性暴力はどこまでエスカレートするか分からない物理的暴力でもある。現代人の大半は本気で殴られ脅される暴力に耐性はなく女性なら尚更である。
「性暴力は死ぬ気で抵抗すれば防げる」にジョン・カビラ猛反論 「自分の娘が被害に遭ったとして同じ言葉を言えますか?」
60~70代の男性が『性暴力は死ぬ気で抵抗すれば防げる』と勇ましい事を言うが、裏返せば『(レイプされた妻・娘の落ち度を責める型の)男権主義的な女性の性的な独占願望の変形』に過ぎない。女性の生命・貞節を守ろうとしての抵抗論ではなく、女性を夫・父の所有物と擬制しての抵抗強制(性犯罪被害=恥・穢れ)に近い。
女性を夫・父の所有物と擬制する抵抗強制は、あからさまに賛成する男は現代では少ないが、妻・恋人などがレイプ被害にあった時に『被害を受けた妻・恋人を責めたり避けたりする男』は少なからずいるのも現実だろう。被害を受けた女性が自分自身を責めたり穢れを感じて自己否定するセカンドレイプやモラハラとも関係する。
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長期に社会・他者と接点のなかった中高年の異業種への再チャレンジやバイトは、『意欲(動機)・能力・適性・偏見・扱いにくさ』の面で困難が多い。自発的な意欲や人・場に合わせる社交性(意識転換・能力)がある人なら既に再出発している。
いったいなぜ? 増える中高年男性のひきこもり
20~30代前半の若い年代なら頑張って就職活動をすれば相応の場の正規雇用でも雇われる可能性はあるし、周囲の友人知人とのつながりもあって『人並みの人生設計をするための動機づけ(自分だけ無為な何もしてない人生を送ることの不安)』がひきこもっている状況から離脱する力になりやすい。年齢が上がってくると、周辺環境が大きく変わる。
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今でこそ結婚の理想として『一緒に苦労しても良い・幸せにしたい』が語られるが、日本の結婚の現実は常識・扶養・子供・性別役割で規定されてきた為、不満・憎悪はでやすい。
「今すぐ死んで欲しい」 旦那の死を望む妻たちのSNS「旦那デスノート」が話題に
旦那の死を願うなら、妻は離婚するか自分が自立できる経済力を身につければ良いという意見、夫に死んでくれといいながら夫の給料で生活しているのは厚かましくてわがままという意見は多いが、逆説的だが『嫌悪する相手から扶養されなければならない自分の弱者性』があるからここまで苛烈な憎悪・殺意が芽生えるともいえる。
男性側にATMになりたくないの被害者意識を持つ人もいるが、よほど高所得で気前よく財布を預けて任せてくれる男ならともかく、生活費ギリギリか足りないくらいのお金を恩着せがましく出す男なら、女性側も別に嬉しくはなく精神的な負い目・拘束感のほうが強くなる。関係悪化すれば人格批判のモラハラも受けやすくなる。
結婚・夫婦の生活共同体では『相手の人格・存在・能力・魅力を否定して嫌い合う関係』や『自分ばかり負担が大きくて損している・相手は何の役にも立っていないという気持ち』になれば、一緒に暮らし続けることは非常な苦痛や虚しさを伴い基本的には無理なのだが、どちらかの自立性が不十分なら簡単に離婚はできない。
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認知療法の基本を説明した記事だが、『客観的な出来事』をどのような方向にも意味づけできるというフラットな心理状態が準備できていないと効果は薄い。他者の内面に執着できず問題の本質を抽出すると良い。
ストレスに感じる人と感じない人の大きな違いとは?
大部分がコントロール不能な他者の人格・内面に執着してあれこれ悩むのは、問題解決にも自己肯定にも役に立たないという意味で『考えても仕方がないこと』である。それが十分に納得できた時に人間関係の悩みから来るストレスの半分くらいは軽減するが、頭で分かっていても腑に落ちて自他を分離できるかの個人差は大きい。
上司から同僚の面前で叱責された時に、恥をかかされたとか自分はダメとか思い込む事は多いだろうが『上司の人格・内面に関わる人間関係(人の好き嫌い)の問題』と『仕事の遂行・水準に関わる自分自身の能力の問題』を切り離すだけでも気持ちは変わる。単なる不注意や忘却のミスなら、深刻に長く落ち込む必要もない。
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日本の若い世代の死因で『自殺』が1位というニュース。海外との比較で自殺数の多さもあるが、他者に危害を加えられて死んでしまう『事故・事件の件数』が少ないのもある。15歳から39歳までの年齢区分全てで自殺が一位は暗鬱な結果だが、日本は画一的システム化で規律訓練され、生き方の多様性に乏しいことも影響する。
最近は中学生・高校生の自殺も目立つが、学校でも会社でも社会でも『中程度の適応のためのハードルの上昇』があり『人間関係のトラブルやストレスへの対処能力(人に好かれて場に溶けこむ資質・スキル等)』がないと、自分の居場所がないように感じて過度に悲観する若者も増えたか。超高齢化社会のマクロ要因もある。
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○うつ病も内因性か心因性かで薬物療法の有効性に差が出るが、近年の米国の統計研究では抗うつ薬はリスク対効果で有益性が高くないとの結果もある。胃薬が精神疾患に効いた前例ではスルピリドもある。
<岡山理科大>うつ病に胃薬が効果か マウス実験で症状改善
岡山理科大の研究でうつ病に効果があるとされるのは、一般的な胃薬である『テプレノン(セルベックス)』で、本当にうつ病改善効果があるのであれば抗うつ薬より格段に安全性の高い処方になるとは言える。テプレノンは胃酸の防御因子増強薬でスルピリドも交感神経抑制で似た働きがあるのかも。
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