おばあちゃんと呼ばれて気にする70代以上の人は少ないだろうが、30~40代前半は『若くもなく年寄りでもない年代』で、自意識も見かけも呼称の受け止め方も個人差が大きい。
「おばさん」と言われたことがなかった38歳女性、「初めておばさんと言われて」大ショック
『おばさん』も『おじさん』も中年期の男女を指す代名詞だが、その語感には『もう若くはない人・華やかな時期が過ぎた人・色恋の現役ではない人』といった意味がどこかしら含意されている。男性がおじさんと呼ばれるより女性がおばさんと呼ばれる方が気にする人が多いのは、若さと美で見られやすいジェンダーの影響だろう。
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中国の海洋政策の『核心的利益論』は国内向けの中国強大化のプロパガンダだから、日中米の現在の相互利益の関係を捨てるリスクを取って尖閣諸島を力で奪いに来る事はなく見返りが乏しい。
中国は尖閣を狙わない。安倍官邸が捏造した「島嶼防衛論」の大嘘
『北朝鮮難民論・島嶼防衛論・中国脅威論・北朝鮮のミサイルと核の問題』はそれぞれ異なる安全保障上のリスクとされるが、いずれも『日本の領土の直接支配』を目的としたものではない。仮に目的にしても日本の国力・民族性と日米同盟に対し、中国・北朝鮮が一方的に日本領土の侵略を長期維持することは不可能だろう。
米ソ冷戦構造の終結によって『北海道の陸自の余剰人員問題』が出たというのは、『軍事力規模の権益化・前提化の問題』であり、必要以上の軍事力を抱えている場合には『その軍事力の必要性を納得させるためのリスク・シナリオ』が政権や軍部(自衛隊)から考案されることが多い。可能性の論は幾つでも思いつける。
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少子高齢化問題は1990年代から指摘され続けているが、『皆婚・早婚・多子・同調圧力・児童労働の前提』が概ね崩れた先進国は程度の差はあれ少子化傾向になる。所得減少・格差社会も少子化を強める。
<人口動態調査>8年連続で減少 1億2558万3658人
既に出産可能な女性の人口が減ってきているので、急激な人口増加への反転は期待しづらいが、日本より韓国・香港・シンガポール等の出生率が低いことを考えると、少子化は日本特有の問題ではない。『自立までの子育てにお金がかかる国・教育水準が高くなった国・子の自立が遅くなった国・格差が大きい国』は少子化に至る。
政治が悪いから子供が増えないという単純な問題ではなく、現代の経済社会・先進文明が抱える『個人の人権と尊厳・選択の自由と決断の放棄・市場競争原理・建前の平等と実際の格差・子の非生産性(孝行から子のために親が援助へのシフト)・性の代理満足』などによって積極的に子供を増やしたい男女が減っている。
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モラル希薄化ではなく地域の共同体性の崩壊とライフスタイルの個人化・静謐化が根本原因だろう。子供本人や親と気軽にコミュニケーションして移動して貰える関係があればまた変わる。
「道路族」トラブル深刻=住宅街路上で遊ぶ子と親―地域モラル希薄化・専門家
地域の共同体性が崩壊すると、お隣の親子でも挨拶や雑談をしない『赤の他人』に近くなり、『地域共同体の一員』ではなくなるので勝手に『話し合いが通用しない異質で不快な人たち』と決めつけてしまう。道路・自宅の周辺で遊んだり大声を出したりしていると『他人に自分のパーソナルスペースを侵害される圧迫』が強まる。
『コミュニケーションをしない親子(話し合いが通じない異質・不快な他者)』と『一方的に理不尽に自宅で我慢し続けている自分(少し移動してくれと言えない自分)』が組み合わされると、最悪の場合、精神状態が悪化してよく事件報道にあるような刃物を持って公園等に押しかける犯罪者のようになる。
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ネット以前は凶悪犯罪でない限り『小さな悪事・迷惑行為』は当事者間の問題として処理され第三者は知り得ず言及もなかった。ネットは不特定多数が悪事・問題に言及する仕組みとして機能する。
「窃盗だろw」「桃の気持ち考えろ」――桃太郎で“ネット炎上”描く広告、狙いは? ACジャパンに聞く
ネット時代は『社会的制裁』の性質を決定的に変え、『小さな悪事・迷惑行為』でも個人情報が洩れると不特定多数から厳しく叩かれやすい。ネット炎上の典型である『犯罪・悪事に対する罵詈雑言(人格否定・厳罰要求)』は、自分を正義の立場に置く社会的制裁で、過去にテレビの前で言われた罵倒・非難が目に見える形になった。
ネットの仕組み自体が、それ以前の時代に見聞きできなかった『人の本心・内輪の放言』を可視化したとも言える。ネット炎上はネットが『正論至上主義』になりやすいことの反動であり、少しでも法律・道徳・マナーに反した行動を自慢のようにアップすると炎上リスクが生まれる。知人だけの狭い世界での『悪事自慢』は危うい。
ネット炎上の予防は簡単で、『公開範囲をコントロールすること(小さな悪事自慢をしたいなら内輪だけで公開)』と『第三者が見た場合に法律や道徳に違反していると見られる内容を公開しないこと』である。内輪では通用する悪ふざけや冗談も、社会一般では許されにくいものがあるが、若くて軽率なほどその差が分かりにくい。
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飲酒運転の厳罰化で一回の違反で『社会的生命の抹殺』に近い扱いを受け、免許取消・高額違反金も科されるので、今も飲酒運転をする人は『常習者・アルコール中毒・ほんの数分の甘い認識』が多いだろう。
<旭川女性事故死>「運転中に飲酒繰り返し」懲役14年求刑
飲酒運転は量刑の重さでは、一般的な社会人にとっては十分に重くなっている。仮に死刑があっても『常習者・アルコール中毒・甘い認識の者』は捕まるか事故を起こすまで分からない。自宅前の数十mの移動・車庫入れで検挙されても、仕事はクビ、実名報道で信用喪失、免許取消・欠格期間、高額違反金、飲酒運転は大幅に減った。
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