フィリピン人の母による無理心中か。移住者のタフネスの多くは『血縁・仲間のコミュニティ』に担保されるから、日本で問題になっているひとり親世帯の貧困・孤立のような圧力には脆い所もあるのではないか。
母子家庭における子育ての難しさは、単純に『収入が少ない貧困』もあるが『相談相手がいない・精神的に頼れない母子の孤立』も影響する。母親のメンタルヘルスが壊れ悲観的になった時、それを支持して立て直してくれる親密な他者がいるかいないかも大きい。単身・二人の世帯では自分の心の健康を崩すと致命的になりやすい。
フィリピン人の母による無理心中か。移住者のタフネスの多くは『血縁・仲間のコミュニティ』に担保されるから、日本で問題になっているひとり親世帯の貧困・孤立のような圧力には脆い所もあるのではないか。
母子家庭における子育ての難しさは、単純に『収入が少ない貧困』もあるが『相談相手がいない・精神的に頼れない母子の孤立』も影響する。母親のメンタルヘルスが壊れ悲観的になった時、それを支持して立て直してくれる親密な他者がいるかいないかも大きい。単身・二人の世帯では自分の心の健康を崩すと致命的になりやすい。
中年期をユングは『人生の正午(斜陽の始まり)』と読んだが、仕事・家庭での自分の到達点が見え上昇志向の限界に直面、仕事人も家庭人も自由人も改めて『自分とは何者か』の問いと向き合わされる。
中年期の心の健康が悪化する要因は大きく分けて、『職業面における自分の限界の認識・相対的な影響力の減少』と『家庭面における子供の自立・配偶者との心理的距離による孤独感・会話不足』の二つがある。職業と家族によって支えられたアイデンティティの変化と再構築の必要に迫られるが、その手段は多様ではある。
中年期はよほど社交的か昔からの友人知人のつながりを維持しているかでないと、仕事関係以外の人間関係の範囲が非常に狭いかない状態になりやすい。話し相手が同僚・夫婦・子供しかいない人も珍しくはないが、それまで当たり前と思っていた所属・働き方・人間関係が緩やかに変化して対応に遅れを取りやすい時期でもある。
死ぬなら逃げればの声も多いが、寮の機動隊に志願するような人は『嫌なら逃げる・合わなければ転職・上が悪いの価値観』を否定する信念で生きてきて、信念と現実の矛盾で正常な判断力を失いやすそう。
今でこそ辞職・転職について『合わなければ別を探そう・辛くて耐えられなければ辞めたほうがいい』の柔軟な価値観も広まってきたが、少し前まで体育会系的組織では特に『ここで勤まらなければどこに行こうがダメ・逃げ癖がついたらまた逃げる・嫌な事や人間関係から逃げる敗北者』といった精神論的な価値が支配的だった。
厳密には、現在でさえ保守的な組織・人ではこの手の『ここで勤まらなければどこに行ってもダメ・履歴書の印象が悪くなる・みんなができることがなぜお前だけできない・大企業や公務員を辞めた人間は信用されない』の価値観は相当に根強い。仕事で自殺するような人は『親世代の期待・価値観』が影響している事も多いだろう。
自殺するほど職場の人間関係・いじめが辛ければ辞めればいいと言える人は、ある意味で自分の職業・仕事を『生計を稼ぐための手段』と割り切れていて、『現在の仕事の既得権・蓄積(今の仕事を続けることで得られる所得・福利の見積もり)』が低めな人。公務員の警官・機動隊員を辞め転職すれば大半は待遇が悪くなる。
新垣結衣さんの公称身長172センチは僕とほぼ同じか。男と女で160センチ台と170センチ台の身長は自意識と受け手の印象がかなり違う。男が169だと170~172位にサバを読み、女は逆に172でも170に達していない事をアピールしそうだが…身長のこだわり、ある人はありますね。
学生時代は集団内での力関係(性格面の強さの強弱)のほうが前面にでるので、男同士でもあまり身長の高低には意識が向かないが、大人になって改めて『個対個』で身長が高くてガタイのいい人と向き合うと、一定以上の威圧がある。実際、筋力を鍛えるか否かを抜きにして、ガタイのいい大きな人は元々の力がかなり強い。
日本(アジア)の首相や組織のリーダーについては当てはまらない面もあるが、アメリカの身長とリーダーシップの相関研究では、身長が高くて肥満でない体型の人のほうが、集団組織のリーダーシップを取りやすい。欧米とアジアの地域差の原因は不明だが、男女関係でも適度な高身長は頼もしさにつながる好印象になりやすい。
子供時代のきょうだいの不仲の原因は『親の愛情・関心・評価・お金のかけ方の偏り』が多く、大人になってからは『金銭・介護・遺産の絡む利害や負担の差』から不仲になる事が多い印象がある。男兄弟で優劣・損得を張り合うタイプは概ね不仲になりやすい等。
きょうだいが典型的な不仲になるパターンとして、真面目に頑張っている自分だけ損や負担をしているように感じるという事例は多い。学業・生活・仕事の面などでいい加減というか自立力が弱い人ほど、逆に親や周囲の評価・扱いが甘く優しい、援助されやすい傾向もあるが、対等であるべきと思うきょうだいが不満を覚える等。
依怙贔屓というかきょうだい間の扱いの違いがある事例でも、一律にみんなが兄弟姉妹の仲が悪くなるわけではない。『あいつはダメな所もあるけど憎めない奴のキャラ』を親と一緒にきょうだいも認める人(ダメな所ばかり責めずそれなりに話せる関係)なら険悪にはならないが、子供時代からの差別待遇の不満も出やすい。
全ての人に共通のルールやマナーを当てはめすぎる人、自分と他人を比較して他人がズル・楽をしていると思い込みやすい人は、『自分だけ損をしている(不当な扱いをされている)という不公平感』からイライラしやすい。
『他人の行動が気になりすぎて我慢できない・少しのルールやマナーの違反にイライラする』のは、自分自身が暴言・侮辱などの直接的な被害を受けているか、他の人に差し迫った危険や迷惑が及んでない限りは、『自分の精神的な余裕のなさ・真面目にやっているのに報われないとの思い』に影響されていることも多い。