両親がいる15歳の中学三年の女子生徒が、20代のベトナム籍の彼氏と実家で同居というのは一般の家庭環境からかけ離れているが……生活難の男に善意で部屋を貸していたような事情でもあったのだろうか。
<大阪2人死亡>心中か 胸に包丁2本刺さり中3女子死亡
日本人の男女関係でも殺人・心中・ストーカーのような問題は希にあるが、外国籍の相手と恋愛をする場合は、特に『(まだ結婚を現実的な選択に入れない人が多い)日本人の10?20代前半の常識』とはややズレた切実さや悲壮感を持つ事も少なくない。日本人以上に誠実というか恋愛=結婚で融通の効かない一直線の型が多い。
少し前に日本人留学生の黒崎愛海さんがチリ人男性のニコラス・セペダに殺害される事件が起こったが、これも日本人の若い女性とチリ人の20代男性の恋愛観の差異(ずっと一緒等の約束の重みの違い)が根底にあり、束縛癖のあったセペダ容疑者がストーカー化し別れ話を受け容れられずに殺害のケースに当たるように思われる。
10~20代前半の日本人だと、『現時点の恋愛』が一生続くか分からない可能性もどこか頭にあり、別れたり振られたり将来を考え直したりは普通に行われるが、新興国・途上国は特に『早婚傾向・若い年齢で成人扱い』もあり、そういった日本人的なモラトリアムや気持ちの変化を深刻な裏切り・侮辱と捉える傾向は強い。
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精神的な危害を加え自尊心・自立心を貶めるモラルハラスメントは記事の自己愛性パーソナリティーとも関係するが、『他者の操作性・共依存・相手の弱み(立場・経済等)の発見や掌握』も影響している。主従関係を繰り返し刷り込む暗示でもある。
身近にいる? モラルハラスメントの加害者、被害者になる人の特徴
モラハラは大きく分ければ『相手の能力・外見・人生・属性等を馬鹿にし否定して自分を上位にする型(自分がいないとダメと思わせる)』と『自分の怒りや不快を言動・態度でほのめかして相手に察せさせる型』に分けられる。モラハラ概念がなかった時代には陰湿・粗暴で性格が悪いとか気分屋で扱いにくいで済まされていた。
モラハラをする人は、家族・恋人・親友など距離の近い関係において『フラット(対等)な関係・話し合いで合意する関係』を築けないか意図的に築かない傾向がある。猫かぶりすることもあるが、『相手が自分の思い通りに動いてくれないといじける・拗ねる・怒る・無視する』等の幼児的な反応(間接的な要求と攻撃)が多い。
モラハラをする人も、誰でも彼でも意地悪・乱暴な反応や相手を馬鹿にしたり侮辱したりする言動をするわけでは当然なく、『自分が見下しやすい相手(抵抗されても大丈夫そうな人)の見極め』に長けている。一般社会では逆に世俗的な権力・肩書き・財力・学歴等にへつらい、その基準で配偶者等を馬鹿にしやすい。
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福岡県の糸島市消防本部で40代の課長補佐級が扇動する消防職員13人が集団で数年にわたり、約30人の同僚にパワハラを繰り返しているとする内部告発があり、市が調査して懲戒処分を検討のニュース。上司にも命令・人事を取り消せと自宅に集団で押しかけ逆パワハラ、いじめで今まで複数の退職者が出ているという。
警察・消防という男だけの集団行動や寮生活のある仕事では、この種のパワハラ・いじめが繰り返されてきたが、『40代2名のリーダー格+それに従う11人』というパワハラを常態的に行う特定集団、内部の力関係の図式が直接報道されたのは珍しいかも。実際は消防などで内部で強い権力を振るう小グループは多いだろうが。
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ストーカー犯罪急増は『コミュニティや結婚が衰退した現代の孤独』や『分不相応な自己愛(縁なき相手への恋愛妄想)』とも関係しているが、金銭目的の犯罪以上に特定の人に執着して諦めない犯罪というのは事前抑止も事後の反省・更生も難しい。
