フィリピン人の母による無理心中か。移住者のタフネスの多くは『血縁・仲間のコミュニティ』に担保されるから、日本で問題になっているひとり親世帯の貧困・孤立のような圧力には脆い所もあるのではないか。
母子家庭における子育ての難しさは、単純に『収入が少ない貧困』もあるが『相談相手がいない・精神的に頼れない母子の孤立』も影響する。母親のメンタルヘルスが壊れ悲観的になった時、それを支持して立て直してくれる親密な他者がいるかいないかも大きい。単身・二人の世帯では自分の心の健康を崩すと致命的になりやすい。
フィリピン人の母による無理心中か。移住者のタフネスの多くは『血縁・仲間のコミュニティ』に担保されるから、日本で問題になっているひとり親世帯の貧困・孤立のような圧力には脆い所もあるのではないか。
母子家庭における子育ての難しさは、単純に『収入が少ない貧困』もあるが『相談相手がいない・精神的に頼れない母子の孤立』も影響する。母親のメンタルヘルスが壊れ悲観的になった時、それを支持して立て直してくれる親密な他者がいるかいないかも大きい。単身・二人の世帯では自分の心の健康を崩すと致命的になりやすい。
フィリップ・マーロウは『タフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない』といったが、閉鎖的世界で悩む中学生も、大人になってからも『生きる事の圧力・大変さ』はゼロにまではならない。
人生を生きることの困難は『人生を楽観的に甘く捉えすぎること』と『人生を悲観的に暗く捉えすぎること』の両面で起こる。中高生で学業・スポーツがずば抜けていれば『人生はイージーモードな楽観』になりやすいが、リアルな人生はその場だけ結果を出せば良いテストや試合と異なる。長期戦・心理戦の波に楽勝の戦略はない。
丸亀製麺のトリドール株、ここ数ヶ月は安値低迷してが、実店舗の客の多さからほぼ確実に好決算を出してくると思っていた。16年3月期連結決算、当期利益が384.8%増の26億円。ハワイやインドネシアなど海外進出も積極的だが売上はまだ500億未満、会社の目標は10年後5000億でちょいと大風呂敷すぎるか……。
アジアの積極進出と海外チェーンのM&Aでうどん食の習慣を根付かせれば年商5000億が可能という、ビジネスモデルの将来ビジョンは壮大。『うどんという日本の庶民食』でそこまで大掛かりなビジネスを目指す経営者の発想が面白い。インドネシア人が讃岐うどんを食べるなら、他のアジア人が食ってもおかしくはない。
続きを読む トリドール(丸亀製麺)が当期利益384.8%増の26億円で株価上昇,mixiの3DS版のモンストがヒットすれば凄い事になりそうだが。
定期的に対話機会を設ける日中韓首脳会談には『相手国の考えが分からない不信』を緩和し互いの意思を再確認する効果がある。歴史を直視すれば、交流断絶は敵対心・武力衝突のリスクにもつながりやすい。
個人間でも『思い通りにならないから口を聞かない』は間接的な敵意・威嚇の意思表示になり得るが、国家間も『会合・対話の機会を持たない』のは間接的な嫌悪・牽制の意思表示となる。交流しない期間が長くなると『相手国の政策・宣言などのネガティブな解釈・被害妄想』が増え、双方の政府・国民感情も対抗的になりやすい。
日本・中国・韓国の外交関係が悪いこと、中国が人権を尊重しない非民主主義政体であること、日本の歴史的な加害感が弱いこと(韓国の歴史的な被害感が強いこと)、前近代的な儒教の華夷秩序と近代の日本帝国主義の拡大が中韓の劣等感を強めた事など、日中韓には言語化されない背景心理・事情の難しさはある。
中年期をユングは『人生の正午(斜陽の始まり)』と読んだが、仕事・家庭での自分の到達点が見え上昇志向の限界に直面、仕事人も家庭人も自由人も改めて『自分とは何者か』の問いと向き合わされる。
中年期の心の健康が悪化する要因は大きく分けて、『職業面における自分の限界の認識・相対的な影響力の減少』と『家庭面における子供の自立・配偶者との心理的距離による孤独感・会話不足』の二つがある。職業と家族によって支えられたアイデンティティの変化と再構築の必要に迫られるが、その手段は多様ではある。
中年期はよほど社交的か昔からの友人知人のつながりを維持しているかでないと、仕事関係以外の人間関係の範囲が非常に狭いかない状態になりやすい。話し相手が同僚・夫婦・子供しかいない人も珍しくはないが、それまで当たり前と思っていた所属・働き方・人間関係が緩やかに変化して対応に遅れを取りやすい時期でもある。
mixiの『恋愛トピ』で40代の婚活中の相談者男性が、条件がありすぎるや自分の魅力とのバランスが取れてない等と叩かれているが、条件面の釣り合いではさして高望みではない。だが現代では言葉・文字のコミュニケーション力が低いと、婚活や仕事に限らず『自分の本音・魅力』が伝えきれず損することは多い。その例に感じた。
外見・年齢の知覚的魅力がないもあるが、『(ある程度真面目に生きてきたのに)流暢にしゃべれない口下手・気の利いたフレーズのない寡黙』が今ほど認められにくく損する時代はなかったかも。条件はそこそこでなぜ婚活が上手くいかない?の問いは、返信にある『経済的条件がダメでも女性を楽しませていつもそれなりに相手がいる男性』の裏返しでもある。
昔と今では男女の価値観がかなり変わったが、昔の男は『よくしゃべる面白いだけの男(巧言令色)には価値がなく、無口で黙々と働く男に価値があった』が、今は一定の経済力があっても『頑固さ・男尊女卑(精神的DV懸念)・ユーモアや面白みのなさ』は避けられやすく、一緒にいて楽しい安らげるの付加価値が求められる。
続きを読む 40代の話し下手(自己アピール下手)な婚活男性の悩み:経済的条件だけでなく『女を外見・言葉で楽しませる男』が求められる時代