「コミュニケーション」タグアーカイブ

“自分だけに優しい男性”と“誰にでも優しい男性”:異性への欲か人間性の成熟か

男女関係では『自分にだけ優しい要素』『関心・金銭等の有限リソースの優先配分』が求められる傾向は一般に強い。家族制度も『ウチを最優先する制度』だが、『男女の親密さを深める優しさ』と『人間性の現れの優しさ』はまた違うものであり、後者は人間性の成熟・洗練された対応として評価されるべきだろう。

「わたしだけにやさしい男性」と「誰にでもやさしい男性」、どちらがステキ?

他者の人格の尊重やマナー遵守、丁寧な態度や他人を不快にしない物言いなどは、社会生活の中で他人と気持ちの良い関わりややり取りをする上での半ば『常識』にもなっていると思う。

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男兄弟は女姉妹より共同生活が難しくて仲が悪いのか?:埼玉県富士見市の兄弟間の事件

男兄弟は仲が良いか悪いか分かれる。男女のきょうだいより『価値観・生き方・親の接し方の違い』による亀裂は深く、乱暴な干渉・非難からトラブルになる。気に入らない相手を変えようという強制力のでやすさも。

<殺人>兄が帰省中の弟を包丁で刺す 埼玉・富士見

中高年になっても持続的な付き合いをして、仲良く一緒に買い物・娯楽に出かけるのも、男兄弟より女姉妹のほうが多いイメージはある。男は親子・兄弟でも『長期の共同生活』は難しいイメージ、男女なら『差異・負担についての折り合い』もつけやすいが、男は『損得・負担の差異』を修正する言動が直接の衝突要因に。

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浮気は疑うと現実になる?キスが激しい人は自己中心的なのか?

情熱的なキスが「男性の自己中心性の現れ」かは分からないが、男女問わず、身体的魅力の自己評価が高い人ほど、キスの勢いや技巧性が激しめになる傾向がある。潔癖症だと好きな相手であってもディープキスに消極的な人は結構いるし、加齢の影響や口内環境を考慮してのキスの消極化もあるだろう。

浮気は疑うと現実になる!? 恋人との仲を長続きするために役立つ3つの法則

浮気は疑うと現実になるというより、『浮気しそうな相手』に対し『逃げ場のない追い詰め方・(監視や証拠固め)』をすればボロがでて発覚しやすいというだけかも。相手のケータイを見ても良い情報は何もないとは良く言われるが、『何もかも知り尽くす密着型カップル』を目指す人は、価値観や生き方に納得できる相性が大切。

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美容室の店長が『個人情報の流用』でお客の女性にLINEのメッセージをして炎上。

美容室店長が個人情報の流用までして客をナンパするのは問題だが、客も『誘いの拒否と登録削除要請・本社への苦情』に留めなかったのは、よほどしつこくて不快な人と見られたのだろうか。

単純に、不快な思いをさせられたので、ネットに晒し者にして少し困らせてやろうと思ったら、予想以上に反響が大きくなってしまって『社会的制裁』が厳しくなりすぎたというだけの話かもしれないが。

「可愛いかったのでLINEしちゃいました」情報サイトの登録情報を美容院店員が悪用? 『LINE』でナンパし大炎上中

美容室で髪を切っている時に連絡先を聞くのも、『それまでの顧客との信頼関係・私的かつ親密な会話の履歴』がないのであれば、一目惚れのナンパのようなことをされる客にとってはただ迷惑なだけ。『連絡先を教えない+乗り気でない受け答え』からそれ以上押しても無理くらいの判断はつくし、店長の個人情報流用は問題外ではある。

店長としての職責や立場を簡単に投げ出して、初対面の顧客の女性の容姿がただ好みで可愛いからといってナンパに勤しむ(職権乱用でサイトからアカウントを調べる)というのは、教え子に手を出す教師(患者に手を出す医者)とまでいかなくても、そもそも美容師や店舗管理者としての資質・責任感に問題があるように思うが、軽いノリで店長が務まるようなお店だったのだろうか。

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『日本人の親切さ』と『上位国の人の親切さ』のイメージの違い:日本人の文化・態度とgenerousの指標

翻訳記事のタイトルは“Guess Which Nation Is the Most Generous in the World”とあり、”generous”という単語は日本人がイメージする一般的な『親切さ・優しさ』とはやや語感が異なるのではないかと思う。

日本は”generousな国民性の順位”において90位だが、これは”gender equality(男女同権の度合い)の順位”と同じくらいに低い順位であり、文明的で先進的な経済大国としてはやや不本意なランキングといった印象は受ける。

単純に辞書的な意味を取っても、”generous”は『寛大な・好意的な・金などで気前の良い』といった意味である。

世界で一番親切だと認定されたのはあの国とあの国!

『日本人が外国人と比べて親切ではない』と言われると不満・反論がある人でも、『日本人が外国人と比べてあけっぴろげにフレンドリーではない(困っている人のために物質的・経済的に気前が良いというわけではない)』と言われるとそれほど違和感を感じないのではないだろうか。

社会心理学の比較実験では、日本人はアメリカ人やイギリス人よりも個人主義的な判断をするという意外な実験結果が出ているが、これは『職場・学校・地域での持続的な人間関係のない相手に対しては(一回限りの人間関係という実験環境ならではの状況では)』という前提条件がついているからである。

日本人は長らく欧米人よりも集団主義的だというステレオタイプが形成されていたが、それは『企業・学校・地域の一員としての自覚や役割が要求される場においては集団主義的な同調圧力(世間体・他者との横並び)に従う』といった意味であったというのである。

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“要領・愛想の良い若者”や“家事メンの若者”が増えている印象とバランス要求・感情労働の問題

現在のサービス業をはじめとした労働現場で、『要領・愛想の良い若者,テキパキと仕事をこなしている印象の強い人』が増えたという記事を見かけた。

確かに一昔前と比較するとコンビニでも飲食店でもカフェでもアパレルでも、第一印象的(表層の外観的)なものであるが『意欲・接遇スキル』の高い若手の人材が目立つようになり、店舗で(役所でも)やる気・愛想のない接客やテキパキしていない接遇・応対をされる機会はかなり減ったと感じる。

テキパキしていない奴、愛想も要領も悪い奴はどこへ行ったのか

もちろん、店の差や個人差は大きいのだが、約20年くらい前のコンビニの店員には、言葉遣いも服装・髪型も適当なだるそうなヤンキー兄ちゃんがいたり、下手をするとバックヤードに長い時間引っ込んでいて、呼びかけてもしばらくレジに出てこなかったりした記憶もあるし、夜間に店員の友達がたむろしてだべっていたコンビニは翌年にあっけなく潰れていたw

近年のコンビニやスーパー、飲食店でそういったやる気のない店員がいる店はほぼ皆無で、マニュアル教育の徹底もあるだろうが、概ねかなり親切丁寧な接遇(高齢者の顧客には個別に雑談めいた声かけなどもしていたり)に変わっているが、その反動なのか少子化なのかいくら募集をかけても人材不足を解消できない店舗も増えた。

ちょっとお洒落なカフェやレストラン、バー、ホテルなどでも、店員には記事にあるようなつるつるぴかぴかな印象のスマートな気の利く人材が増えている。人目を引くイケメンや美人がそれほど高給ではない店舗のバイトに従事していたりもするが、店舗の雰囲気や店員の感じによってはアルバイトといえども、かなり『雇われるハードル』が高めになっていて、採用条件に文書として明示していなくても『求めている人材の特徴・能力』を暗黙裡に要求しているような感じがある。

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