坂上忍、冨田さん刺傷事件に怒り「怖さも感じる」
例えば異常に執拗なストーカーの岩崎友宏被告でも、昭和期の皆婚時代・皆労働者時代なら、30歳近くになって無職で現実離れした無理なアイドルのケツを追っかけず、適当な会社に嫌々でも就職し分相応な相手と結婚させられていたため、ストーカーをしたくても時間・余力がないよう社会システムで行動統御されていた。
儒教の『小人閑居して不善をなす』とも言えるが、自由な時間・境遇を自己実現的に活用できる現代人のライフスタイルに適応しやすい人もいれば、逆に『自由であるが故に自己定位できず現実離れした人・夢にしがみついて思わぬ犯罪に走るタイプ』も出てきてしまう。強い恋愛感情の挫折には元々狂気じみた一面もある。
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○電車・バス・雑踏の中でマスクをしている姿に違和感はないが、風邪でもないのに『接客業・レジ・窓口』などで毎日マスクをしているのは声が聞き取りにくく機械的な対応(丁寧でない等の誤解を招く)になりやすいデメリットはある。
「いつもマスク」の生活でうつ病を引き起こす恐れあり
『伊達マスク症候群』などの概念も生まれたが、『社会・他者に自分個人の姿(存在)をできるだけ認知・評価されずに最低限の仕事・用事だけこなしたい消極的・防衛的な心理』が影響しているとされる。コミュニケーションが苦手、今以上に人に興味を持たれたくない(外で他人と深く関わったり知り合ったりしてもメリットなしの)心理はあるだろう。
伊達マスクがうつ病を引き起こすのか、うつ病的・対人不安的なメンタルが先にあってマスクをするのかは『鶏と卵』で因果関係は逆転している可能性もある。現代は表情や態度、話し方も含め『高度なコミュニケーション能力・感情労働』を求められる場面が増えており、元々目立ちたくない非社交的な人は外で疲れやすいのかも。
ストレス過多や対人コミュの疲れ(人に笑顔で愛想よく振舞う余裕がなく無表情・疲れた顔を見せたくない)があり、外でも『自分の世界・私的領域を作りたい動機づけ』が働く。その自己防衛規制の現れの一つでマスクやイヤホンが使われる。現代の全般的風潮として『自分が興味ある人以外からの干渉』を嫌う傾向も出ている。
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元配偶者(元恋人)がストーカーになるケースは多いが、赤の他人より『元の関係の記憶・依存・独占欲』があるため、執着心が絶望・怒り・憎悪に変質しやすい。過度の対人嗜癖は精神病に近い状態になる。
ストーカー相談の女性、刃物の傷10カ所以上 長崎
結婚でも恋愛でも『円満な別れ話・納得しての別れ』は難しい。ストーカー化する元配偶者(元恋人)に『DV・無職・借金』など原因があって別れた場合は特に『事前の十分な納得・同意』がないまま、逃げるような別れ方になりやすいが、『相手の逆恨み的な執着・未練』が解消されない限り、常に危険な状態になり得る。
相手の自分に対するネガティブな執着心がなくなったと確信できない限り、ストーカー問題の解決と平穏な生活の回復はない。本来は『逃げ隠れ』するより『対話して納得させる(段階的に執着を弱める)』が望ましいが、『冷静な話し合いが不可能・凶暴で何するか分からない・話せばいつまでも関係が続く』など問題も別途ある。
人間心理の傾向として、一度親しくなった人と縁を切ることには抵抗や孤独はあるが、ストーカーになる人は『その人以外誰も親しい人がいない・今後も自分を愛してくれる異性が見つかりそうにない・人間関係以外の生きがいや趣味がない』など生きるか死ぬかで執着せざるを得ない孤独・自信喪失など背景を抱えている事も多い。
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