主導の国際社会の破壊・転覆(近代的・啓蒙的・男女平等的な価値の否定と宗教規範への転換)』が目的なのだから、非難の主旨が伝わらない。
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LINEのIPOがIT関連株に与える影響は大きい。上場見送りのニュースとアメリカのシリア空爆、ダウ平均株価の下落が重なった事で、今日の日本市場は軒並み下落傾向を示した。メールを代替する勢いのLINEの潜在成長力が注目される。
LINEの年内上場見送り、さらなる成長狙い=ネイバー幹部
LINEとアリババは同じITでも業種が全く違うために単純比較できないが、アリババとの競合性がある企業は『楽天・アマゾン』などのネットを介した物販サイトになるだろう。10億人以上のネットユーザーが誕生する可能性を秘める中国には、まだまだ広大な『ネット通販の潜在顧客のフロンティア』が眠っていると見ることもできるし、アリババが推し進めてきた『B2B(企業間取引)のネット仲介事業』も順調に成長している市場である。
続きを読む LINEが年内の株式上場(IPO)を見送る。アメリカのシリア空爆などもあり、日本市場は低調。 →
人を動かすより自分が動いた方が早いというのは『人間関係の黄金則』であるが、『面倒臭い人からの悪影響の回避』や『重要な相手からの協力・好意』では、自分で決めたという自発的な動機づけを高められるかが鍵になってくる。
職場や学校にいる”めんどうくさい人”の対処法「狩野英考作戦」とは?
自分に有利な前提や相手の同意を一方的に小刻みに取り付けていくのは、スモールステップの古典的手法。『~をすぐにしないと後悔や損をする』という脅迫型・限定型のコミュニケーションは、本心を見透かされて反発を喰らうリスクも高い。飴と鞭はビジネス・人間関係なら飴を用いるべき、恐怖を煽る鞭は犯罪に傾斜しやすい。
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『いただきます』の語彙には、『食事の調理・配膳をしてくれた人間への感謝』と『食材となる生命への感謝』があるという話だが、後者は縁起・因果・カルマの仏教思想との相関が指摘され、特に合掌してのいただきますは近代の浄土真宗の作法とされる。
なるほど! 「いただきます」本当の意味
実際は、近代以前の日本において『いただきます・ごちそうさま』といった食前・食後の挨拶の作法が存在したのか、どれくらいどの階層に普及していたのかは、史料による裏付けがなく不明な点が多い。『源氏物語』『枕草子』には平安朝の食文化と関係する記述もあるが、いただきますに相当する挨拶について記録はない。
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中内功のダイエー崩壊の最終段階、ダイエーの店名まで無くなると淋しいが、いわゆる昭和の経済成長と核家族消費の象徴的企業だった。イオン株との交換を見据え、ダイエー株は最後の上げ相場を形成して150円台にまで上げてきている。
イオン、ダイエーを完全子会社化へ グループ再編も検討
福岡県はダイエーの本拠地であり、1980年代までは『福岡ドーム・ダイエー球団・リゾートホテル・大規模商業施設』という福岡市の不動産資本・球団をシンボルとして、ダイエー帝国の栄光を見せたが、『拡大路線の失敗+不良債権処理問題』の荒波を乗り越えられず沈没…固定資産売却で経営体力喪失、資金繰りも急速に悪化して破綻した。
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87点/100点
前作『るろうに剣心 京都大火編』を見て続きが見たくなった人なら、間違いなく楽しめる作品になっている。
緋村剣心(佐藤健)と志々雄真実(藤原竜也)の最終決戦で、映画の大半は剣と剣の激しい戦いだが、明治新政府から『人斬り』として利用され切り捨てられた共通体験を持つ剣心と真実の対照的な信念がぶつかり合う。
新政府に裏切られてその身を灼熱の炎で焼かれ、全身に大火傷を負った志々雄真実は、強い者が生き弱い者が死ぬという『弱肉強食の信念』を掲げ、残忍な戦闘と支配に明け暮れる復讐の鬼と化した。
志々雄の側近である天才剣士・瀬田宗次郎(神木隆之介)は、抑圧していた攻撃性を開放して、子供時代に自分を虐待していた親戚全員を殺害して以降、志々雄が説く弱肉強食の信念に心酔している。
志々雄は大火傷で全身の汗腺を失い、体温調節が困難な特異体質になったが、体内に蓄積した膨大な熱量を外部に放出することによって、燃え盛る炎をまとった剣撃を繰り出すことが可能になった。残酷無比な気質と人間離れした身体能力、狂気的な暴力・破壊への没頭によって、殆ど無敵の剣士になっている。
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