「事件」タグアーカイブ

いじめでPTSDを発症した高校三年生が同級生三人を提訴:いじめの上下関係と学校の対応の限界

部活の4人の閉鎖的な人間関係で『下位者・スケープゴート』の位置づけに置かれれば自力でのいじめ解決は難しい。いじめ被害をPTSDの診断名で具体化して、訴訟に打って出るのも一つの対抗策だろう。

「いじめでPTSD」高3男子、同級生3人を提訴

この高校生は柔道の特待生として入学した直後の4月にいじめを受け始めたというが、『攻撃しても抵抗しないスケープゴート』を見つけ出す嗅覚のある加害者、『いじめを娯楽化する空気+加害者に追随する仲間』があるといじめは固定化しやすい。恐喝の利害が絡むと学校卒業後まで継続して追い込まれ殺されたケースもある。

攻撃したり恐喝しても抵抗しない相手として役割が固定されると、悪意あるいじめ加害者は調子に乗って更にいじめ(不当な要求)をエスカレートさせやすい。いじめ初期の『教師・親など第三者の介入』で効果がなければ、逃げるしかないケースもある。『自力救済・暴力』より『犯罪化・訴訟』のほうが賢明な対抗策だろう。

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小池百合子知事の豊洲市場の再調査方針, 福岡の子供4人殺害の母親は被害妄想があったか?

小池百合子知事の行政の説明責任と情報公開に対する基準は妥当で、『土壌汚染対策の安全性確保のための工法変更』は秘密裏に役人・専門家だけで合意すれば良い問題ではない。予算との整合性も問われる。

<豊洲市場>小池知事、再調査の方針…築地移転先盛り土せず

○客観的根拠なく『盗聴器・監視や尾行・ほのめかし・集団ストーカー』などの被害妄想を言い立て言動・人格が奇妙になったケースは統合失調症の急性期が疑われる。自傷他害のリスクに注意を要する。

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千葉の25歳姉による21歳弟の殺害・遺体切断事件:騒音トラブル・実家の主導権争いか?

今までの報道を見ていると、父親が数年前に死去し(母親はそれ以前に離婚しており)、姉・弟の二人で一軒家で暮らしていたが、『実家内の主導権争い・弟の騒音(音楽ゲーム・友達と騒ぐ)』できょうだい仲が険悪になり、長年の我慢が爆発して衝動的な殺人に至ったような感じの事件である。

遺体は21歳弟、DNA型鑑定で確認 千葉の切断遺体

『生活音・音楽・バカ騒ぎ(連日人を集める)』による近隣トラブルは多いが、相手がきょうだい(家族)で何度注意やルール設定をしても変わらない場合には、余計に怒りや不満、怨みが募ることはある。殺害は行き過ぎだが自宅・住宅街は『静穏な生活空間』であるべき社会通念・常識が何年も通じないストレスは大きい。

家で大音量の音楽を流さない(聴きたいならヘッドホン)、家で大勢の仲間を集めて大騒ぎしない、深夜早朝は大きな音を出さないよう気をつけるなど、社会生活・共同生活に適応する為の教育・しつけも関わるが、親が早くに別れたり死去したりで家で騒いでいても放任的な状況が続いたのかもしれない。

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大阪のDVによる女性殺害事件:DVをする男性の心理とDV問題に対する対応策

DVは初期対応を誤るとエスカレートしやすく別れにくくなる。一回でも殴られたら別れた方が良いが、DV加害者は暴力的支配・謝罪や甘えの懐柔を受け入れる型の『DV被害者』を見抜いて関係を深めるので難しい。

<大阪女性殺害>「50回以上殴った」逮捕の男供述 (毎日新聞 – 08月12日)

DV加害者には『倦怠期・自由放任』が余りない執着や束縛の強さの特徴があるが、共依存になりやすい孤独感の強い女性にはその重さやしつこさが順調な時には『一途な愛情と安心・裏切らない誠実さ』と受け取られる事がある。いったん恋愛・婚姻で深い関係が築かれると、愛情よりも執着・管理・支配の悪い面がでてきやすい。

DV加害者は『自分は悪くない・相手が悪いの前提』で(これだけ好きなのだから)『相手は自分に無償の愛情を注ぎ続けて当たり前』と考える。擬似的な母子関係を再現するような非現実的なものだ。大人になって泣いたり暴れたりすれば欲求不満をすぐよしよし解消してくれる母の役割は誰にも果たせないから激しい暴力になる。

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相模原大量殺傷事件の植松容疑者『自分は死刑にならないの発言』と現代の刑法における法的責任能力(心神喪失・心神耗弱)の争点

大量殺人のテロ事件が死刑廃止後のノルウェーの世論を揺らした事があったが、相模原事件も『刑法39条』が思想的大量殺人に適用され得るか問う判例になる。対話能力あれば心神喪失に当たらないとすべきだが。

<相模原殺傷>容疑者「自分は死刑にはならない」発言も (毎日新聞 – 08月15日)

人が人を殺してはならないの人権・殺人禁忌を例外なく適用すれば『死刑廃止』『戦争放棄(EU的な地域共同体拡大)』に行き着くが、『個人の感情・利害・思想(世界観)の動機に基づく殺人』を全て事前抑止はできない。相模原事件や海外テロのような『大量殺人事件』に死刑以外の刑罰が妥当かの倫理的判断は現代の課題だ。

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働かずに金を無心する40代息子を74歳の父が殺害:中高年の失業・無職・ひきこもりの増加と追い詰められる貧困家庭

日本は学卒後の正規雇用キャリアから外れると、特別な専門性や技術力、経営能力・稼ぐノウハウがない限り『蓄積のない不安定・低賃金の雇用』に嵌りやすい。中高年無職から貧困老人の問題は深刻だ。

「働かず金無心に耐えかねて」息子殺害容疑で74歳逮捕

中高年で正規雇用のキャリアから外れたり、若い頃から無職・ひきこもりが続いた場合、いざ働こうとすれば『雇ってくれる職場』と『雇ってくれる仕事(多くがきつくて低賃金でやめる仕事)への適応力』が問われる。バイトも『清潔な身なり・外見の良い印象・コミュニケーション力・若者との協調』がないと中年は雇われにくい。

ここ20年で進んだ中流階層崩壊の意味は、『取り立てて優れた能力・技術・知識がない人が平均所得を稼げる仕事』が大幅に減少し、学卒後に最初に入った解雇規制や労組の圧力のある大組織を離れれば、大半の人はまともに稼げないということ。老親の年金に頼る中高年のワーキングプアや無職は構造的に増加、年金も減額される。

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