桜島が噴煙4000メートル以上の爆発的噴火:姶良カルデラと阿蘇カルデラの連動の不安

桜島は日本の活火山の中でも活動性の高い新しい火山で、数千メートルの噴煙を上げる噴火は珍しくない。だが熊本地震の直後だけに『地震の断層のズレ・阿蘇山の活動性との相関』が気になりやすい。

桜島が爆発的噴火 昨年5月以来の噴煙4千メートル超

熊本地震と桜島噴火の影響を考えると、阿蘇山周辺だけではなく、霧島連山・開聞岳など南九州の火山帯への安易な立ち入りはやめておいたほうが無難だろう。姶良カルデラと阿蘇カルデラの活動性に関係があるかは分からないが、九州の断層・火山の活動性は高まっていると見て、注意・警戒を怠らないようにしていきたいものだ。

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大阪の小学6年生女児の焼死事件の再審:証拠不十分、推定無罪の原則採用で、実質無罪となる見通し

母の青木恵子さん(52)と内縁の夫の朴龍晧(ぼくたつひろ)さん(50)が生命保険金を目当てに小6の娘を放火し殺害したとされていた事件だが、証拠不十分と車庫の燃焼再現実験で実質的な無罪判決となる見通しである。

検察側、母への有罪主張も撤回 大阪・小6焼死再審

この事件はマスメディアでも取り上げられていたが、近代刑法における『推定無罪(疑わしきは罰せず)の原則』が最大限に適用された判例になる。検察側も各種の状況証拠から有罪を確信し起訴したが、決定的な物証を得られず弁護側の出した『車庫内の放火不可能性の再現実験』によって、不本意ながらも有罪主張を取り下げた。

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ドラマ『不機嫌な果実』の雑感と無関心で冷え込みやすい夫婦関係の問題点

『不機嫌な果実』のテレビドラマは、不倫の泥沼系のテーマだが、栗山千明と稲垣吾郎の経済的には裕福だが情緒的官能的な交流のない子なしの夫婦生活は一つのテンプレではある。そもそも、結婚制度は個人の幸福追求や官能性が目的ではないので、結婚すれば異性愛・承認欲求の面で常に満たされて楽しめるわけでは当然ない。

普段は興味も会話もないのに、妻が不倫すると途端に執着に走る稲垣の役所もありがちで、男性心理として『女としての妻に興味がなくても、独占欲の対象としての妻には未練が残る(第三者の男の影がちらつくと途端に気になって怒りが沸いてくる)』というのは珍しいものではない。

「不機嫌な果実」初回から濃厚ラブシーン全開で好発進

『釣った魚に餌をやらない・妻を女(夫を男)として見れなくなる・子育て以外の共有や共感が減る』は、カップル文化が定着していない生活の互助がメインの日本の結婚制度では珍しいものではないが、栗山千明のようなポジション・属性・夫との冷え切った関係で周囲に魅力的な男が次々出れば、不倫の誘惑度は高くはなるか。

『子供がいなくてお金はある状況(働かなくても良い状況)+愛されている(自分が必要とされる)実感や交流のない関係』で、平均以上に目立つ美貌や格好良さを持つ配偶者を冷たく扱って無関心に放置している状況なら、浮気のリスクは高くなる。ドラマの稲垣は敢えて相手の気持ちを引き離す面白みのない嫌な性格の役だが。

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GWの連休初日から北アルプスで遭難が続く:4人死亡、1人不明

北アルプスの穂高岳や立山連峰の剱岳は登山者が憧れる日本屈指の絶景の名山だが、標高の高さ・足場の悪さ・ハシゴや岩場など危険要因も多い。十分な下調べと準備をして、できれば登頂経験者の同伴が望ましい。

<北ア遭難>さらに4人死亡 1人不明、16人救助

日本各地にある低山(厳冬期以外)であれば、登山道を登るコースを行くならば『道迷い』以外の致命的リスクはあまりないが、3000m級の日本アルプスの高山はGWの連休前後の季節はあまり登山に良い季節(危険の少ない季節)とも言えない。残雪や雪解けの山・岩場は非常に滑りやすく、低山にない落石・雪崩もある。

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マイナンバーカードの活用拡大の案とマイナンバーカード発行の遅滞

マイナンバーカードは2ヶ月以上前に申請したが未だ発送されず何の連絡もない。システムトラブルの報道もあるが、税と社会保障の一体改革の根幹にあるカードにしては、自治体のアクセスがブロックされる等のバグもあるのは心配だ。

災害時に安否確認=カード活用拡大探る―マイナンバー

災害避難時に個人の安否や避難場所の確認に使えるのは確かに利便性はある。民間企業のポイントをマイナンバーカードでまとめるのには反対だ。民間各社が自前のポイントカードを作成する必要がなくなり、全ポイントカードがマイナンバーカードになって『政府の民業圧迫と経済統制・個人消費行動の監視』につながりかねない。

顔写真つきでデザイン性もない『いかにも官製なマイナンバーカード』を買い物の度に呈示することに抵抗感を感じる人は多いだろう。税と社会保障の個人情報と連携しているので、頻繁に店舗で出し入れすると、カード紛失のセキュリティリスクやスキミングの不安感も出るだろう。

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出生前診断で異常が判明した夫婦・女性の96%が中絶:遺伝子異常・奇形が事前に分かってしまう事で生まれる問題

障害・疾患・高齢・虚弱とその負担を敬遠する優生学の倫理的是非とも関わるが、現代では出生前診断・中絶以前に『出生数(中絶数含む)の減少』という意識的な各種選択による間接の優生学が進む影響も大きい。

<新型出生前診断>異常判明の96%中絶 利用拡大

出生前診断の結果に基づく中絶は、検査をする時点で『パーソン論(人権・生存権は出生後の意識的人格と切り離せない・中枢神経系が未熟な周期の胎児は新生児同等の権利主体ではない)+生命の選別の契機』を含むのでどんな障害や奇形でも中絶しない『生命至上主義』の信念や心情がある人は初めから検査をしないとも言える。

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