片岡鶴太郎(62)が30年間に及ぶ別居状態にあった妻と正式に離婚して、ヨーガ(ヨガ)の鍛錬・修行をはじめとした自分のやりたいことのみに専心する生活を送っているというニュースが流れた。
妻や子の家族を捨てたわけではなく、妻に対しては今まで通りに生活費を支払ってその余生を保障する。家族としての面会や援助は続けるが、書類上の配偶者・家族としての『俗縁』を綺麗に断ちたいというのは、ヨーガ修行に真剣になっている者であればそう考えてもおかしくはないだろうなという思考・価値観の変遷ではあるのかもしれない。
片岡鶴太郎という人のキャリアは『お笑い芸人・俳優・ボクサー・芸術家(書家・絵画・陶芸)』と移り変わりが激しいものの、プロボクサーはライセンス取得をしてセコンドに立っただけとはいえ、それぞれの道で一定以上の成果・評価・収入を得続けている人並み外れた多能多才な人物であり、『技術・学習・鍛錬・自己変革』のためのストイックな努力ができる人物でもある。
良くいえば多能多才でやれば何でもできてしまう器用な人物、悪くいえば移り気で一つに集中できないあれもこれもの欲張りな人物といえる。子供三人を作りながらも結婚五年後には『結婚していても家庭の雑事・関係に縛られず、自分のやりたいことをして、付き合いたい人と付き合いたい』という理由から家を出て一人暮らしを始めたのだという。
芸能人として成功し、その後は芸術家としても高く評価されるようになったから、十分なお金は送金し続けていたとは思うが、常識的に考えれば、家庭人(夫・父親)としては不向きなパーソナリティーの人であり、家族を優先度の第一にはしない生き方(あくまでその時々の自分の価値観や目的こそを優先)の人だったと言わざるを得ない。
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高額なコース料理の価値は高級料理や贅沢空間が好きな人でなければ低いが、『一緒に行く人・喜ばせたい人』で価値が変わる。
コース料理に1人4万円!形の残らないものにお金を使うのは無駄? 匿名ブログで議論「自分の偏狭な価値観に閉じこもるのはよくない」
1食1万円以上する高級料理、1泊2万円以上する高級な旅館やホテルなどは、元々『セレブな食事の時間・贅沢で快適な空間』を疑似体験したいような人でないと、それだけの価格の価値があるかは微妙だし、一人でもそういった高い料理やホテルを敢えて選ぶ人は少数派ではないかと思う。
男性と女性で高級コース料理の捉え方は違うが、女性でもそこまで外食の高級料理に興味がない、他に使いたいという人も多くいるわけで、経済的余裕とお互いの価値感次第だろう。男だと『これから親しくなりたい惚れた女性』には、見栄を張ったり女性の価値を高める喜びを得る為に敢えて高級店に行きたがるケースはある。
結婚していて十分長い付き合いがあるのに、奥さんの誕生日とかに『高級なコース料理がでる人気店』を自ら予約してまで一緒に食べたいという夫は、経済的余裕と伊達・風流な気質があり、奥さんを異性として見る感情がかなり残っている可能性が高いとは言えるかも。金持ちでも新鮮味を感じる浮気相手だけ高級店に連れていく家族軽視・妻軽視の良からぬ輩は多いわけで。
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牛乳石鹸のCMが話題になっていた事さえ知らなかった。『牛乳石鹸の販促CM』としては買いたくならないので効果が薄いと思うが、『現代で失われた父権・父の存在感・男の生きがい』みたいなジェンダーのノスタルジーを匂わせるCMの造りではある。
http://blogos.com/outline/241174/
父親の目がぼんやりうつろだからうつ病ではないかと引用記事にあるが、そういったアンニュイな焦点のぼけた目線が俳優の新井浩文氏の味みたいな所がある。しかし、家庭か会社かで何か悩みを引きずっていて覇気を失ったような目線にも確かに見える、このCMのメインキャストには余り向いていなかったのかも。
