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大阪府高槻市の中一殺害事件:子供の夜遊びと放任主義の親を責める声も多いけれど。

少女遺体「野宿する」とLINEで
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3571756

子供が被害者になる事件が起こった時に、『良からぬ悪友との交友関係・いじめや対人トラブルの兆候・夜遊びや異性交遊・親の過度の管理主義や放任主義』などが明らかになると、事件の真相や加害者の責任よりも『子供本人・親の落ち度』がクローズアップして養育責任・自衛意識の欠如として叩かれやすくなる。

確かに、小学生とほとんど変わらない体格・意識の小さな中学1年生の子供に、完全に『フリーハンドな行動の自由(夜間外出の自由)』を与えることは危険性が高いし、もしもの時に適切な対応や責任を取れないことが多い。

子育て論や法律論としては反論しようのない常識の正論ではあるが、正論過ぎるが故に『我が子が被害を受けたばかりの親・家族』に向けて語る言葉としては、ほとんど無意味であると同時に今言ってみても仕方のないこと(おそらくその親としてもいいか悪いかの常識論としては承知していたが実行できなかったこと)である。

犯罪に対する自衛意識や予防策を強化するために、『被害者の落ち度・問題点』を洗い出して警鐘・忠告の材料にすることには、『自分たちが危険な目に遭わないためにできるだけ夜間は出ないようにしようという意識の強化』もあるが、それ以上に『決まったルール・常識を守らなかったからあんなひどい目に遭ったんだよという自己責任・自業自得』を煽る好ましくない側面もある。

このケースは、親が監護責任を果たすべき12~13歳の子供であったから、『親がもう少しきちんと子供の行動・危険回避に責任を持って指導すべき・もっと子供が何をしているかに興味や注意を持って安全な生活ができるように守ってあげるべき』という正論は磐石なものだろう。

だが例えば、成人男性が夜間の帰宅時にコンビニに行っていきなり鉄パイプで殴打される強盗事件に遭ったとして、『こいつは夜間に出かけたから被害に遭ったんだ』となり、成人女性が薄暗い早朝の出勤時に路地に引きずり込まれて性被害に遭った場合に、『この女性は明るくない時間帯に短いスカートで出勤しているから悪いんだ』というような被害者の落ち度を過度に探ったり、人間のあらゆるリスクをゼロにしようという極端さに傾斜する可能性も否めないのである。

そもそも、現代では男女雇用機会均等の促進によって、深夜早朝のコンビニでも若い女性店員が働いていて、長距離の運送をしている女性ドライバーだって増えていて、『女子供だから夜は外に出てはいけないというルール』は仕事や生活の上でも守りづらい状況にある人が多い。

学校の部活でさえ、終わって帰る頃には9時過ぎくらいになることは珍しいものではないし、不良でもギャルでも何でもない真面目なそうな学生が9時~10時以降に自転車で帰宅している姿などもざらに見かけるものだ。疲れきった感じのサラリーマンの女性が終電で帰っている風景などもありふれた風景の一つであり、日が差さない夜になったら血に飢えたドラキュラや悪鬼が徘徊するとでもいうようなイメージで、日常生活や仕事・人間関係をこなしている人はまずいないはずである。

個人的には『夜間・早朝の外出』も割かし好きなほうだが、登山のアプローチでちょっとした市街地を夜中に歩いたり、映画館のレイトショーの帰りがけに徒歩でわざと1時間くらいかけて真夜中の道をテクテク歩いたり、ゴミ捨てのついでに早朝の繁華街をぶらついたりもする、夜でも0時くらいまでは結構ランナーやウォーキングの人と擦れ違ったりもするので、『静かな夜・朝の時間帯での運動や感覚の魅力』を感じている人も少なからずいるのだろうと思う。

夜間外出は、大半の成人男性の視点では目だった危険はまずないとも言えるが、無関係な他者からの殺人事件に遭遇するとしたら、年間発生件数からしても相当に運が悪いとしか言いようが無いが、腕力・抵抗力の面で弱者と見られやすい女性・子供の場合には男よりも一段リスクは上がるだろうから、『場所・時間』によっては一人での外出は気をつけたほうがいいのだろう。

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大阪府高槻市の少女殺害遺棄事件:少女の身元不明・猟奇性・殺害の動機不明など不可解な点が多い

大阪府高槻市の駐車場に若い女性の遺体が遺棄された事件。被害者は小中学生くらいの10代の子供と推定されているが、未だ身元も判明せず親からの問い合わせもないのは不可解だ。『無戸籍児・親(養育者)の虐待殺人』等の可能性もあるが、数十箇所の傷・顔面を粘着テープで巻く等が異常・猟奇的でどこかサイコパス的な心理構造を意識させる。

物流センター所有の広い駐車場で、薄暗くて見通しは悪いが、真夜中でも1時間に1回は車の出入りがあり、夜中に定期の見回りもしているという。続報で遺体発見の1時間前に防犯カメラに遺棄に関係したと見られる二台の車が映っていたという。猟奇性を感じる事件で単独犯でないのは珍しいが車の特定ができれば逮捕に近づく。

『遺棄現場の選び方』や『二台の車で現場に乗り付けたこと』が、捜査を混乱させる計算でないのであれば、犯人の遺体遺棄はかなり行き当たりばったりで杜撰なものである。実際、遺棄して二台の車が出て行った30分後には仕事のトラックが現場に入ってきてすぐ遺体が発見されており、30分遅れていれば鉢合わせしていた。

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岩手県の中学2年生の自殺と助けを求める声に返答しなかった担任教師:なぜいじめをするのか?

