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百田尚樹『殉愛』を巡るさまざまな新証言と晩年に現れやすい妻・家族との絆の問題

百田尚樹は小説の作品には面白いものもあるが、安倍政権への思想的な異常接近やネット上での口汚い罵倒・反論などが明るみに出て、『人物としての癖・乱暴さ』の方が話題になりやすくなった感じがある……良くも悪くもキャラクターが強すぎるのかも。

百田尚樹氏の『殉愛』に続々新証言 たかじん氏が前妻に頼んだ「看取り」

『殉愛』はやしきたかじんの晩年を軸にしたドキュメンタリー(ノンフィクション)と銘打たれているが、『取材する範囲・取材内容の質』に甘さが多く、『百田尚樹が書きたい(売れる)と思った物語の設定・枠組み』に半ば強引にやしきたかじんとその周辺の関係者を配置していった作品のように思える。

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『農協改革』を推進しようとする自民党の内部対立と農協が果たしてきた役割が通じない時代の到来

農協は農家間の競争原理を抑え、規定の農作物を生産すれば利益が出る買取制度を維持し、銀行がない田舎の金融ネットワーク(農業近代化の融資網)を作ってきた実績がある。

農協が介在する『農家のサラリーマン化・安定収益』が歓迎された時期も長かったが、『農家の高齢化・市場原理(グローバリズム)の圧力』によって、今まで通りの農政や農協依存の農業を続けていける目処が立たなくなってきた。

<農協改革>揺れる自民 選挙実動部隊、無視できず

農協に加入して規定の作物を生産し減反制度も利用すれば、『食いっぱぐれリスク』を回避しやすいメリットは大きかった。当初の殆どの農家は『生産した米・野菜・果物』をどのように市場に流通させるか、価格をどうするかなど『商売のノウハウ』がなかった為、生産以外の部分を丸ごと面倒見てくれる農協は必要だった。

時代は変わり保護された農業は『自力で稼げる競争力』を失い、『農家の後継者不在・高齢化進展・耕作放棄地の増加』によって、日本の農業の持続可能性そのものが危ぶまれている。農業従事者の平均年齢は60歳を超えるが、農地転売の規制など岩盤規制や高齢者の農地へのこだわりによって、農業改革の歩みは遅い。

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橋下徹市長が維新の党代表を辞任:大阪都構想と統一地方選に集中

『維新の党』のポリティカル・コンパスなポジションは、『公的部門の徹底民営化・行財政改革(広義の行政コストの大規模な削減と市場原理の導入)』で築かれたところがある。そのため、橋下徹が『大阪都構想の大規模な行財政改革』を進捗させる実績が出せなければ、維新の党の国政での独自性・政策理念も衰える可能性は高い。

橋下氏、維新代表を辞任 都構想や統一地方選に当面専念

橋下徹市長は『大阪都構想の進捗度合い』を見誤り、『国政進出の時期』が思った以上に遅滞した状況にある。その原因の一つは次世代の党(旧太陽の党)の石原慎太郎や平沼赳夫など高齢の右翼主義者に擦り寄って、維新の党のイメージを古びたものに変えてしまった事にある。時にポピュリズム(大衆迎合主義)と揶揄されながらも、民意を読むに敏できた橋下氏に小さくない誤算が生じてきたように感じる。

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大韓航空の趙顕娥(チョヒョナ)・前副社長のナッツリターン騒動…わがままの度を越すと社会的弊害が大きい

大韓航空の韓進など韓国十大財閥が、金権の『儒教的な身分意識』を生み、貴族のように育てられた三世以下が、思い通りにならない他人という当たり前のストレスに耐えられない未熟さを露呈しただけの事件だろう。

しかもCAの担当者はすぐに平謝りしていて、ナッツの出し方を変えたり違う食品を提供する準備があったのだから、そこまで怒ったり暴れたりして、航空機の安全・正常な運転を妨害しなければならない理由がない。

大韓航空前副社長の逮捕状請求へ ナッツ・リターン騒動

大韓航空の趙顕娥(チョヒョナ)・前副社長の異常な能力不問の厚遇に限らず、韓国十大財閥の公共セクターを除く財閥が、数兆円~数十兆円の事業規模にまで拡大しながらも、現時点でも『血縁者優遇(役員総固め)の同族経営』を続けているのはかなり旧弊な経営感覚である。日本の上場企業にもそういった会社は結構あるが。

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男性がこの冬に女性にして欲しい髪型は、ストレートロングにゆるふわパーマ……髪型・ファッションの印象

『この冬にイチオシ』といっても、ロングヘアは髪が短い女性が夏場から伸ばしても間に合わないですからね……昔から一貫してショートよりロングが男性には人気とされているが、『分かりやすい女性らしさ・印象の華やかさ』が好まれるのだろうか。

やっぱそうなのね……この冬、男性イチオシの髪形「1位:ストレートロング」2位以下は?

しかし、ロングヘアでヘアカラーもトリートメントもばっちりしていて、おしゃれな形のパーマもこまめにかけている(こだわりのネイル)というような『外形的な女子力MAX』だと、女性らしい魅力は確かに高いと思うが、『外遊び・スポーツへの適応力』や『一緒に付き合って遊べるフィールドの範囲』がやや狭いといった非活動性の印象も抱く。

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少子化問題が意識されはじめたトルコとエルドアン大統領の『避妊は国家反逆罪』の発言

トルコのようなイスラム教圏の中進国でも、経済成長・消費文明化(個人主義化)による『少子化のトレンド』を政治が強権的に解決する事は難しい。『女性を出産の道具にするような大統領の発言』は、国際社会における信任低下や人権意識が低いとの見方を招く。

トルコ大統領「避妊は国家反逆罪」 結婚式で演説

歴史上、国家・納税のために義務的な子作りに嫌々ながら勤しんだ男女は殆どいなかった。避妊や子供数が少ないことを、国家の最高権力者が『国家反逆罪』と呼ぶのは、人間の本性を解さぬ茶番に過ぎない。人間は詰まる所、『生みたいから生む』でないと子供に愛情を注いで育てにくい、『強制して生ませる』も反自然的だろう。

無知で非力な女性が、訳も分からず親から決められた相手(中年男)に嫁がされ、相手の家から子供を生む役割や家事雑事をこなす役割を押し付けられ、10代から産めるだけの数の子供を産ませられる一部の途上国の男尊女卑社会は、確かに少子化とは無縁で安価な労働力を再生産できるがそんな社会に逆行したい人が殆どいない。

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