日本の自衛隊の背広組と制服組の優位性:文民統制(シビリアン・コントロール)の本質は何か?

文民統制の生命線は現役軍人が首相・防衛相になれない事にあり、本質は『政治統制・法の支配・民主主義の手続き』にある。米国でも大将を指揮する軍長官は文民で、日本では防衛相の見識と選択・責任の履行が問われる。

背広組優位の規定廃止=防衛省設置法改正へ

文民統制が目的にするのは、軍隊が『政治決定・立憲主義・法の支配・民主主義のプロセス』にきちんと従っているかだ。日本では『平和主義による国際貢献活動や後方支援の中身』も問われる。背広組と制服組の優位性はクリティカルな問題ではないが、それが決め手になるなら防衛相が官僚・軍人の言いなりになっていて危うい。

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川崎市の中1殺害事件と凶悪犯罪に行き着きやすい不良文化・集団関係

暴力・非行・学年などで階層秩序が形成されるヤンキー文化は1990年代にはかなり廃れ、お洒落で丁寧な若者が主流になってきた印象が強いが、犯罪強制から殺人までいく不良集団があった事に驚きもある。

<川崎中1殺害>一体何が…目周辺にあざ、「殺されるかも」

この事件の加害者も含め、現代の不良はかつての暴走族やヤンキーと違い、分かりやすい外見・大声の示威もなく、格下に見た知人以外には暴力の雰囲気も出さないので、部外者にはどういった性格・価値観の人間かが伝わりにくい。『不良文化の時代的変質』もあるが、主犯格ではない取り巻きの未成年にしても、『殺人の共犯』まで行く集団に参加した不利益は余りに大きく取り返しがつかない。

『閉鎖的な人間関係における犯罪や暴力の問題』は、少年犯罪に限らずDV・監禁・モラハラなど人間社会の普遍的な悪事の根本にあるが、自分がどれだけ悪事ができるかを張り合う『虚勢・示威がエスカレートする集団心理』もある。参加・脱退が不自由そうな集団、権力・威圧で何かを強制される集団には近づかないが吉の処世術もあるが、若い頃はちょっとした誘いや誘惑、浮かれ騒ぎに引き寄せられやすい。

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