「ビジネス」タグアーカイブ

無駄毛のコンプレックス商法と小学生も毛の濃さに悩む時代:つるつる・ユニセックスな男を好む日本のネオテニー

毛深さのコンプレックスはかつては女性の悩みに多かったが、今は若い男性も髭・臑毛等の脱毛をしたい人が増え、顔・腋・脚等に毛がない外見を美とする傾向が出た。小学生の脱毛は毛・悩みの程度で判断すべきか。

小学生を脱毛に通わせるのは、あり?なし? (ママスタジアム – 06月21日 21:01)

人工的に処理をしなければならないような外見の優劣・問題を設定して『コンプレックス商法』で稼ぐ美容整形やエステ業界などの問題もあるが、日本・韓国は特に潔癖な感覚が影響してか、脱毛ビジネスは欧米圏より市場が大きいと言われる。確かに白人のハリウッド女優などは腕・脚・腋を完全に脱毛処理していない人も多い。

続きを読む 無駄毛のコンプレックス商法と小学生も毛の濃さに悩む時代:つるつる・ユニセックスな男を好む日本のネオテニー

映画をレンタルで見る人、映画館で見る人、定額動画サービスで見る人

映画をレンタルで見るか映画館で見るか。TSUTAYAやゲオのレンタルは5年以上使ってないな。ネット時代になって自宅で2時間のDVDを見るのが大変になり、返却の煩わしさも増した。

http://b.hatena.ne.jp/entry/anond.hatelabo.jp/20160509083521

DVD(ブルーレイ)プレイヤー自体、テレビと同時に購入したが、ディスクを挿入したことが10回あるかないかで、HDDの録画をたまに使うくらいしか使っていない。映画館は行く時は月に4回以上は行くが、強制的に見るしかない環境で見るのが、僕にとって一番効率的な映画の見方(他の事に時間を割かない)なのかも。

自宅でDVD・ブルーレイで鑑賞すれば、トイレ休憩できるとか、他の用事があれば一時停止したり巻き戻したりできるメリットは大きい。だが『別に今見なくてもいい動機づけ』にもなってしまう。途中で止めて後で続きを見ようとして、見ることができないまま、返却とかも結構ある。欲張ってたくさん借りて見られないとかもある。

続きを読む 映画をレンタルで見る人、映画館で見る人、定額動画サービスで見る人

日産が第三者引当増資を引き受けて三菱自を傘下に入れる, 首都高速を200キロ超で走った4人を逮捕

○三菱自を格安で入手するためのカルロス・ゴーン社長の経営戦略の一環だった可能性もある。ルノー・日産・三菱自は世界の自動車産業では弱者連合の観もあるが、自動運転技術・EV等では将来性もある。

三菱自、日産の傘下入り発表「信頼回復へ重要な道筋」

日産はルノー傘下に入ってから、デザインを無難にグローバル化して、車種の個性・ブランド力が落ちたとも言われる。だがSUVの利益率の高いエクストレイルが中国市場でかなりシェアを伸ばし、燃費不正問題が発覚するまで軽自動車も順調に売れていた。

自動運転技術の分野ではトヨタと引けを取らない水準にあるとも言われるが、ノートなどコンパクトカーに対するオールアラウンドビューや自動ブレーキの標準搭載も他の企業よりかなり早かった。三菱自には軽開発のノウハウとPHVの技術があり、パジェロとエクストレイルで四駆分野のブランド力を二枚看板で強化できる。

株式市場では日産の迅速な三菱自への巨額出資によって三菱自の株価暴落を食い止めた。日産の株価も現状を維持できており、カルロス・ゴーンは特別価格で三菱自を手に入れ事業戦略の選択肢を広げた。ルノーは大した車種・ブランドを持っていないが、金融市場での戦術が日本の経営者より上手い、格上企業でも呑み込む。

不祥事や株価下落を待って、相手からの援助要請によって友好的に経営権を掌握するカルロス・ゴーンのやり方は、無理やりに資本の力でねじ伏せて現経営陣を追い出す敵対的買収よりも格段にスマートかつ怨恨を残しにくいやり方ではあるが、その後の経営合理化で従業員にしわ寄せが来る可能性は低くない。

続きを読む 日産が第三者引当増資を引き受けて三菱自を傘下に入れる, 首都高速を200キロ超で走った4人を逮捕

HISの『東大美女が隣に座ってくれるキャンペーン』がセクハラとの批判を受けて中止に!

