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Instagramと自撮り文化(セルフィ―文化)の隆盛:現代人は自分のビジュアルが好きなら自己愛は拡張する

精神分析家の故・小此木啓吾氏が随分前に『自己愛人間』を書き、現代人の自意識は社会・他者から離れ自己愛化したと指摘したが、SNS・プリクラの『自撮りのセルフィー文化』はその先鋭でもある。

インスタ投稿「より美しく」 自撮り対応カメラが続々

スマホのカメラが高機能化して撮影後の修正も簡単になったことで、インスタグラムには『モデル・芸能人のようにばっちり決まった一般人』や『仲間と盛り上がる場面を切り取ったカット』が溢れている。自撮りのためのカメラ性能の向上で、『自分が満足のいく自己像・楽しい場面の撮影の公開と蓄積』は自己愛的な快楽を煽る。

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MVNOの格安スマホのトラブルを事前に避けるために考えておくべきこと、 スマホのやり過ぎは健康に悪影響か

自分自身はキャリアのスマホでも実店舗に相談に行ったことは無いが、MVNOの格安スマホは『実店舗がない=すぐ対人対応できない・代替機の貸出が基本ない・通話料かかる』を理解して契約する必要がある。

格安スマホのトラブルが数年間で急増 サービス内容などをしっかり確認するよう国民生活センターが注意喚起

MVNOの格安スマホでも十分な人が多いと思うが、高齢者や機械操作が特に苦手な人は『実店舗のあるキャリア』の方がいざという時に安心できるかもしれない。多くのアプリやメモリ消費型のゲームをマルチタスクで使うなら、フラッグシップモデルの方が(非対応のアプリ・処理の停滞・容量不足等)のストレスは避けられる。

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Galaxy8の発表とサムスンのスマホ、シャープ買収の台湾の鴻海と世界の電機市場、俳優の山本裕典の女関係による契約解除

○GalaxyはNote7の発火事故で、安全性に対する信用を落とし、朴槿恵との癒着でサムスントップが逮捕され李財閥分割の危機もあるが、スマホとしての機能・先進性・動作安定はトップ水準にある。

Samsung、フラッグシップスマホ「Galaxy S8」「Galaxy S8+」を発表 大画面とスリムさを両立

iPhoneではないAndroidのフラッグシップモデルを選ぶなら、どうしてもSONYのXperiaかSAMSUNGのGALAXYかシャープのAQUOSかになりやすい。今は格安スマホでも十分使えるものばかりなのでどれでも大きな問題はないが、マルチタスクやゲームで負荷がかかると処理速度に違いはある。

GALAXYのNote7の発火爆発の事故は、大容量のリチウムイオンバッテリーとスマホ本体との相性・限界の問題で、他のスマホでも加熱・発火事故は起こるが、Note7は『高機能・多機能を限界まで使えるリチウム電池』で欲張りすぎて墓穴を掘った。シャープのような有機ELの省電化技術がないと電池だけは危ない。

GALAXY S8で5.8型は本体が大きくなりすぎる気もするが、メモリ4GB、64GBは現在のスマホで複数のアプリを使い、沢山の写真を撮るなら嬉しいスペック向上だろう。物理ボタンをなくして画面を最大限広くし、感圧式にして戻るボタンとメニューボタンがあるのは使いやすいはず。

○シャープを買収した台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業が、2016年連結決算で純利益が1486億台湾元(約5470億円)で過去最高になった。シャープもリストラと投資分野の調整で経営状況・株価は改善している。日本メーカーが世界の電機業界の雄だった時代が変わったが、鴻海やサムスンもまた成長の壁に直面している。

パソコンにせよスマホにせよ、10年前までNEC・ソニー・富士通・シャープ・パナソニック等の日本メーカーは『高額だがスペックは世界最高に近い』というニーズがあったが、今は『価格・コスト・品質(スペック)の競争』の全てで劣勢に立たされやすく、価格競争激化のスマホ市場からは多くのメーカーが撤退させられた。

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任天堂SWITCHは人気タイトルの投入で売れるか?, スマホはなぜフリーズしにくいのか?, ピコ太郎のPPAP雑感

○任天堂の決算は既存ゲームは微減、ポケモンGOで数百億円の積増しがあって結果営業利益は微増した。いまいちだったWii Uが生産停止となり、Nintendo Switchの売れ行きで次の数年の営業実績は大きく動く。スマホゲームはスーパーマリオランは初動以外は余り売れず、二匹目の泥鰌はするり逃げたか…

任天堂が一応ゲーム業界のトップとされる所以は、グローバルに訴求できるマリオなど多数のIP(知的財産)を持つ事だ。Switchは事前評価で叩かれ市場は失望したというが、ゲーム展示会では一番子供が飛びついたハードともいう。ゼルダやマリオ、ドラクエ、ファイヤーエンブレム等強力なタイトルも出る、どうなるかな。

確かに、スマホで高度なゲームができてしまうと感じる今、敢えて3万円近く出して新たなハードを買うかの疑問は強い。据え置き型のゲーム機(や携帯ゲーム機)は時代遅れのイメージも。だが携帯ゲーム機が時代遅れは、高性能スマホを持つ大学生以上・大人の世界の話、小中学生のいる家庭ならゲーム機を買うニーズはある。

