現代における美貌の相対価値の下落とビジュアルで仕事したい女性の心の隙間:モデル勧誘で契約した人の27%に性的要求あり

今の女性はメイクや服装に気を使い綺麗な感じの人は増えたが、半端な美貌ではちやほやはされても食えない、『人並み以上の自己評価+モデルなど華やかな仕事への憧れ』がうまい話に反応するスキを生む。

モデル勧誘、契約者の27%に性的要求 内閣府調査

社会経験や対人交渉の経験が少ない10代?20代前半の女性を言葉巧みに騙し、契約内容の詳細を説明せず署名させ、コワモテの男で囲んで性的な仕事を強制するのは犯罪行為だが、ほどほどの美人で『性的要素のない外見の撮影だけ』で報酬が貰えるモデルの仕事はまずない。芸能人は『見た目+αの売り・コネ』を持つ人たちだ。

確かに地方の事務所・出版社などで地場企業の広告モデルだったりちょっとした冊子の撮影モデルを募集していることはあり、イベントや撮影会の自己開催のモデルとかの仕事はあるだろうが、それは『華やかな世界、専業で豊かな生活ができるモデル・芸能の仕事』とは遠い地味な世界だ。うまい話は向こうから転がってはこない。

なぜこんな馬鹿げた話に騙されるのか。ビジュアルの職業化・実利化は現代では非学力コミュニティでかなり人気のようだ。『若さと相まったほどほどの美のアドバンテージ(周囲が甘くてちやほや)』は自己の過大評価を生むが、現実(地味なバイトや恋愛)と潜在的な野心のギャップに褒め殺しの誘惑でつけ込まれる。

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殺人に強い興味を持っていた元名大生の毒物投与・殺人事件についての雑感, サイコパスの心理・養育責任など

反社会的な猟奇性・嗜虐性が強い前頭葉機能に障害のあるサイコパスやソシオパスの疑いがあるが、『人の死・人生を狂わす干渉』に執拗に興味を持つのは先天的な気質嗜好か、何か過去に契機があったのか。

<元名大生公判>「人の人生を狂わすのは面白い」メール示す

妹に『タリウム投与の実験・殺人未遂の経験・殺人願望』について何度も話しているようだが、姉妹の関係はどのようなものだったのか、犯罪心理・嗜虐趣味の共有で妹に悪影響が及んでいなかったかも懸念される。10代女性のサイコパスの事件では『毒物投与+症状観察』のケースがあるが、人を実験するモノと見なす傾向がある。

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刺青をいれた看護学校生の休学処分は妥当なのか, 刺青に対する社会通念と職業選択・職場適応(顧客や患者の意識)の壁

感染リスクの公衆衛生と合わせ、日本では『刺青のアウトロー文化圏』の認識が強く、看護学校・看護師への適格性を疑われやすい。偏見は問題だが個別の人間性・履歴をその都度精査するのは不可能だ。

「入れ墨で休学処分は不当」 賠償求め看護学校を提訴

刺青があれば看護学校で学ぶ権利を否定されても良いのかは裁判で争点になるが、『刺青を入れることによる偏見差別・不利益』は『既存社会の職業人・サービス業・サラリーマンの現状』で刺青がありふれたものにならない限り変わらない。日本では企業の採用基準や顧客の印象から、対人サービスの仕事で刺青はまず禁忌である。

刺青を入れていてもコワモテの見せかけだけで本当の性格は温厚・善人という人も確かにいるが、顧客・患者からすれば初めから『コワモテ(過去に反社会性・前科・粗暴=機嫌を損ねたら危ないの疑念)の印象』を与える人為的な外見自体がNGなのだ。刺青だけで、日本人の第一印象は悪く過去の所属・前科等を疑われる。

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中学生の自殺問題から人生を生き抜くことについて考える,配られた所与のカードの呪縛とそこからの自力他力の展開

配られた所与のカードは人生の進展と共にシャッフルされ切り替わるが、思春期の学生で孤独・虚無・いじめ等があると今が固定され死ぬまで続く感覚に陥りやすい。周囲の理解や支援で自殺回避もあるが。

愛知の中3男子が飛び降り自殺 グランフロント大阪

中学生から高校生くらいの年代は学校生活・仲間関係・異性関係が楽しいか苦しいかの落差が大きく、残酷な集団主義や弱肉強食に追い込まれ自殺までいかなくても精神的なトラウマがその後の人生を呪縛することもある。死ぬしかないと思う極限状況に追い込まれた不運から立て直すには、自分一人だけでは厳しいケースもある。

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フクロウカフェに対する動物愛護精神からの内部告発と現代で高まる動物への共感性・倫理観

倫理観が高度化しネットで内部告発が拡散する現代は、動物使用のビジネスはペットショップや動物園でも一定のリスクがある。動物を『愛護・野生・絶滅危惧』と『食用・家畜・使役』に分類するのも人間側の倫理だが。

劣悪な環境で次々死んでいくフクロウ…フクロウカフェの元スタッフが内部告発

そもそも論では動物界には倫理(共感・生命尊重による手加減)はなく、動物同士の捕食や縄張り争い、遊び(弱い動物の虐待)の有形力行使は『弱肉強食・食物連鎖の自然の摂理』でしかない。動物の権利は自然の淘汰圧を抑え生態系の頂点に立った余力ある人間の『倫理的な自己尊厳・自然管理主義』の発露でもあるだろう。

『種の保存』も利己的遺伝子の個体保存で、『種』というグループ全体で意志的なDNA保存の行動があるわけではない。動物は生命維持や自己複製するがそれは意識的な判断や選択ではなく、存在の持続が『善・正』とする価値観すら人間的な感情と観察に依拠する。自然は生存・生殖の成否の結果をただ静かに積み重ねる。

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トランプ大統領の性格気質についての雑感と入国禁止令に対する司法の否定的判決

○中東・アフリカ7国の入国禁止のトランプ大統領令は、違憲の疑いもあり不当としてシアトル連邦地裁のロバート判事が即時停止を命じた。判決は大統領令に優越するので、国務省はしぶしぶ有効なビザを所持していれば7ヶ国の人も米国行き旅客機に搭乗し入国できるとした。トランプは納得せず司法省に執行停止の控訴をさせる。

アメリカの大統領の権力と、州政府の自治権と、司法の権力(憲法審査権)と、議会の反論の議論が激しくぶつかり合っている。ビザがあるのに入国禁止は不当と、シアトル地裁の大統領令停止の判決が即座に全米に適用されたことは、『米国に三権分立の法の支配がある・トランプは全権掌握の独裁者ではない』を立証している。

トランプ大統領は、シアトル地裁のロバート判事の大統領に逆らう判決を『アメリカの法治を脅かす』と非難するが、大統領令が誰にも覆せない絶対的命令ならそのほうが法治・民主主義ではないということになる。確かに合衆国大統領は米国の最高権力者だが、その大統領もまた法の支配の下にあるからこそ独裁者ではないのだ。

○リーマンショックとサブプライムローン破綻の反省から、過度のリスク投資を規制する意図のドッド・フランク法を廃止…本心はウォール街の味方なのだろうか。

トランプ氏、金融規制を緩和へ オバマ氏の「遺産」覆す

今アメリカ経済は中期の景気サイクルで好況に向かいつつあり、ダウなどの平均株価だけではなく、雇用統計も予想を超える改善を続けている。金融規制緩和のニュースで月曜は日経平均も刺激されるか。格差を嘆く富豪のトランプ大統領だがウォール街のゴールドマン・サックス等とつながってそうと思われても仕方ない金融政策路線ではある。

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