いじめの話題に返答しない担任の事なかれ主義が間接的に自殺を後押ししたが、自殺するほど苦しい状況で学校に相談してもダメなら休学・転校を考えるべきか。無抵抗な相手に、執拗に虐待を続ける加害者心理も病的だ。

<岩手・中2自殺>校長「いじめ知らなかった」

グループ行動の多い小中学生くらいでは『仲間関係から外され孤立する』だけでも学校に行きづらくなるが、『会えば必ず暴力・侮辱を受ける』といういじめの状況は耐えがたい苦痛や自己嫌悪を伴う。いじめの被害者になりにくい方法があればいいが、結局は加害者になり得る気質・性格を持った人や集団がいるか否かにも拠る。

同世代の思春期の若者が集まれば必ずいじめは起こる面もあるが、『学力・意識・目的・興味が玉石混交な状態』であるほどいじめ(暴力的な上下関係=擬似的な身分)は起こりやすい。中高では学校に来る目的が明確な進学校ほど、無抵抗そうな相手を劣位に置き貶める(嫌がる行為で構う)型のいじめは起こりにくい感じはある。

いじめは、被害者に構わなければならない必要があるわけでもないのに、『自分と関わりたくないと思っている相手に近づいて無理やり暴力で構い続ける』という“自分にやりたい事がない人達”による虚しい犯罪的行為ではある。個人主義の思想・生き方の人にとっては、他に面白い事ややるべき事は無数にあるのに……とは思う。

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『妻が見送りしてくれなかった・もっと妻に構って欲しかった・パワハラで苦悩していた』で自宅に放火した父親の心理

「妻が見送りにこなかった」 大分の火災で容疑者供述

養っている妻子を自分の所有物のように認識し、自分の労働への感謝として『妻の献身・子の従属』を義務的に求める悪しき家父長制の残滓を感じさせる放火事件。家族を守ると支配するを混同した怒り。

妻が見送りに来なかったという理由で放火したというが、根底に『精神を壊してまで働いているのに十分に感謝・尊敬をされていないという被害者意識』や『家族の為に無理して働いているのにその見返りが不十分という不条理感』があり仕事・心理の不調に夫婦関係の冷込みと人生の苦難の責任転嫁が重なったのではないか。

『見送り・出迎え・弁当作り(食事の支度)』などを分かりやすい女性の愛情表現として受け取る男性は多いといえば多いが、それを『妻の義務』として認識し、しないと激怒・罵倒するタイプは『性別役割規範に基づく夫婦関係』から離れた時に、思い通りにならない相手・状況に対して暴力的な逸脱や異常な混乱を起こしやすい。

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一部の若い女性が『キモいオッサン』を狙って盗撮しSNSに投稿!現代の虚しい『ビジュアリティ優先・優越感ゲームの享楽文化』

労働や内面の価値を軽んじる外見・若さのみの価値判断が前景に出た『ビジュアリティ・優越ゲームの享楽文化』は、拝金主義や技術進歩、知覚的快楽が支配的な現代の宿痾か……。

「キモいオッサン」ねらう盗撮が流行! 若い女性が疲れた中年男性たちをSNSで笑いものに

生身の人間が汗水流し働き、他者を支えるマンパワーの評価が、過去に比べ格段に低下し、結果、『勤勉・責任・経験や知性などの非ビジュアリティの領域で尊重の価値評価をされていたオッサンや老人』がカネ以外に価値の乏しい人間として笑いや利用の対象となる、現代におけるある種の人の本性の醜悪さの露見は哀れで虚しい。

若者の『○○離れ・意欲低下』にせよ、中高年の『メンタルヘルスの悪化・自殺や犯罪』にせよ、その背景には労働や内面、努力の価値を適正に評価し人として敬意や処遇、愛情を与えてくれる『非ビジュアリティ・非知覚快楽の領域におけるマンパワーの評価』が欠落しやすい現代の享楽文化・冷笑的な人間性の弱まりの傾向はある。

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千葉県船橋市の18歳少女殺人事件:無知・無経験のままに社会に投げ出される未成年者、しないならしないでも済む悪事

千葉県船橋市で18歳少女が生き埋めにされて殺害された事件は、『家庭・学校・職場などに居場所がなく目的意識もないドロップアウト組の少年少女たち』によって引き起こされた事件であり、『子供の保護・教育に責任を負うべき親(家庭)の不在やネグレクト』とも関係しているように感じられる。

■千葉・少女監禁事件「事前に穴掘った」 容疑者供述

井出裕輝(20)と中野翔太(20)の両容疑者に監禁・暴行を依頼した(殺害許可を与えた)18歳少女は、被害者の18歳少女に『金銭トラブル』などで強い怨恨・殺意を抱いていたとされる。メディア報道では返済されていないとされる借金の金額は10~20万円というそれほど大きくない金額で、金を貸している側が殺害しなければならない理由にはならないだろう。

殺された18歳少女の具体的な家庭環境(家にいたくてもいられないような状況だったのか否か)は不明であるが、高校を中退して特別な資格・技能・就職先・貯金もないままに家出をした時点で、常識的には自活不可能な状況であるか風俗業(夜の仕事)・悪友に取り込まれやすかったり、犯罪に巻き込まれやすい状況に陥ったとも推測される。

ホスト通いで散財していたという話もあるが、友人知人の家に転がり込んだり借金をしてやり過ごす不安定な生活を続けているうちに、高校時代に知り合ったとされる加害者の18歳少女との間に深刻なトラブルを抱えたようだ。しかし、金銭トラブルにせよ異性トラブルにせよ、自分自身が殺されるような危険な状態にあるわけでもないのに、相手を殺さなければならない必要性や理由がない。

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