セクハラというのは『東大美女図鑑の学生』が隣に座って旅のガイダンスをする仕事を断っているのに無理にさせるならそうだが、本人が自分の美貌なり知性なりを売りにしたアルバイトをしたいなら自由だろう。

HISの「東大美女が隣に座ってくれる」キャンペーン 「セクハラ」批判受け即日中止に

セクシャルハラスメントは『性的嫌がらせ・性的な侮辱やからかい』であって、女性の外見や対話機会、性的魅力を本人の了承の上で活用することはセクハラではないだろう。これを否定するなら、セクシャルなイメージを売りにする芸能活動全般(特に会えるとか握手できるとかのアイドル云々など)もセクハラでアウトになる。

続きを読む HISの『東大美女が隣に座ってくれるキャンペーン』がセクハラとの批判を受けて中止に!

マイナンバーカードの活用拡大の案とマイナンバーカード発行の遅滞

マイナンバーカードは2ヶ月以上前に申請したが未だ発送されず何の連絡もない。システムトラブルの報道もあるが、税と社会保障の一体改革の根幹にあるカードにしては、自治体のアクセスがブロックされる等のバグもあるのは心配だ。

災害時に安否確認=カード活用拡大探る―マイナンバー

災害避難時に個人の安否や避難場所の確認に使えるのは確かに利便性はある。民間企業のポイントをマイナンバーカードでまとめるのには反対だ。民間各社が自前のポイントカードを作成する必要がなくなり、全ポイントカードがマイナンバーカードになって『政府の民業圧迫と経済統制・個人消費行動の監視』につながりかねない。

顔写真つきでデザイン性もない『いかにも官製なマイナンバーカード』を買い物の度に呈示することに抵抗感を感じる人は多いだろう。税と社会保障の個人情報と連携しているので、頻繁に店舗で出し入れすると、カード紛失のセキュリティリスクやスキミングの不安感も出るだろう。

続きを読む マイナンバーカードの活用拡大の案とマイナンバーカード発行の遅滞

理不尽なトップダウンの会社組織に適応させる『規律訓練・自己否定』の新人研修:会社に適応できないと貧困化しやすい弱みもある。

資本主義経済の基本単位である会社組織では、一昔前までは『労基法違反・日付変更の長時間労働・パワハラ・セクハラ・人格軽視』が横行していて、会社は学校と似た半ば『治外法権の特殊な空間』とされており、一般社会では許されない暴言暴力・不品行・男女差別などが会社組織内部の上下関係や男女関係においては黙認され続けていた。

■日本一厳しい新人研修に涙する社員 「完全にカルト教団で恐い」「どう見ても洗脳だし奴隷育成」との批判も

会社や就職というのは客観的に考えれば、個人をもっとも強力かつ決定的に順応させて『会社のルール・必要性』によって確実に行動させられる社会的装置である。個人が半ば自動的に自分の都合・欲求を抑制して、上位者や周囲に大人しく調和する集団でもある。『外部社会の常識・法律に反する行動(パワハラ・暴力行為・食品偽装・粉飾決算・脱税など色んな例がある)』であっても、それに誰も反論できずむしろ正しいとさえ思って自然に従ってしまうことも多い。

人間を毎日必ず朝8時までに出社させ、仕事上の必要があれば深夜0時までであっても残業させることができる(外国でも遠隔地でも出張させて派遣できる)というだけでも相当な影響力である。人生や生活の原資を稼がなければ生きていけないというクリティカルなニーズを会社(雇用)に握られているということもあるが、個人対個人の関係性ではここまでの影響力行使はまず不可能である。

どんなに大事な家族や惚れた恋人であってもどんなに長期の信頼のある友人であっても、『毎日必ず朝8時までにこの場所に来てこの仕事をしなさい・夜8時までは帰ってはいけません』と指示ではなく必死に懇請されてもそれを遵守することは難しいが、特別な不満・問題のない会社員であれば40年以上にわたって適応できている人も多い。

大多数の会社員は相当に無茶な業務命令や勤務時間、上下関係であっても異議申し立てをせずに、面従腹背の人がいるとしても表面的にはみんなと同じように振る舞わなければならない慣習・常識が空気のようにある。

逆に言えば、かつての日本企業は『擬制された家・共同体』のように位置づけられていて、その構成員の人生を預かって強い支配的な影響力を振るった一方で、定年するまで経済的に困らないだけの終身雇用・安定所得を保障することで『会社の理不尽さ』を納得させていた部分がある。

こういったどんな馬鹿げたことでも指示されたことを必死にやる(必死にやってもそんなんじゃダメだとひたすらダメだしされる・声が枯れてガラガラになるまで決まったフレーズを叫ばせる等)という『規律訓練型の新人研修』は、『会社・上司に反射的に服従する意見をしない人材(自分の頭脳や感情で考えて判断しない人材)』の育成に役立つが、基本的には第二次産業の定型的な工場労働や第三次産業のマニュアル的な接客業、とにかく行動を求めるタイプの営業などにおいて応用されやすいものだろう。

続きを読む 理不尽なトップダウンの会社組織に適応させる『規律訓練・自己否定』の新人研修:会社に適応できないと貧困化しやすい弱みもある。