ゼルダなどをする時間もないので、僕自身は買わないが、Nintendo Switchのジョイコンという特殊な触感型コントローラーは、実際に使った人の評価はかなり高い。アクションや格闘ゲームの既存概念を変える可能性があり、子供同士の対戦で実際に身体を動かしバトル・試合をする手法はポケモンGO発想でもある。

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頸性神経筋症候群の症状・苦痛と治療:下向きで画面を見る時間が長くなったための現代病

スマホとPCの画面を見てる時間が長く、ストレスも多い現代人は姿勢・筋緊張が固定して『VDT症候群・スマホ症候群』を発症しやすい。僕の首・肩の不調と座った姿勢での気分の悪さもそれと関係した『頸性神経筋症候群』にほぼ該当するが、画面・下方を見ず休養を多めにするライフスタイル転換の決定的治療法が難しい……。

現代の西洋医学は『画像診断・血液検査・運動機能障害』にひっかからないこの手の慢性疾患・不定愁訴・自律神経症状の治療は苦手で、診断や治療法も選定しづらくリハビリか湿布・筋弛緩剤・抗不安薬しかない。『鍼灸・マッサージ・整体・ヨガ・岩盤浴』に効果はあるが根本は下向き・固定の姿勢の多いライフスタイルですな。

『頸椎症』は画像診断で一定の所見が見られるが、松井孝嘉医学博士が提唱した『頸性神経筋症候群(首こり病)』は画像所見はないが、固定姿勢による首のこりからくる『自律神経失調症(副交感神経系の機能不全)』である。頭痛・めまい・目の疲れ(ドライアイ)・呼吸のしづらさ・睡眠障害・集中困難など全身症状が出る。

精神医学で、ストレスや精神的原因がないのにうつ病類似の全身症状が出る『頸性うつ病』もある。首・肩・背中のこりや不調が前駆症状であってその後にうつ病的な症状が出た時に疑われる自律神経失調の疾患である。身体を鍛えたり精神力で乗り切ろうとすると逆に悪化しやすく、リラックス・画面注視の減少・休養しかない。

ネット検索すると、類似の症状で悩む人が意外に多い。『座った姿勢での息苦しさ・パニック感(その場に留まれない感覚)』は確かに、精神医学・臨床心理学の一般的知見からすれば『パニック障害』を疑わせるものだが、頸性神経筋症候群では精神的不安などが前提になく、首・肩のこりや不調を長く意識していた人がなりやすい。

一定時間以上、パソコン作業やスマホをしていると、頭・首・背中の気分の悪さで集中力が低下し、精神力でそれを乗り越えようとすると最後は横にならないと収まらないレベルの頭重・吐き気・めまいになりやすい。十分休めば一時回復する。悪い状態で無理して動くと飲食店に座るのもかなり気力が要る…地味に厄介な病気だな。

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iモードケータイの出荷終了とインターネットの思い出, 総務省の『0円端末規制』とスマホの月額料金の高さ

○スマホの欠点は月額料金が高い事で、特に通話・メールしか要らないユーザーに不評だったが、MVNOの格安のSIMカードとスマホの登場で、ガラケーとさほど変わらない料金体系となりガラケー需要が更に落ちた。

iモードのドコモケータイが出荷終了へ 携帯電話によるネットアクセスの先駆者的存在

実際i-modeやインターネットが好きな人であれば、ガラケーよりスマホのほうが便利で色々なコンテンツを楽しめることは間違いないし、飲食店・美容院・ホテルや飛行機の予約のアプリなど割引価格でお得になったりする。ちょっとネットやアプリを使うくらいなら格安スマホの最小通信料プランで2000円以下で使える。

ドコモからi-modeが登場したばかりの頃は電子メールさえ珍しい時代で、メル友募集の掲示板やチャットなどが流行し、遠く離れた地域の知らない同世代とメールするだけで刺激的で楽しかったものだ。セキュリティ意識も殆どなかったので電話番号のままのアドレスも多く意図せず話し相手になったり黎明期の面白さもあった。

ネットの黎明期の革新・未来感・アングラ感は、デジタルネイティブな人も増えた現代からはちょっと想像しづらいが、約20年前のネット普及の初期段階では『PCよりも携帯電話のi-modeで初めてネットに触れた人』の方が多かった。Googleのような検索サイトもなくアナログな携帯サイト紹介の専門雑誌があったりした。

今でこそ、地理的に離れた人や知らない人とネットで話せるのは当たり前というか、当たり前過ぎて一周ぐるりと回って『リアルの友人知人とつながるSNS』が主流になりSNS疲れが起こって再び流動化しての変遷があるが、20年以上前は『学校・地域・職場の知人』以外の人との深いコミュニケーションは実質的になかった。

電子メールやリアルの場から離れた他者とのやり取りに感動できた時代は遠くなりにけりだが、ネットの黎明期は『今・ここの場に制約されない自由感』があったがそこから紆余曲折のネット史があり、安価な常時接続で大衆化しネットの非日常性は薄れ法や世論の監視も入り、ブログ・SNS・スマホでリアルと融合していった。

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