“過剰な自己顕示・自慢”と“攻撃的な他者否定・批判”というのは、一般に人から嫌われるコミュニケーションの典型だが、特に『話している相手と自分との直接的な比較(自分を上の立場に置いた比較)』に基づく自慢・批判・説教・ダメだしの類は、まず人間関係を疎遠にさせるか険悪にさせるだろう。
自己顕示や自慢のすべてが悪いわけではなく、『相手の状況・気分・価値観を斟酌した上での自己顕示』や『相手のメリットにもなる嫌味のない自慢』であれば問題はないし、上手くいっている状況が拮抗した者同士の自慢は切磋琢磨の動因になることもある。
なぜアイツはいちいち気に障るのか?「余計な一言」5大地雷を解剖
攻撃的な他者否定や批判というのも、『相手を直接に否定・侮辱・ダメだしするような言動』は怒りや嫌悪を買うことになりやすいが、『お互いの価値観と照らして許せないタイプの相手(共通の敵)の否定・お互いの利害や人格、感情にあまり関係しない第三者(著名人・公人など)の批判』であれば、毒のあるやり取り、ストレス解消的な攻撃性の発露も問題ないだろう。
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精神疾患の国際的な診断基準であるDSM-5では、過剰に物を集めて溜め込んでいく「溜め込み障害(hoarding disorder)」が新たな疾患として認められたが、膨大な物や記念品に覆われて生きざるを得ないところのある現代人は、基本的に「物を捨てられない性格傾向」を持ちやすい。
後悔しない親の家の片付け 1人でやらず、時間をかけて
年齢を重ねれば重ねるほどに物を捨てづらい傾向は強まりやすいとされるが、現在80代以上の世代になると「戦前戦後の物不足の時代」を経験しているだけに、「まだ使えそうなものを捨てること」に勿体なさあるいは罪悪感のようなものを感じやすいようである。
同じものを大量に買い込んで、できるだけ多くのストックを持つ事が安全という意識を持っている人も多く、食糧不足を懸念して大量の缶詰・保存食を買い置きしたりしているケース(実際には缶詰にも賞味期限・外装の耐用年数の限界はあるのだが)もある。
ホーダー(hoarder)とも呼ばれる溜め込み障害の人は、自分の居住空間がなくなったり生活設備が使えなくなるほどに物を溜め込んで「ゴミ屋敷・汚部屋」のような状態になってしまうので病気のカテゴリーになってしまう。
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リベンジポルノ問題も提起した残酷かつ卑劣なストーカー殺人事件だったが、無期ではない懲役22年は元交際相手という要素もあるのだろう。『男女間の痴情の縺れ・未練と執着』への対処の仕方は未成年では難しい部分もある。
元交際相手が控訴=三鷹ストーカー殺人
『相手の執着心・嫉妬心・攻撃性の度合い』を見誤れば、ストーカー殺人までいかなくても別れ際のトラブルは免れない。恋愛が上手くいっている間は、執着や嫉妬も『愛情・誠実』と誤解されるが、相手と別れたい時には『話し合いや常識が通用しない執着心・独占欲』は時に狂気的なしがみつきや加害性に変質し得る。
男は女と恋愛感情ありきの肉体関係を持つと、割り切った関係でもない限り、一定の『所有感覚・独占欲』を持ちやすく、『別離や自分以外の男との関係』に嫉妬や苦悩を抱くものだが、『ダメなものはダメと最終的に諦められる性格・嫉妬を悪意とリンクさせない潔い性格』かどうかという見極めは困難な部分もある。
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小動物の殺害・虐待は共感性や道徳観念を欠く行為障害(反社会性人格)の兆候で、サイコパスの生活歴に含まれやすいが、『親子間の愛着・対話・感情の共有』が欠如した家族歴の問題も想定される。
<高1同級生殺害>冷蔵庫に猫の頭部 現金100万円も所持
弁護士・資産家とされる父親は、謝罪文の文面を見ると法律家・常識人としてまっとうな文章を書いているが、父親の『生活態度・女性関係・妻や子供との向き合い方』などを見ると『子供のためにできる最善のことをしてきたつもり』の部分には疑問も感じざるを得ない。社会的地位や公的言動を踏まえた外面はしっかりしてるが。
海外のサイコパスや大量殺人犯の生育歴は様々ではあるが、経済的には比較的裕福な家庭で育った者もいて、『金銭と愛情を混同させるような育て方・親との愛着(アタッチメント)や共感感情の欠落・虐待や差別感情(世の中には生きる価値のない人間がいる等)の正当化』が人格形成に一定の影響を与えたと推測される例もある。
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『生命・人生の価値』を学べない劣悪・冷淡な環境で育てられた人や誰にも大切にされていない孤独感を抱えた子供のほうが、そうでない子供よりも性格形成プロセスにおいて精神的な悪影響を受けやすいという現実は深刻な問題として今も昔もある。
<高1同級生殺害>自分のことを「僕」1学期は登校3日
殺人のような凶悪犯罪にまで至る子供は少ないが、『親からの虐待・ネグレクト(無関心)・裏切り・親の反道徳的な生き方』は子供の心や性格構造に深刻なダメージを与える。
自分の生きている価値が分からないから(現状が孤独でつらくて親・他人・社会が憎かったり軽蔑したりしているから)、他人の生命の大切さ(先生・みんなのいう生命の尊さ)も共感的に実感しづらいという反社会的性向を強める恐れがある。
未成年者の非行や暴力、犯罪集団化、いじめ、軽犯罪、ひきこもりなどの背景には、『親からの虐待やネグレクト(子の放置・子の教育の責任放棄)』や『学校と家庭の両方での孤立化(話せる共感し合える相手の不在)』、『親の反社会的・反道徳的な言動の影響(見せかけの外面だけは適応的だが家庭内では冷淡さ・虐待・DV・不倫があるなど)』などが見られることが多い。
家庭環境が悪いから、親から愛されなかったから(父親が妻子を放置して好き勝手に遊んでいたから)、唯一の理解者だった母親が死んだからといって、無関係な友人を殺したり傷つけることは正当化できないし、それは『本人の甘え・身勝手さ』に過ぎないという厳しい意見も多くある。加害者よりも人生を強制的に奪われた被害者のほうが酷い目に遭っているというのも、殺人という重大な結果から見れば当然の意見である。
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容疑者の高校一年生の女子生徒が、なぜ親しかったとされる友人を殺したのかの動機は不明だが、それまで大きなトラブルや喧嘩が無かったと推測されている事から(そもそも険悪な仲であれば自宅にまで遊びに行かないだろう)、加害者生徒の『対象喪失・家族トラブル』に関わる心理状態の変化が関係している可能性があるのだろう。
高1女子を殺害容疑、同級生の女子生徒を逮捕 長崎
15歳の女子高生が『マンションで保護者のいない一人暮らし』というのは常識的に考えれば異常というか奇異な生活形態であり、『全寮制の高校(入寮している生徒)以外の女子高校生の一人暮らし』というのは身近な例ではまず聞いたことがない。
勤労学生もいる定時制・夜間高校であればそういった一人暮らしの生徒がいる可能性もあるが、県内有数の普通科の進学校(加害者は東大志望で成績もそれなりに良かったという)で、親がいない一人暮らしのマンションから学校に通っている生徒というのは日本全体でも極めて少ないのではないか。
マンションの外観を見ると築年数も新しくある程度の高級感もあるので、ワンルームの可能性もあるが高校生にしてはなかなか贅沢な部屋の感じで、家賃も古いアパートのような安さではないだろう。
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