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任天堂SWITCHは人気タイトルの投入で売れるか?, スマホはなぜフリーズしにくいのか?, ピコ太郎のPPAP雑感

○任天堂の決算は既存ゲームは微減、ポケモンGOで数百億円の積増しがあって結果営業利益は微増した。いまいちだったWii Uが生産停止となり、Nintendo Switchの売れ行きで次の数年の営業実績は大きく動く。スマホゲームはスーパーマリオランは初動以外は余り売れず、二匹目の泥鰌はするり逃げたか…

任天堂が一応ゲーム業界のトップとされる所以は、グローバルに訴求できるマリオなど多数のIP(知的財産)を持つ事だ。Switchは事前評価で叩かれ市場は失望したというが、ゲーム展示会では一番子供が飛びついたハードともいう。ゼルダやマリオ、ドラクエ、ファイヤーエンブレム等強力なタイトルも出る、どうなるかな。

確かに、スマホで高度なゲームができてしまうと感じる今、敢えて3万円近く出して新たなハードを買うかの疑問は強い。据え置き型のゲーム機(や携帯ゲーム機)は時代遅れのイメージも。だが携帯ゲーム機が時代遅れは、高性能スマホを持つ大学生以上・大人の世界の話、小中学生のいる家庭ならゲーム機を買うニーズはある。

ゼルダなどをする時間もないので、僕自身は買わないが、Nintendo Switchのジョイコンという特殊な触感型コントローラーは、実際に使った人の評価はかなり高い。アクションや格闘ゲームの既存概念を変える可能性があり、子供同士の対戦で実際に身体を動かしバトル・試合をする手法はポケモンGO発想でもある。

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最高裁がGoogleの検索結果から前科の個人情報を削除してほしいとの訴えを棄却。プライバシー保護以上に公共の利害に関係すると判断。

最高裁が『名前(+居住地)』で検索すると『前科・逮捕歴』が表示されるのはプライバシー侵害だとしてGoogleの検索結果から削除を求めた原告の訴えを棄却した。EU圏の『忘れられる権利』には言及せず『逮捕歴は公共の利害に関係する』とし『プライバシー保護が優越する特別な理由』がなければ削除できないとした。

GoogleやYahoo!で名前で検索した場合に前科(犯罪の逮捕歴)の報道や批評が表示されると、本人のプライバシーが侵害されたり社会復帰・平穏な日常生活が妨げられるとして削除を求める訴訟は相次いでいるが、最高裁が見解を示したのは初めてだ。単純なプライバシー保護では原則、検索結果は削除できないとした。

最高裁はネット上の名前や居住地による『本人にとってプライバシー侵害や信用喪失など不都合の多い検索結果』を削除できる判断基準について、『情報の内容・犯罪被害の程度・社会的地位(公人性)』などを考慮すべきとした。原告が削除を求めた罪状は児童買春で、殺人・強盗・強姦など重犯罪の前科はまず削除は認められない。

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SNSを利用することによるストレス・嫉妬や劣等感:リアルの人間関係とSNSの人間関係の一致度の高さの問題

長期の付合いのリアルの友人を多く維持していて、自分の人生や仕事が上手くいってない人が『リアルの現状を伝え合うSNS』に参加すると脱退もしづらくストレスになりやすい。

「他人のほうが幸せそうに感じる」「『いいね!』が少ないと腹が立つ」―― 調査結果にカスペルスキー「SNSは諸刃の剣」

リアルとネットで話しているメンバーがほとんど一緒で、リアルとネットの融合度が強すぎると、逆に『SNSが息抜きの場として機能しづらい+自分の話したい話題や意見のやり取りができない』という問題も起こりやすい。自分が誰とどんな話題で語り合いたいのかの目的を見つめ直して使い方を工夫すれば良い。

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『イブの時間』から見る未来における人とロボットとの関係・欲望:想像したものを実現してきた科学技術とリアルから離れるヒト

SFの小説・映画では20世紀から既に、人間とほぼ同じ形態をして人間以上の機能を持つ『ロボット(人型アンドロイド=ヒューマノイド)』が創作されてきたが、人間と複雑なコミュニケーションや共同作業をする高度なロボットの多くは『モノ』ではなく『擬似的なヒト』のように扱われることも多かった。

AI(人工知能)の高度化によって、ヒトとロボットとをコミュニケーションレベルでは区別できなくなった時(解体・解剖して中身を見なくてはヒトかロボットかわからなくなった時)に、『人間とロボットとの関係性』は必然的に質的な変化を起こすことになり、人間の中に『人間よりもロボットに対する欲望(愛着)』を向ける人たちが出現してくる。

その影響力は、現在もある二次元的な創作物(アニメ・漫画)のキャラクターへの感情移入や三次元的なポルノグラフィーの視聴覚刺激を遥かに凌ぐものとなる。本当にロボットのクオリティが高まった時(実際にお手伝い・育児・介護・セックスなどができる人の働きをほぼ全面的に代替可能なロボットが販売された時)の市場規模の大きさは想定不能なほどに大きいともされる。

