「戦争の局地戦・テロ」でも一度でここまで大量の死傷者は出ない。銃社会で無防備なイベント会場を確信犯で狙われれば、防御手段は皆無に等しい。元会計士・カジノ常連・銃マニアのスティーブン・パドック容疑者(64)に何があったのか。
いくら合衆国憲法で市民の銃武装権が認められているといってもマンダリンベイというラスベガスの高級ホテルは、部屋に16個もの銃器を持ち込めるほど、持ち物に対してフリーパスなのか。分解して持ち込んだとしても、相当な荷物の量で重量も数十キロ以上にはなる。自宅には銃器・爆発物を50近くも保管してたようだ……。
スティーブン・パドック容疑者は、最近になって1日1万ドル以上をラスベガスのギャンブルに突っ込んで、負けがこんでいたと伝えられた。単純に考えれば「ギャンブルで大金を負けた腹いせでの無差別テロ(拡大自殺の巻き添え)」だが、ギャンブル依存症と反社会性パーソナリティー障害を重複していた可能性もありそうだ。
パドック容疑者が乱射事件に使用した銃器は、セミオートマのライフル銃をトリガークランクという装置で連射できるように改造していたというが、こんな自衛に不要な部品がネット通販で50ドルで買える米国の銃社会は異常だ。1万人以上の人が集まる夜の屋外ライブだと「32階からの射撃」は回避以前に発射場所を特定不能。
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テレビを含め紙でもウェブでも、ディレクター・記者・編集者・デザイナーなどは自由裁量もあるが「自発的なサービス残業・無償労働」も多く、気づけば過労死水準の人も多い。NHKの労務管理も問われるが。
記者の過労死「重く受け止め」=定例会見で上田NHK会長 (http://mixi.at/agdzDHt)
今は記者もきちんと労働基準法や社内の労務管理で守られるべきだが、元々はジャーナリスト志望者は報道・問題解説の使命感を持ったある種の職人としての自意識が強く、「定時の労働体制の枠」を自分自身で崩してしまっていた。夜討ち・朝駆け・張り付き・完徹の記事納品などは時代遅れになりつつはある。
医師・弁護士のようなハイエンドの専門家にも過労死は多く、医師は研修医に過労死か自殺者が出る構造もある。記者も含めたこれらの専門職の自意識やサービス残業が「他律的・強制的な嫌々ながらやらされているものか」というと必ずしもそうでない所に難しさがある。近隣の40歳の夜8時まで診療してた内科医も突然死した。
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自民党の安倍首相に任せておけば安泰の声も多いが、既に長期にわたり政権を握った。もっと長く磐石になら、カエサルや金正恩の如く終身独裁官のような身分にでも…だが日本の問題は政治家だけで解決できる類ではない。
<衆院選>リベラル票はどこへ 選挙難民状態 (http://mixi.at/aeZ6PtK)
リベラルとは何か?「国家権力からの自由」を唱えた人たちが古典的リベラリストであり、「国家は国防・警察だけする夜警国家で良く、必要以上の税金を取ったり労役などの強制をするな」の立場がリベラリスト(自由主義)の原点だ。20世紀半ばから欧米のリベラルは「国家権力による自由=社会福祉の強化」が中心になった。
20世紀半ばから、無力な個人は国家に干渉されない「自由」があるだけでは意味がなく、最低限度の文化的生活が「平等」に保証されなければならないと考える勢力に変質した。古典的リベラルは「税金の安い小さな政府」と相性が良かったが、次第に「社会福祉・弱者救済をする大きな政府」と相性が良くなった。
現代でいうリベラルは「個人の自由・平等を基盤とする人権を尊重する勢力」「個人の最低限度の権利や生活を国家が保証すべきと考える勢力」といっても良いが、同じリベラルでも「自由」を重視するか「平等」を重視するかで社会保障などについての価値観は全く変わってくる。保守との違いは、集団主義か個人主義かが大きい。
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