漫画とテレビアニメが同時進行した鳥山明の『ドラゴンボール』の全盛期には、小中学生がドラゴンボールを読むために週刊少年ジャンプをこぞって買う社会現象にもなり、その後には各国の言葉に翻訳されて世界展開する流れも生まれた。
鳥山明氏、13年ぶり新連載決定 タイトルは『銀河パトロール ジャコ』
鳥山明は日本の漫画・アニメが世界でも通用するという『ジャパニメーション』の先駆けになった作家でもあり、RPGの『ドラゴンクエストシリーズ』のモンスターのイラスト作成も手がけて、スライムやドラキー、さまよう鎧など多くのポピュラーなモンスターの典型的なデザイン(造形)を確立したりもした。
当時は、モンスターのリアルな造形や雰囲気を売りにする『ファイナルファンタジー』とは違って、『ドラゴンクエスト』にはアニメ的なイラストの親しみやすさやモンスターをはじめとするキャラの確立(キャラ立ちの魅力)があったように思う。