会社の行きがけにごみ捨てをして、子供の誕生日にケーキとプレゼントを買ってという父親の行動が、自発的なものではなく妻からの指示に従うどこか機械的・うつ的で不満げな行動である事に違和感が生じるのか。子の誕生日に帰ってこないので妻から電話があるが、急ぎの用事・会話もないのに、なぜ一言もなく完全無視なのか…
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○古代ローマ帝国の強さの一つは公共事業で広大な道路網と郵便網を作り、軍事・経済・連絡のスピードを高めた事だが、一日の旅行距離に合わせた宿駅が約40キロごとに設置された。ローマ人は健脚で一日30キロは歩け、皇帝マクシミヌス殺害を伝えた4世紀の早飛脚は馬を使ったとはいえ、一日225キロを駆け抜けたという。
古代ローマ帝国というと王侯貴族の贅沢・豪奢な生活がイメージされやすいが、版図の大部分は『非市場の自給自足的な農業経済』で『商工業者の身分』は貴族・地主より極端に低かった。ローマ帝国最大の商業都市はアレクサンドリアだが、そこの商人の大富豪でもローマ本国の元老院議員(=大地主)の富の足元にも及ばなかった。
貿易で成功した大商人でもローマの名門貴族・元老院議員と比べれば圧倒的にその富の量が少なかったのはローマ帝国が農業経済によって運営されていたからで商業都市も少なかった。大地主である元老院議員は奴隷使役と農地経営による莫大な利益を手にした者だが、一般ローマ市民も他都市の市民と比べれば特権階級だった。
ローマ帝国の華やかな経済的繁栄はローマ市民の特権集団に限定されたものであったが、やはりローマ帝国でも政治家の腐敗・収賄は深刻で『属州からの搾取・騎士階級の徴税請負・暴利の貸金業』で巨富が形成された。ローマ帝国は官僚機構を持たず役職者が徴税するので、多くは国家に僅かしか収めず税金の大半は横領できた。
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○株式投資はランダムウォーカーである市場に、有望と見える銘柄の主観的基準点を設定し、様々な要因による上がり下がりの波のどこかで決断するゲームだろう。いわゆる『ボックスの上限・下限』を突き抜けていくチャートで大きな利益と損失が生まれるが、放置していない限り常人は利益か損失を確定して安心したい心理に負ける。
ポートフォリオに含む銘柄の数が増えるほど、チェスや将棋のような業種・決算・IR・政治・ニュースの相関関係と銘柄の間の損益バランスを読む論理ゲームの要素が生まれるが、今の日本経済のような高値圏だといつか落ちる不安の要素はつきまとう。
今年までは過去最高益の決算は多そうだが、来年以降どうなるかという不安はあるし、2020年の東京五輪以降の超高齢化社会でも日本経済は成長できるのだろうか。
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韓国の日韓併合のトラウマと他力の独立、外交カード化が『反日の国策・教育・民族意識』の背後にあるが、慰安婦問題の最終的解決の日韓合意の後に『朴槿恵前大統領の汚職・弾劾』があったのは不運だった。
「ゴールポスト動かぬ」=安倍首相、日韓合意見直し否定
従軍慰安婦問題の日韓合意は『謝罪』と『賠償』に関する最終的かつ不可逆的な合意とされたが、日本は軍の関与を認め安倍首相名義で謝罪と反省を表明したものの、『賠償金』と規定せずに『元慰安婦支援金』として10億円拠出したため、韓国の保守派議員から賠償金ではないのではないかと突き上げを受けたりもした。
戦後の日韓関係において『慰安婦問題・強制徴用問題』は比較的新しい問題で、少し前まで日本政府の立場は道義的な謝罪はともかく経済的な賠償については、朴正煕政権だった1965年に締結した日韓条約・請求権解決と経済協力の協定で『解決済』とする姿勢だった。当初、韓国自身が慰安婦問題で賠償請求しなかった。
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