がんの大きな要因は『加齢(DNA複製エラー・自細胞の異物化)』と『がん発現遺伝子(がん抑制遺伝子の欠如)』で、平均寿命が延びた国ではがんの発症率・死亡率は高まる。がんの根本治療は外科手術のような侵襲的治療では難しい。
<がん対策>早期発見技術で連携強化 日米韓が共同声明
早期発見できればがん切除の外科手術で再発しない症例も多いが、『早期発見のための頻繁ながん検診』は逆に放射線被曝量を上げ細胞のがん化リスクを高めるという見解もある。『早期発見へのこだわり(年に複数回の人間ドックを受ける等)』ががん予防やがんで死なない為に有効であるという統計的エビデンスはない。
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携帯電話とスマートフォンというのは異なるジャンルの商品である。携帯は基本的に『他者との連絡のためのツール』でありスマホのようなアプリやブラウザを使用して色々な事ができる汎用的なミニコンピューターではない。
スマホ利用、過半に=初めて携帯上回る―中央調査社
携帯電話は誰かと連絡していない時には、それ単独で何かをできる用途は限られる。スマホは『通話・メールもできるミニコンピューター』であり、ほとんど電話やメールをしない人でも、一人でネットやSNS、ニュース、地図・ナビ、読書・映画・音楽、株、ゲーム、アラーム、写真など様々な活用ができる。
スマホは携帯電話と比べ高いとは言われるが、パソコンやデジカメ、ナビ、電子ブックリーダー、ゲーム機、音楽プレイヤーなどの機能をパッケージした『オールインワンの電化製品』なので、単純にそれらの商品の合計額を考えれば安いとも言える。ネットやスマホは定額なので好きな人にとっては『安い娯楽』の部類に入る。
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■「顔で受かった」「男性票狙い」 女性議員は容姿なのか
外見を巡る女性議員の不満が色々と書かれているが、“地盤・看板・カバン”のない無名の若手の女性立候補者であれば、『外見の良さ(必ずしも特別な美人である必要はなく清潔感・爽やかさ・フレッシュさ・真面目そうな雰囲気があればいい)』が、議員に当選するための強力なアドバンテージになるのは厳然たる事実としてあるだろう。
なぜ実力・知見ではなくて容姿・外見をメインにして選ぶのか、どうして中身をよく見ずに外見の印象だけで適当に選ぶのかという反論は、国・地域の代表者を選ぶ代議制の政治システムが不真面目に運用されているのではないか(美人投票という衆愚政治に堕落したのではないか)という不満・不安に行き着く。
だがよくよく考えてみれば、私たち有権者は『政治家の中身を査定する情報・基準』をほとんど持ち合わせておらず、更に『政治家個人としての力量・信念・可能性を評価するために何を参考にすれば良いのか』ということについてもよく分からないというのが実情なのである。
『立候補者の演説している内容・政党の有力者の語る推薦理由』を聞いたり、『立候補者のウェブサイトに書かれている政策方針・学歴や職業キャリア・思想信条』を読んだりして、容姿の美醜なんかの表層的情報に左右されず、その立候補者が国会議員・地方議員として適任かどうかを公平に判断すべきというのはなるほど正論である。
しかし、仮にも政党から公認されて議員に立候補する人が『むちゃくちゃな思想信条の表明・人格や価値観を疑われる自己主張』などするわけもなく、演説や文章の内容を細かく精査しても『所属する政党のマニフェストの範囲内で無難なことが書いてある・社会や未来や子供や外交のことなどを色々真剣に考えてくれていそうだ(真剣に考えていない、世の中なんてどうでもいいという姿勢をアピールする候補者などまずいない)』としか言いようがない。
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アイボや赤ちゃんロボなど心理的ケアをするロボットの潜在需要は極めて高いが、現状の人工知能では『心のないロボットの前提』が強固であり、ロボットが会話の相手をしてくれても感情的満足度にすぐに限界がくる。
逆にそこまでAIが進歩すれば、人が必死に他者(恋人・家族・親友など)を求める動機づけが落ちて、楽な方向でロボットとの関係を求めるようになり(ヒト型ヒューマノイドの身体構造の完成度にもよるが)、人類は激減するだろう。
お世話して癒やし効果を=高齢者向け「赤ちゃんロボ」―中京大
ロボットや人工知能(AI)に『心』を持たせられるかの問いは、技術的な問題にも見えるが哲学的・存在論的な深い問いを孕んでいる。ロボットに心がないのは『自我・生存と複製の欲・主体性・自分の問題』がないからだが、ロボットは『人間のために作られた存在』であり『自分のために何かをする遺伝子』を持たない。
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3Dプリンターは『趣味的なモノづくり・サービス』にも応用できるが、樹脂を主体とする素材と大量生産の速度の制限があるため、ビジネス分野のスケールメリットは『実物の試作品製造を代替するコスト削減』にある。
キヤノンは細部まで立体化されたVR(バーチャル・リアリティ)によって試作品を仮想体験できるヘッドマウント・ディスプレイを開発して、3Dプリンターよりも更に低コストな試作品の仮想体験を実現できたとしているが、こういった『モノを伴わない試作・試行錯誤』というものも新たな体験型サービスとしての価値を持ってきている。
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AppleやGoogle、Samsungのような世界的なサプライヤーから端末の部品製造を外部委託されることは、新興企業・中小企業にとっては非常に大きなビジネスチャンスになってくるだろう。
Google、Glass向けディスプレイチップの台湾サプライヤーに出資
Googleが出資する台湾の奇景光電(ハイマックス・テクノロジーズ)傘下の立景光電(ハイマックス・ディスプレー)という会社も、世界的な社名の知名度は殆どないが、『小型ディスプレイの技術水準・安定的な生産体制』における信頼性があるようだ。
AppleもGoogleもSamsungもスマホの次に来る情報通信機器として、『ウェアラブル・コンピューティング(身につける小型コンピューター)』に注目しており、今のところ、グラス型(眼鏡型)と腕時計型が開発されている。
いずれもスマートフォンほどの汎用性と情報量の表示領域を持たないので、ガジェットや新しい技術製品を好きな人だけが買うような製品になりそうだが、どちらかといえば『行動しながら検索や動画撮影(リアルタイム配信)、通話ができるグラス型』のほうが技術的な面白さや利用目的の多様化の魅力があるのではないかと思う。
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