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沖縄県の基地反対運動の市民に対する『土人・シナ人』の暴言と歴史的な沖縄差別の構造的問題:歴史的・文化的な差別は世界各地にあるが

沖縄(琉球)の差別は戦前から『(文明の低い旧琉球の末で)本物の日本人ではない・太平洋の島の土人=三級国民に近い』の形であり、『忠誠度の低い新参者・境界地の偏見』に沖縄は苦しみ戦争で犠牲を払った。

土人発言「侮蔑的な意味知らなかった」 機動隊員に戒告

明治維新による近代化、大日本帝国建設はいわば『天皇・国体に忠誠を誓う国民』を国民教育と規律訓練で量産した歴史で、多くの国民が『本物の日本人ではない』と見られる事を恐れた。同じ国民の中に『本物の日本人ではない属性・特徴を持つ集団や個人』を作って差別・弾圧を加え『本物の日本人とする自分や仲間』を高めた。

沖縄県民に対して『土民・シナ人』の侮蔑語が出たのは偶然や無知によるものではなく、国家体制やナショナリズムに親近する日本人が潜在的に持つ『周縁(境界地)・歴史的文化的な異質性に対する差別感情』の発露だろう。中世以前から『日本国(中央政府・旧朝廷)にまつろわぬ者』を夷狄・土人の未開の野蛮人と見なした。

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フィリピンのドゥテルテ大統領の機会主義な外交戦略,三笠宮様逝去で服喪する天皇陛下がドゥテルテ大統領との面会中止!

○フィリピンのドゥテルテ大統領の内政指針は『ゼロトレランス+ポピュリズム』であり、外交戦術は『実利的なオポチュニスト(機会主義)』だから、日本の安倍晋三、中国の習近平のどちらかだけの不動の盟友にはならない。

南シナ海問題「日本側に立つ」=比大統領

ドゥテルテ大統領の言動を見ると『南シナ海の領有権問題』に限らず、『米国に対する強気な同盟離脱発言』にしても、目の前にある相手と状況に応じてどちらにより強く味方するかのポーズを調整している。『真意が分からない』のではなく『真意を敢えて可変的にする』だろう。領有権問題では中国の力の論理と距離を置きそう。

実際に比米の首脳会談があれば、正面から合衆国大統領に対決姿勢で臨むとは考えにくいのもあるが、同時に中国に対して常に味方するとも考えにくい。常識的には『旗幟を鮮明にしないブレ』は同盟関係や安全保障の信頼を損なうが、フィリピンは領土・外交・軍事で揺れ動くキャスティング・ボートとして影響力を高める利もある。

ドゥテルテ大統領は麻薬犯罪者の即決裁判による殺害方針も転換する姿勢を見せ始めており、ポピュリズムで暴言を吐く独裁的な側面もあるが、半分は過激なことでも何でもやるという印象づけをするポーズのような感じがある。話し合いの不可能な北朝鮮的な暴言・暴挙とは質が異なり、戦略的な機会主義者の狙いがあるのだろう。

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『人生100年時代の社会保障』は持続可能なものか?:年金支給開始年齢の引き上げや年金減額のリスク

『人生100年時代の社会保障』というが、40代以下は負担に対する給付が大幅なマイナス転換するので、今以上の負担率で『支給開始年齢引上げ・支給金額引下げ』をするなら年金制度の意義は弱まる。

<自民>年金年齢引き上げなど提言 経済財政構想小委員会

戦後のビジネスモデル云々というより、『賦課方式・終身給付・現役所得の代替率60%以上』の公的年金を、高額療養費を大幅免除する公的医療保険とセットで長期維持するハードルは元々高い。経済成長・人口と所得の増加が持続する期間はどの国・地域も限定的で、先進国となり経済・自意識が成熟すると需要も落ちやすい。

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タイのプミポン国王の死去とタイ国民に与えた影響:君主の死が象徴する一つの時代の終わり

君主の死に特別な歴史・社会的な意味を持たせ『長期の服喪・自粛』をするのは、人の弱さ・迷信・依存に過ぎないが、強制力を超越した君主の権威が国の混乱を収拾した例にプミポン国王も当てはまる。

タイ国王死去で自粛の波 観光に影響、ムエタイも中止

タイ王室は第二次世界大戦後の軍事独裁政権下で『傀儡・象徴』に堕落しかけたが、プミポン国王はタイの決定的政局で『正統的な権力の所在』を自らの意思によって指し示す立憲君主制の離れ業を仕掛けながら、『タイ国民同士の内戦』をギリギリのラインで何度も回避した。プミポン国王の顔・権威で内戦の暴力が抑制された。

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富山市議会の政治活動費の不正申告, 特権階級としての政治家に対する金銭面の監視強化

日本に限らないが政治家は古代以来の支配層で、近代民主主義は『財と権限を握る支配者』を『国・国民の為に奉仕する代表者』に変質させた。だが政治家は税源・権限を得て当然で蓄財できるという特権階級の意識は未だ残る。

<富山市議会>8人目が辞意、政活費不正

富山市議会だけでなく地方議会は『不正な既得権益の温床』の可能性はある。今まで『政治家の政治資金』は大まかに申告すれば監査なしでフリーハンドで認められてきた。私的な物品購入や移動・宿泊費も含むコストを政治家になればゼロに近づけられる事(かつては名目あればグリーン席も無料)は自明の特権だった。

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フィリピンのドゥテルテ大統領は、麻薬撲滅作戦(即時処刑)で人気だが、法治主義・法手続きの軽視は何が危険なのか?

フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領の『法治と人権を否定する即決処刑』に対する賛同の声は、『自分と無関係に思える悪人を排除する強権への同一化』だが、法・人権のルールに監視されない権力は概ね過激化・腐敗する。

フィリピン大統領、また暴言 国連事務総長に「ばか」

なぜ麻薬が蔓延するのか、麻薬絡みで働く人が出るのか、ドゥテルテ大統領は『麻薬の売買・仕事・需要が生み出されるフィリピン社会の問題』に対して内政の学校教育・社会保障・雇用政策などで最高責任を負っているはずだ。フィリピンの貧困・格差・無知・無気力に対処せず、ただ犯罪者に落ちた人を殺せばいい話ではない。

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