友達関係を長期維持していくことの難しさ:人は好き嫌い以上にコミュニティ・必要性(必然性)で人間関係を左右される

コミュニティや環境が変化しても付き合い続けられる(付き合い続けたい)のが友達だが、『双方の順調な人生・人生観の近似・違いの少なさ』がないと難しい。

定期的に「人間関係リセット」したくなる人たち 「友達付き合いダルイ」「LINE変えてスッキリ」

『新たな環境・集団・家庭での人間関係の充実』によって、時間・労力の余裕がなくなり過去の人間関係が疎遠になる人もいれば、元々『自分からマメな連絡・誘いかけ』をしてまで友達付き合いしないタイプで自然に離れていく人もいるだろう。話したかったり会いたかったりする他者への思いを維持することが次第に困難になる。

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女性は『赤い服』を着ると魅力的に見えるのか?、 韓国出版社が筒井康隆の作品の出版を中止。

○赤は暖色で最も刺激が強い色で、人目を引き交感神経を刺激しやすい効果はある。ファッションでも黒と赤・ピンクの組み合わせはセクシーさ、白と赤は鮮烈な強い印象を与えやすい。

【連載:男と女のなぜ】 なぜ、赤い服を着ると、女性はより魅力的になるのか?

真っ白なブラウスに赤いスカートなどの組み合わせは、シンプルで上品なデザインでも間違いなく人目を惹きつけることは確かだが、『赤い服・赤い口紅』が女性を魅力的に見せる理由が『生物学的なもの(生殖器の発赤・発情サイン由来)』か『色彩効果的なもの(赤色の交感神経刺激)』かの区別は難しい。

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アサド政権の化学兵器使用疑惑に対して、アメリカがミサイル攻撃を実施:米国の単独外交主義(ユニラテラリズム)の問題

シリア内戦は米露の対立図式が背景にあり、『反アサド=米国・シリア人スンニ派・クルド人・IS・トルコ』の利害が複雑に絡む。シリアの化学兵器使用への制裁であっても、米国単独の攻撃は国際法上の問題はあるが、化学兵器使用を許さない前提が米国は非常に強い。

独裁国家の主権性を—死者・着弾数…食い違うミサイル被害 米国とアサド政権

トランプ大統領は『世界の警察』をやめると宣言したが、国家安全保障会議NSCのメンバー刷新(極右の非現実路線のスティーブ・バノンなど排除)で、再び自由主義圏の世界秩序維持を図る軍事行動に出てきた面もあるか。化学兵器を使用した戦闘機が本当に『ミサイル攻撃した基地』から飛び立ったかの検証も重要だ。

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友部達夫元参院議員のオレンジ共済詐欺事件に関係していた斎藤衛の殺人事件:死刑囚の元組長が再逮捕に。

暴力団組長の死刑囚が他の殺人にも手を染めていた事件。オレンジ共済組合事件は新進党の友部達夫元参院議員が架空投資詐欺で逮捕され実刑を受けた事件で、殺された斎藤衛は友部の選挙工作を行っていた。

国会喚問後不明の男性を殺害容疑、死刑囚を逮捕へ

友部達夫は元々小選挙区で当選できる支持票を持ってなかったが、オレンジ共済詐欺の錬金術でカネだけは持っていた。永田町の黒幕として暗躍していた斎藤衛が『カネで議席を買う選挙工作』を請け負い、新進党の比例代表の名簿順位を買ったとされるが、政治家とフィクサー・暴力団の不正なつながりを示した事件でもあった。

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WHOの飲食店での喫煙規制強化要請:日本の受動喫煙規制は『すべての飲食店』まで拡大されるのか

WHO職員で喫煙者がいたら肩身が狭いか昇進の限界がありそうだが、WHO及び健康増進の国際世論ではタバコは本来なら廃絶したいレベルの思想があるだろう。21世紀末にはタバコ自体の規制も有り得るか。

WHO「喫煙場所で食事あり得ない」 新橋の飲食店視察

WHOがこれだけ世界的に禁煙・分煙の啓発運動と政治的圧力をかけ続けている事を考えると、東京五輪のような国際的イベントを開催すれば『飲食店の全面禁煙圧力』は想定の範囲内ではある。日本は特に体裁にこだわるので、オリンピック開催になると喫煙・風俗に限らず全般に清く正しくの綱紀粛正の傾向はでやすいだろう。

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将来推計人口、現役世代減少で高齢者は引退できなくなる:年金・医療・介護の持続困難と今・昔の老後の違い

戦費調達目的で創設された公的年金の制度設計が甘い。『平均年齢60代(長くて約10年の年金支払)+人口増・経済成長』の前提で作られた年金制度は、平均年齢80歳を超え少子化・低成長・医療進歩の現代では通用しづらい。

<将来推計人口>高齢者「引退」なき時代へ

現在90代以上の戦中世代は少ない掛け金で十分な年金支給があり、徴兵・従軍なら恩給も付加された『年金制度・公的給付の恩恵』が大きかった世代で、20~30年前までは『老後=悠々自適の年金生活』のイメージが通用した。若い頃は相当な苦労・貧乏をした人が大半だが、国・年金への信用は非常に強かった。

今90代以上の高齢者の幼少期~若者時代(終戦間近の総動員体制下の貧窮+物資枯渇の戦後の焼け野原)の平均的な生活水準・食糧事情は、現代人では到底耐えられないもので、少なからぬ人は若くして外国で戦死餓死・抑留・病気の悲惨な目に遭った。老後だけに着目して、単純に昔生まれていれば得とは言えない。

少子化・人口減少が固定した日本の人口動態の最大の要因は、先進国で経済発展して自意識が強くなると『人一人が普通に人生を生きていくためのコスト』が跳ね上がるという事である。法律・人権・意識の変化によって、人を働かせる際のルールも厳しくなる。昭和初期以前の庶民の生活水準は『家族皆が食えれば上等』である。

今のブラック企業は人格否定・パワハラ・長時間労働の問題が主だが、昭和初期以前のブラック労働といえばやくざ者の監視者から殴られ脅され、世俗と隔絶したダム建設・トンネル工事・原野開拓などの過酷労働を強いられる『タコ部屋労働(物理的監禁)』の類でレベルが違う。

明治から昭和初期の庶民は『国の社会保障』は整備されていなかったから『家族・地域(血縁地縁)の相互扶助』に頼るのが普通だったが、『家族の人数が多い・農家が多く食糧自給率が高い(食費が安い)・平均寿命が短い(医療に頼らない頼れない・医療水準低く延命困難)』で、自力で食べられなくなった時が死期であった。

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