近年の映画(アニメ)では『her』『イブの時間』『エクス・マキナ』などが、そういったロボットやAI(人工知能)が、人間の関係性や倫理観、関心・欲望に大きな変化を引き起こす近未来を題材にしていたが、『her』では人工知能の身体性欠如(セックスの不可能性)が主役の男を葛藤(夢想)させ、生身の娼婦をピグマリオン(操り人形)にした人工知能が主役の男を満足させようとして余計に関係性が混乱する(最後は同時に何万人とでも感情を込めた外観の交信ができるAIの倫理観の自由度と知性の高さに男の恋愛感情は追いつけなくなる)面白い展開もある。

『イブの時間』は、直接に『人間のロボットに対する感情移入の個人差』と『ロボット・ライツ(ロボットの権利)の承認・ロボットの心(自意識)の推測』がテーマに据えられており、ロボットを恋人や友人のように錯覚して感情移入しすぎる人を『ある種の依存症の精神疾患』のように分類して、ロボット倫理委員会が頻繁に『アンドロイド依存症はダメ』と啓発するテレビCMを流している。どことなく、今のスマホ依存症(ネット依存症)はダメの啓発とも似た部分があるが、いつか来た道はロボットでも繰り返されるのかもしれない。

人とロボットを分かりやすく区別する指標として、ロボットの頭上にはホログラムの輪を出すように義務付けられている。自分がリアル優先のマッチョであることを標榜したり、雇用・関係性の面でロボットに脅威を感じる人ほど、ロボットを『非人間のモノ』として乱暴かつ侮辱的に取り扱い、『人間の特権性(人権を持つのは人間だけ)』を誇示するようになっていて、ロボット反対運動も頻発している。

主人公の男子高校生は人間とロボットを区別しない『カフェ(イブの時間)』をベースにして、カフェにやって来るロボットや人間を観察したり会話したりしながら、ヒトとロボットとの関係性をあれこれ考える。

『捨てられた壊れかけの旧式の野良ロボット』や『主人公の友達を子供時代に育てていた旧式の育児ロボット』を題材にして、『ロボットの持つ記憶内容』からロボットの感情・人格が推測される。

友達の父親は、ロボット倫理委員会に所属しておりロボットへの過度の権利認定や感情移入に反対している人物で、息子が育児ロボット(旧式なので見かけはヒト型ではなくいかにもなロボットだが)に慣れ親しみ過ぎないように、ある時期から育児ロボットに言葉を一切話さないように指示した。

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DeNAのウェルク問題から注目されたインターネット上の医学情報の真偽の見分け方:西洋医学のエビデンスと現代医学の限界

医学知識はネットでも得られるが、『医学の知識と治療の実践は異なる』の理解も重要だ。深刻な病気の科学的根拠のある治療は、通常素人にはできない。

「医師でもウソ発信」 ネットの医療情報、現役医師が教える見抜き方 国立がん研究センターに聞いてみた

勘違いも多いのだが『西洋医学の標準療法』というのは、『臨床試験・科学的根拠・合法性・保険適応』などが担保されている可能性が高いだけで、『絶対に当該疾患を治せる保証』があるわけではない。商業主義の根拠のない治療法に騙される人の多くは、『病院での治療でも治せない病気・病状』であることも多いだろう。

近年、アメリカなどの統計的研究で『抗うつ薬・抗精神病薬などの向精神薬の無効性・有害性』を指摘する研究者やメディアも増えているように、『臨床試験(治験)のエビデンス・特に精神機能への薬剤の効き具合』に関してさえ、西洋医学の標準療法は万能(間違えない)ではない。身体医学の薬は精神医学よりは確度は高いが。

精神医療は薬の効き目と副作用の境界が曖昧化しやすく、リスク対効果の焦点でも評価が変わるので特殊だが、病院でも治らない病気は『慢性的な体調の悪さ・不定愁訴・アレルギー(自己免疫)疾患・特定疾患(難病)』を中心に多いといえば多い。治らない患者は『経過観察・対症療法・慢性化』となり、一部が代替療法に縋る。

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日本のインターネットは陰湿なのか?, 介護施設の従業員11人が体調不良を訴える

日本のネット』の全体を知る者などいないし、自分が見るサイトや語るSNSは陰湿ではない。『自分の関心のある情報・議論・相手』によって、アクセスするネットの雰囲気やレベルは変わる。

日本のネットはなぜこんなに陰湿? 結局のところ国民性の問題なのか

毎日毎日、誹謗中傷や揚げ足取りばかりしている『サイト・SNS・人間』ばかり目に入っているとしたら、『自分の興味関心・目的や気分』がネガティブ・攻撃的・否定的になり過ぎていないかを疑ってみるべきだろう。『火事・喧嘩があったら飛んでいって物見遊山の気分』になってしまうだけのケースも多いはずだ。

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