「コミュニケーション」タグアーカイブ

友達関係を長期維持していくことの難しさ:人は好き嫌い以上にコミュニティ・必要性(必然性)で人間関係を左右される

コミュニティや環境が変化しても付き合い続けられる(付き合い続けたい)のが友達だが、『双方の順調な人生・人生観の近似・違いの少なさ』がないと難しい。

定期的に「人間関係リセット」したくなる人たち 「友達付き合いダルイ」「LINE変えてスッキリ」

『新たな環境・集団・家庭での人間関係の充実』によって、時間・労力の余裕がなくなり過去の人間関係が疎遠になる人もいれば、元々『自分からマメな連絡・誘いかけ』をしてまで友達付き合いしないタイプで自然に離れていく人もいるだろう。話したかったり会いたかったりする他者への思いを維持することが次第に困難になる。

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モラルハラスメント(モラハラ)をする人とされる人の心理:上下関係の刷り込みと他者を操作・支配したい共依存的な欲求

精神的な危害を加え自尊心・自立心を貶めるモラルハラスメントは記事の自己愛性パーソナリティーとも関係するが、『他者の操作性・共依存・相手の弱み(立場・経済等)の発見や掌握』も影響している。主従関係を繰り返し刷り込む暗示でもある。

身近にいる? モラルハラスメントの加害者、被害者になる人の特徴

モラハラは大きく分ければ『相手の能力・外見・人生・属性等を馬鹿にし否定して自分を上位にする型(自分がいないとダメと思わせる)』と『自分の怒りや不快を言動・態度でほのめかして相手に察せさせる型』に分けられる。モラハラ概念がなかった時代には陰湿・粗暴で性格が悪いとか気分屋で扱いにくいで済まされていた。

モラハラをする人は、家族・恋人・親友など距離の近い関係において『フラット(対等)な関係・話し合いで合意する関係』を築けないか意図的に築かない傾向がある。猫かぶりすることもあるが、『相手が自分の思い通りに動いてくれないといじける・拗ねる・怒る・無視する』等の幼児的な反応(間接的な要求と攻撃)が多い。

モラハラをする人も、誰でも彼でも意地悪・乱暴な反応や相手を馬鹿にしたり侮辱したりする言動をするわけでは当然なく、『自分が見下しやすい相手(抵抗されても大丈夫そうな人)の見極め』に長けている。一般社会では逆に世俗的な権力・肩書き・財力・学歴等にへつらい、その基準で配偶者等を馬鹿にしやすい。

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自分と他人(友人知人)を比較する人と比較しない人はどこが違うのか?

他人との比較に一喜一憂するかは強いか弱いかではなく、『外向性・内向性の違い』と『標準的な生き方の準拠・交友範囲・他者との距離感』が関係する。他人に動じない人は内向的・メタ的で一人でやる事に終わりがない。

自分を他人と比べて落ち込んでしまう・・・どうすれば強い自分を持てるか

他人と比較し優劣を感じてやる気が出たり落ち込んだりという人は、ある意味では外向的な社交性・競争心や世間一般的な適応意欲・感受性が強い人でもあり、必ずしも悪いことではない。大人になっても友人関係のコミュニティを維持し、頻繁に近況を語り合ったりするような人は、ある程度は人との比較も気になりやすい。

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『伊達マスク症候群』になる心理、 なぜ芸能・不倫のニュースばかりプッシュされるのか?

○電車・バス・雑踏の中でマスクをしている姿に違和感はないが、風邪でもないのに『接客業・レジ・窓口』などで毎日マスクをしているのは声が聞き取りにくく機械的な対応(丁寧でない等の誤解を招く)になりやすいデメリットはある。

「いつもマスク」の生活でうつ病を引き起こす恐れあり

『伊達マスク症候群』などの概念も生まれたが、『社会・他者に自分個人の姿(存在)をできるだけ認知・評価されずに最低限の仕事・用事だけこなしたい消極的・防衛的な心理』が影響しているとされる。コミュニケーションが苦手、今以上に人に興味を持たれたくない(外で他人と深く関わったり知り合ったりしてもメリットなしの)心理はあるだろう。

伊達マスクがうつ病を引き起こすのか、うつ病的・対人不安的なメンタルが先にあってマスクをするのかは『鶏と卵』で因果関係は逆転している可能性もある。現代は表情や態度、話し方も含め『高度なコミュニケーション能力・感情労働』を求められる場面が増えており、元々目立ちたくない非社交的な人は外で疲れやすいのかも。

ストレス過多や対人コミュの疲れ(人に笑顔で愛想よく振舞う余裕がなく無表情・疲れた顔を見せたくない)があり、外でも『自分の世界・私的領域を作りたい動機づけ』が働く。その自己防衛規制の現れの一つでマスクやイヤホンが使われる。現代の全般的風潮として『自分が興味ある人以外からの干渉』を嫌う傾向も出ている。

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『自分の価値観・要求』に他人を従わせて思い通りに動かすことはできない。,高速バスはSA休憩で戻ってこない客を置いて出発しても良いのか?

○他人を自分の基準に従って動かしたいなら、仕事のように雇うかお金を出し頼むかしかない。仕事レベルの丁寧な接客や清掃、報連相を私生活の人間関係でできる人はいないのが当たり前。相手の人生を保証してない限り、自分は自分、人は人である。

「正しくないと気がすまない」41歳女性が抱える爆弾

自分に完全な敬意や忠誠を誓い、徹底的に好意を抱いて陶酔しているなら、『自分の思い通りに動く他者・自分の理想や常識に合わしてくれる他者』はいるかもしれないが、普通は家族でも恋人でも親友でも、細かく干渉し批判するような相手は嫌がるもので永続きしない。思い通りの人生を保証するほど負担をしているなら別だが。

完璧な家事をしてほしいとか、家の中でもだらだらしないできちんとしてほしいとか、いつも笑顔で朗らかに優しく接してほしい、雑事を正確に迅速にこなしてほしいと本気で望むなら、月20万以上の報酬を提示して時間を決め雇用するくらいでないと難しい。家でぐーたらな人も、仕事なら遅刻せず言われたことをやるものだ。

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『一人で過ごす時間』が価値があるのかつまらないのかは、その人の『世界観の広さ・主体性の強さ』で決まる

年齢を重ねるにつれ、一人でやりたい事が増える人とそうでない人は分かれる。一緒にいて『楽しい・安らぐ・有意義』な他者ならば、時間・労力を割いてでも誘いに乗りたくなる。

ひとりで過ごす「つまらなさ」こそ、豊かさの証し 「誘いを断る勇気」を持って

一緒にいて『楽しい・安らぐ・有意義』な他者でもないのに、その人と定期的に会ったり誘いに乗ったりする理由は大きく、『仕事・家族・収益・親友などの必要性及び所与性』か『孤独や退屈の回避・社会通念や平均への準拠』である。自分にとって価値や魅力、良い刺激、安らぎがある人と会うことには、大きな価値があるが。

10代~20歳前後ならまだ『自分一人だと何をしたいか分からない・どうして時間を過ごして良いか分からず退屈』もいるかもしれないが、30?40代以上になって『仕事・家庭などやるべきこと以外の自分でやりたいこと・集中できること』が何もないからとにかく誰かと一緒にいたいというのは未熟・不安定だろう。

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