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タレント女医が、診療報酬不正請求事件で詐欺を認める

医師でタレントになるだけでも自己顕示欲は強そうだが、愛情不足やトラウマ、コンプレックスなど何らかの要因で『男関連の承認欲求・支配欲求』が異常に強まって愛情飢餓の泥沼に嵌った印象を受けた。

タレント女医、詐欺認める=診療報酬不正請求―東京地裁

数百万円を散財したホストクラブの関係者から、『あの人を好きだった人なんて誰もいませんよ。お金になるから合わせてただけです』みたいに露骨に嫌悪感・軽蔑感を出されて性格・振る舞いの悪さ(内面などどうでもいいからさっさとイケメンつれてこい等)を語られるのは、飲み屋に入れ込んだ中年おじさんでもそうないだろう。

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中学2年生の女子2人が遺書のメモを残して自殺:現代を生き抜く力と楽観主義の大切さ

現代の少子化対策の難しさは『生きる希望や力を持つ子供の育成』も併せて考えなければならないことで、10~20代の自殺者数が微増傾向にある。まず模範を示すべき大人が人生をエンジョイできていないばかりか、自殺念慮・心中願望を抱いて自殺してしまう事件も少なからず見られる。

「死にたい」通学カバンにメモ複数 中2女子2人死亡

『生きていれば良いことがある』の建前では絶望した子供を救うことはできないが、『いじめ・家族不和・虐待・学業不振・進学就職の不安など具体的な問題』がある方がまだ対策や援助はしやすいかも。生きていれば良いことがあるかは分からないが、自分にとっての意味・価値・関係を作り出す試みの繰り返しを楽しむしかない。

生きていても意味がないとかつらくて死にたいとか言うのが、10?20代の若い人なら『生きていれば良いことがある』は、気持ちの持ち方や長い人生における確率論として正しい面がある。現代の生きづらさは自由・喜びと表裏の関係にある『個人間の差異の拡大』と『所与の居場所がない市場性(コミュニティ喪失)』にある。

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大阪の小学6年生女児の焼死事件の再審:証拠不十分、推定無罪の原則採用で、実質無罪となる見通し

母の青木恵子さん(52)と内縁の夫の朴龍晧(ぼくたつひろ)さん(50)が生命保険金を目当てに小6の娘を放火し殺害したとされていた事件だが、証拠不十分と車庫の燃焼再現実験で実質的な無罪判決となる見通しである。

検察側、母への有罪主張も撤回 大阪・小6焼死再審

この事件はマスメディアでも取り上げられていたが、近代刑法における『推定無罪(疑わしきは罰せず)の原則』が最大限に適用された判例になる。検察側も各種の状況証拠から有罪を確信し起訴したが、決定的な物証を得られず弁護側の出した『車庫内の放火不可能性の再現実験』によって、不本意ながらも有罪主張を取り下げた。

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福岡市西区姪浜で起きた19歳の予備校生殺人事件、 26歳女が49歳男から1300万円を騙し取った結婚詐欺事件について

○福岡市西区の姪浜で、東大志望の19歳の予備校生が知人の男に殺害された事件。こういった愛執・憎悪・支配欲を恋愛と勘違いした自己愛・妄想型の事件を見ると、今の若い女性が恋愛に消極的なのも分かるというか、一方的に思い詰めて愛情と憎悪を混同するしつこい男に気に入られて、対応を誤ったら最悪の結果も招き得る。

19歳男の供述では『告白して曖昧な返事をされたから馬鹿にされたと思って殺した・好意が叶わなかったから殺した』という理不尽で自己中心的な動機が語られているが、『一方的に好きになった相手から断られた・軽視されたからの理由』で殺意や悪意を覚えて実行するパーソナリティーや行動原理は退行的・幼児的ではある。

男女間のトラブルには『DV・ストーカー・モラハラ・セクハラ』などがあるが、どちらかというと『付き合う付き合わない・別れる別れない』などの孤独耐性や自尊心の強度が関わる問題では、男性のほうが女性よりも非適応的で執拗・異常なメンタリティーに落ち込みやすく、暴力的・衝動的な犯罪に至りやすい傾向はある。

相手が嫌といえば嫌だと認める、どうしても別れたい(付き合えない)といえば別れるしかない等、『言語的コミュニケーションが通じる精神状態』を維持する事が重要だが、『相手が好きという感情』を『自分の支配欲・快楽・自尊心を満たす手段』のように勘違いする所にストーカー・妄想や暴力的な犯罪のリスクが生まれる。

加害者と被害者にはグループでの交友関係はあったが、男女交際等はなかったと報じられており、予備校で顔見知りの男に突然刃物で襲撃された女性の恐怖・無念を思うと犯人の身勝手さは許されないものだ。『曖昧な断り方』でなく『はっきりした断り方』だったら良かった類の問題でもなく、事前回避の難しい問題ではある。

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川崎中1殺害事件の原因の一つになった『仲間内の上下関係・嫉妬感情+暇の悪用』

少年のいじめにせよ殺人にせよその根本は『他人に対する興味・干渉の過剰』と『自分のやりたい事がない主体性の欠如』で、『仲間内の上下関係+暇の悪用』が的外れな生きがい(自己確認)になってしまう。

<川崎中1殺害>切りながら「ごめん」 リーダー格が証言

この殺人事件にしても、終わった後になれば加害者達も『やらなければよかった・やる必要のなかった行為』であり、世の中で起こる多くのいじめ・虐待・傷害・殺人も逮捕後に考えれば同じ構造・心理を持つ。気に入らない他人に執拗に干渉せず自分のやるべき事に取り組めば良いが、それができない心理の偏りや他者依存がある。

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消防士が先輩に殴られて骨折・虐待行為も:男同士の閉鎖的・密着的な人間関係がある職場の暴力問題

男同士の密着的な人間関係というかヒエラルキーのある先輩後輩の区別の強い職場では、暴力を伴うホモソーシャルの問題が起こりやすい。10~30代の男の同性社会では人格の平等・尊重が成り立ちにくい。

消防士、先輩に殴られ骨折 腕にたばこ?の痕も 東大阪

消防士・軍人・警察官等では、閉鎖的な共同体性や上下関係を前提に『協働義務・集団訓練』があることで、更に下位者に上位者が『一般社会では容認されない暴力・暴言を教育指導やしつけの名目で振るいやすくなるマウンティングの下地』ができやすく、その人の本来の人間性や集団力学への迎合性が表面化しやすい。

広義に捉えれば、人間の持つ『動物的な暴力性・支配性』の根源にあるものとして、『共同体内部におけるヒエラルキー構造の順位づけとその順位序列の暴力・暴言・虐待による確認』と考えることもできる。北朝鮮や旧ソ連の内紛・粛清もその類だが、ミクロでは『家庭内部のDV・モラハラ・虐待』も心理構造に共通性はある。

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